netfilmsさんの映画レビュー・感想・評価

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ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.9

 ホーム・ビデオに映る無邪気な子供の笑顔、裕福な家庭では優しい両親が彼に語りかける。絵に描いたような幸福な核家族の光景。アメリカ・アーカンソー州の教会、保守的な彼の父親マーシャル・エモンズ(ラッセル・>>続きを読む

貞子(2019年製作の映画)

3.8

 とある団地の上層階、端っこにある部屋ではクローゼットに少女が監禁されていた。恐怖の表情を浮かべた祖父江初子(ともさかりえ)は部屋に灯油を巻き、南京錠で厳格に施錠されたクローゼットに向けてゆっくりと「>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

4.1

 助手席に座った女が1人、気怠い表情で外を見ながら、たばこの煙をゆっくりと吐き出す。彼女とルームミラーで偶然にも目が合わないように、後部座席の女もまた外の景色に目を向けている。2人の間に横たわる心底気>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

 数年前に息子を失ったショックから未だ立ち直れない母親の姿。その表情には深いシワが寄ると共に、深い深い悲しみに覆われている。今作における「オルカ」は、その亡くなった息子の具現化されたイメージだろう。か>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

 滑稽な老人風メイクに扮装した4人組が、銀行でもコンビニでもなく、いかにも何も無さそうな学校へと向かう。かと思うと4人の滑稽な道行きに対し、10年以上もの間、服役していた本人たちが当時を振り返り、カメ>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

-

 金色のガントレットに収められた赤・橙・紫・黄・緑・青の6つの石。その力と一瞬のフィンガー・スナップによって半分消し去られたスーパー・ヒーローたち。その姿は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.1

 ニューヨークの片隅にひっそりと佇む「ファースト・リフォームド教会」では今日もエルンスト・トラー牧師(イーサン・ホーク)が熱心な信者を見守っていた。彼の賢者のような生活は、来る日も来る日も同じ生活をし>>続きを読む

多十郎殉愛記(2019年製作の映画)

3.9

 田舎侍が跋扈する京の夜、そこは新撰組の上陸で血の海となり、見廻組の雰囲気には諦念が付き纏う。この町で清川多十郎(高良健吾)は長屋暮らしをし、悠々自適に下手くそな絵を描いていた。隠居するにはまだ若すぎ>>続きを読む

ヒート(1995年製作の映画)

4.0

 アメリカ・ロサンゼルス。ニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)と彼の手下は、ハイウェイで多額の有価証券を積んだ輸送車を襲う。何事もなく終える計画だったが、新顔のウェイングロー(ケヴィン・ゲイジ>>続きを読む

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.8

 美しき自然に囲まれたアジア1のリゾート地、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ。やり手の女弁護士は、地元の名士に対し強気に出るが、「NO」という素っ気ない答えが。やがてエレベーターを降りた彼女の元に>>続きを読む

星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.8

 手付かずの自然と豊富な資源が眠るアフリカの王国ザムンダ。21歳の誕生日を迎えたアキーム王子(エディ・マーフィ)は、父親のジャッフェ・ジョッファ(ジェームズ・アール・ジョーンズ)国王によって勝手に自分>>続きを読む

ハロウィン(2018年製作の映画)

4.1

 ハロウィンを数日後に控えた10月のある日、TVジャーナリストのアーロン(ジェファーソン・ホール)とデーナ(リアン・リース)は40年前に起きた陰惨な事件の調査に向かっていた。イリノイ州はドンフィールド>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.9

 凍えるような寒さのロシア・コラ半島沖、米海軍の原子力潜水艦「タンパ・ベイ」は突如、遭難した。アメリカ海軍のジョン・フィスク少将(コモン)は統合参謀本部議長チャールズ・ドネガン(ゲイリー・オールドマン>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.8

 父親は息子のことで頭を抱えながら、シリアスにカウンセラーと話し合う。セカンド・オピニオンどころか、複数の受診機関を回りながら、ようやく辿り着いたはずの診療所で父親は神にも縋るような面持ちだが、その姿>>続きを読む

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.8

 1972年4月11日。大統領選挙203日前。FBI副長官マーク・フェルト(リーアム・ニーソン)は今日も、しっかりとネクタイを締めて、スーツ姿で職場へと向かう。ディーン大統領顧問(マイケル・C・ホール>>続きを読む

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

4.0

 1972年6月ある日の深夜。ワシントンのウォーターゲート・オフィス・ビルに5人の男たちが侵入する。通報を受けた地元警官は、5階にある民主党全国委員会本部に侵入した男たちを発見した。彼らは秋の大統領選>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.8

 自身の酒癖の悪さが災いし、男としてのプライドもズタズタにされ、当時の恋人にひたすら罵倒された元大学生の口から出た言葉、「2度と君を失望せないよ」。どんな政治哲学よりも男の信念はこの言葉に象徴される。>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.7

 ハイジャックされたアメリカン航空11便がツインタワー北棟に突っ込んだ忘れることの出来ない衝撃映像。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の後、当時のジョージ・W・ブッシュ米大統領はテロ>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

4.0

 カラフルな大勢のテントが並ぶサーカスの屋台骨、ぎっしり詰まった空間の中、車輪が停まるその音に、ジョー(フィンリー・ホビンス)は一体何度、胸を高鳴らせただろうか?幼き弟はすぐに年齢の近い姉のミリー(ニ>>続きを読む

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.7

 児童養護施設で育った天涯孤独な男の悲しい叫び。1人っきりでラブホテルに泊まった男、単身にはあまりにも広過ぎる殺風景な部屋。生きる希望を失ったサンマン(チャ・テヒョン)は薬をたくさん飲み込むが、簡単に>>続きを読む

君とボクの虹色の世界(2005年製作の映画)

4.0

 クリスティーン(ミランダ・ジュライ)はピンク色の壁が印象的な奇抜で狭苦しい部屋で、モニターTVや拡声器を駆使しながら、精一杯のパフォーマンスを記録する。彼女はアーティストを夢見ながら、高齢者向けタク>>続きを読む

オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.6

 うだつの上がらない男は今日も、男勝りで勝気な女房の電話に頭が上がらない。3歳の娘のためのプレゼントも忘れてしまった。1993年10月8日、広告代理店で重役を務めるジョー・ドーセット(ジョシュ・ブロー>>続きを読む

インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.7

 狭い部屋でも、刑務所の部屋と普通の部屋では大違いだというダルトン・ラッセル(クライブ・オーウェン)の独白。ニューヨーク・マンハッタン、彼をリーダーとする4人の銀行強盗が、パーフェクト塗装サービスを装>>続きを読む

25時(2002年製作の映画)

3.9

 深夜のニューヨーク・ブルックリン。仲間のコースチャ・ノヴォッツィ(トニー・シラグサ)と共に走る車中に犬の悲鳴が聞こえ、タイヤに異物が乗っかる。すぐに外に出たモンゴメリー・ブローガン(エドワード・ノー>>続きを読む

サマー・オブ・サム(1999年製作の映画)

4.0

 1977年NY、ブルックリンは記録的な暑さの夏だった。だが治安も回復した今では考えられない事件に街は震撼していた。若い女性やカップルらが44口径の拳銃やショットガンで銃撃される“サムの息子”連続殺人>>続きを読む

ラストゲーム(1998年製作の映画)

3.7

 塀の高い壁の中、コート上ではシェイク(デンゼル・ワシントン)がバスケットボールに興じている。たった1人のコート、鮮やかにゴールに放り投げる手捌き。その姿を見つめていた主任は、ワイアット刑務所長(ネッ>>続きを読む

ゲット・オン・ザ・バス(1996年製作の映画)

3.8

 黒人の男エヴァン(トマス・ジェファーソン・バード)に連れられた少年ジュニア(ディオンドレ・ボンズ)は鎖のような縄に繋がれ、身動きが取れない。ジェレマイ(オシー・デイヴィス)は満ち足りた表情を浮かべな>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

 ヴィクター・フレミングの『風と共に去りぬ』の名場面、北軍が南軍の拠点を陥落させ、スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)と南部連合旗のクロース・アップで今作は幕を開ける。ボーリガード博士のブラウン>>続きを読む

ガール6(1996年製作の映画)

3.8

 新進気鋭の女優の卵のジュディ(テレサ・ランドル)は多くのオーディションを受けていたが、失敗続き。マネージャーのマーレイ(ジョン・タトゥーロ)からの紹介で、売れっ子監督クエンティン・タランティーノのオ>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.9

 女は今日も悪夢で目覚める。その夢はとても断片的で、夢の中には彼女が出て来るが、はっきりとしたことは思い出せない。夢の中で彼女は口から青い血を吐いていた。クリー人のエリート特殊部隊"スターフォース"に>>続きを読む

クロッカーズ(1995年製作の映画)

4.0

 N.Y.はブルックリン。Crooklyn Dodgers '95のポッセ・カット『Return of the Crooklyn Dodgers』に乗せ、所在無さげに公園のベンチに座った若者たちがHI>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.8

 年端もいかない黒人の青年は、少し年下の彼女の手をぎゅっと握りながら、ゆっくりと波止場へと歩み始める。「怖くないの?」という彼女の言葉を、男は大人びた表情で否定する。1970年代ニューヨーク・ハーレム>>続きを読む

クルックリン(1994年製作の映画)

3.7

 土気色の地面の上を、子供たちが駆け出す70年代ブルックリン。路上に集う人々、「健康な街、清潔な街」という立て看板が掲げてありながら、健康でも清潔でもないわい雑な街。アフリカ系アメリカ人のカーマイケル>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.2

 3人乗りの小さな車は、なだらかな道のりをガタガタ揺られながら、ゆっくりと走る。後部座席では、10歳の少女・千尋(ちひろ)が、花の間から出て来たメッセージ・カードをしげしげと眺めていた。東京から空気の>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.2

 とぼとぼと歩き回るどこ偏りなさげな足取り、主人公・泉谷朝子(唐田えりか)の道行きはそのように形容出来るかもしれない。大阪の淀んだ川辺を歩きながら、カメラは浮わついたガキたちの爆竹の破裂を少し遠目から>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.9

 世界に向けて発信されるVlog映像、固定カメラの前に佇むのは、ステファニー・スマザース(アナ・ケンドリック)というどこにでも居そうなごく普通の女性。文節を区切りながら、決めポーズをとる姿はどこかわざ>>続きを読む

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