まだ映画化途上の、テレビスペシャル第一弾なのに、ゲストキャストが豪華すぎ。
稲垣吾郎は言うまでもないが、いきなりの古田新太に、六平さんに原沙知絵、仲間由紀恵にヒロスエ、伊藤英明。そのうえ谷啓までいれば>>続きを読む
原作は未読だが、作者は同世代で兵庫県出身なので、花登筺の“ど根性ドラマ”は染みついているはず。しかし、そこから、主人公のひたむきさと逆転劇の面白さは残し、見る側を追い詰めないマイルドな展開にとどめてい>>続きを読む
福澤克雄は好きではなかったので、リアタイと録画を行き来しながら観ていたが、キャスティング含め、規格外なドラマだとは思った。考察に興味はなかったけど、5話の冒頭から、これは乃木憂助の冒険の物語だ!なんて>>続きを読む
リアルタイムで視聴しなかったのは、裏番組のせいだったのだろうか?ともかくも、あらためて見通してみて、私好みの要素がてんこ盛りなのに驚く。もう一度最初から観返したい。
前作の『風林火山』は、池脇千鶴が出ていたのでふんわりと観ていたが、今作のアナウンスが始まると、何とも言えない胸騒ぎがした。
宮﨑あおいの朝ドラヒロインは見ていなかった。私の中の彼女は、あくまでも映画女>>続きを読む
たぶん、菊地優子が出ているので観たはずだが、当時放送回数が減っていた“少年ドラマシリーズ”のアダルト版という感じで、ラストシーンにSFマインドが騒いだ。
エンドロールで山田太一の作と知って驚いた。翌年>>続きを読む
「リトル・ランボーズ」や「ナルニア国3」の頃から見知っているウィル・ポールターが、とうとう主演を張るなんて、日本だと濱田岳を思わせる感じ。
主人公に何故かウザめな美女がまとわりつくのは、ヒッチコックも>>続きを読む
昭和の少年だった私が、最初に大奥という史実を知ったきっかけは、テレビで子供でも見られた、東映と関西テレビ制作の『大奥』だった。親以外に視聴制限者のいない時代には、どんなに過激な内容でも、興味ないふりを>>続きを読む
まさか14年も続く人気シリーズになるなんて、この時点では想いもしなかったが、三話までで、このコンビの掛け合いをもっと観たいという気持ちが定着した憶えがある。
男女コンビのシリーズドラマは数々あるが、相>>続きを読む
結婚や日本アカデミー賞受賞を経ての主演復帰作だけに、和久井映見の美しさもピークだが、脚本の龍居由佳里は、『ピュア』では閉じ込めていたヒロインの感情を、今作では終始吐き出させることで、和久井映見の持ち味>>続きを読む
『黍名子中学校校歌』が空で歌えるのも、ヘビロテ鑑賞のおまけだろうが、中学校時代が弁当だったことも、このドラマを羨んでしまう一因た。弁当を作ってくれた母親や祖母には感謝しかないが、みんなで楽しく食べる時>>続きを読む
池波正太郎の原作を離れた第3部から、本格的に中井貴一を座長に据え、自在な展開で魅せるドラマになったと言える。
第4、第5部と、結構血なまぐさいシーンが続いた反動か、今作は、盗み働きや対決シーンの様式美>>続きを読む
万城目学氏の原作は未読だが、脚本が相沢友子と知って、配信で見返した。
『大和は国のまほろば』という言葉を実感出来たのは、仕事でたびたび訪れるようになってからだった。距離は近くても、奈良での仕事はテン>>続きを読む
第一話の冒頭の晴れやかな登場で、現在のファニーフェイス女優のトップに躍り出た感がする、本作のヒロイン・趣里。スター俳優を両親に持ちながら、独自の個性派俳優の道を驀進し始めた彼女に期待大だが、更に大阪バ>>続きを読む
「ひよっこ」であらためて存在感を示した伊藤沙莉に、さらなる可能性をもたらしたのは、あの志村けんとの共演だったと思う。「探偵佐平60歳」は、自己完結がちだった彼女を、共演者との相乗効果で輝く演技者へと引>>続きを読む
原作未読で視聴。競技スキーに賭ける若者たちの群像劇をもう少し観たかったが、ヒロインの出生をめぐるサスペンスに展開が移ると、土屋太鳳の生硬さもストーリーにマッチしてきた。
ラストに痛みが足りなかったかな>>続きを読む
再放送で初めて観た。放映当時、何故観なかったのだろう?だが、初見の感動は後悔を上回り、もう一度見返したいと思う、
TBS版が、一部出演者の不祥事でペンディング状態のようで、ドラマはこちらを観るしかないのだが、内容に相応しいキャスティングで、主演のキャラの違いも楽しめる。しかし、エンディング曲にシナトラって、『空か>>続きを読む
元スター子役の女性弁護士が、謎の男の書いたシナリオに沿って法廷で闘うというコンセプトを、リアルな元子役俳優が演じているドラマ。ytv制作の木曜ナイト枠はシリアスが売りなのだろうが、コメディ回があっても>>続きを読む
エピソード1『青列車の秘密』は初期の原作で、『オリエント急行』の雛形という感じだが、グールドやジェームズ・ダーシーの他、アリス・イヴやロジャー・ロイド=バックも出てきて愉しめた。『オリエント急行の殺人>>続きを読む
校内暴力で荒れた学校(金八先生『腐ったみかんの方程式』)、子どもから親への家庭内暴力(金属バット両親殺害事件)のころから、実は見過ごされていたかもしれない事象を、ドラマに代弁させるだけでなく、ドキュメ>>続きを読む
『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』でも取り上げられた交通事故司法の課題を、被害者、加害者、そして捜査官、それぞれの立場で、フィクショナブルだが解かりやすく描いていた。小芝風花が、『波よ聴いてくれ』のエキセ>>続きを読む
「豪華版全集」が出るタイミングでのドラマ化(しかも公共放送が)にモヤつきはあるが、こういった短編ドラマが、そのときどきの旬なキャスト・スタッフで作り続けられることは、エンタテインメントにとっては有益だ>>続きを読む
主人公の警視庁所属・田川信一刑事が得意とする【かんどり捜査】は、日本の警察ものでは主流というか、地味だがストーリーを追い易く、ドラマ向きなのだろう。『新参者』の加賀恭一郎などが当てはまるが、海外だと、>>続きを読む
エピソード3の「ナイルに死す」は配役も旨みが多いが、なんとエミリー・ブラントは二十歳であの役とは恐れ入った。フォックスとデビット・ソウルなんて、見分けがつかないよ。「炎のゴブレット」のあの人は変わらな>>続きを読む
現実の罪状は未だ判らないが、大河ドラマ『風林火山』で市川亀次郎を知って以来、二枚目ばかりが歌舞伎役者の華ではないと思わせてくれた人だ。とくに十八代目・中村勘三郎の亡き後は、四代目・市川猿之助に期待を掛>>続きを読む
再放送でつまみ観しているが、『華麗なる刑事』や『俺たちの勲章』などの“バディ刑事もの”と、『太陽にほえろ!』型の“群像刑事もの”のイイとこ取りをしながら、肩肘張らずに流し観できるエンタメ性に徹したこと>>続きを読む
最初の地上波放送をなにげに流し観していて、池脇千鶴が出て来ることに気づき、あわてて録画リストに入れた。『風林火山』のお付き合い出演かと思ったら、全体のキーマンとなる役柄で、いつもながら、池脇の作品選び>>続きを読む
1998年の放映時は、リアルタイムで観られる状況になく、ビデオも裏番組を録画していたようで、じっくり視聴する機会を逸したまま2000年代に入った。
そのころ、なぜか、作者の『野沢尚のミステリードラマは>>続きを読む
前作までの喜安浩平から、新たに小林靖子に座組みを代えての第4作目。前後編3時間を、単なる旧家の因果に充ちたミステリー一色でなく、それに抗おうともがく人々の、心の奥底を覗き見る試みに費やしている。
この>>続きを読む
2002年の放映当初は熱心な視聴者ではなかったが、途中で柴咲コウが出ていると判って、録画していた1話目から観直した。いずれ、物語の主軸がキムタクと深津ちゃんになることは予想がついたが、さんまや柴咲、森>>続きを読む
トレンディ大河と評された『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』と、時代背景や登場人物が被って損しているが、本作では、キャスティングの豪華さはもとより、よくも悪くも大河らしい趣きに戻した感じだ。
前半の山場『>>続きを読む
最初の放送時は、連日の連続鑑賞が出来なかった分をシナリオ本で補完していたが、一週間分のイッキ観が可能になって、クドカン的な重層構造のドラマ展開の凄さに、あらためて目を見張るばかり。ヒロイン・アキ(とユ>>続きを読む
前半4話目で、亡妻がグレースと呼んでいた愛車エスハチ(ホンダ・S800)自体の履歴(最初の所有者)が明らかにされる。こういう虚実皮膜は、物語好きというより車好きの夢想だな。
原作を未読で視聴していた>>続きを読む
葛飾北斎とその娘・栄(葛飾応為)を題材にした作品は、これまでいくつか観てきたが、『篤姫』つながりのキャスティングで、逆に、ここまでねばっこく描かれたドラマを見せられるとは予想外だった。長塚京三と伍して>>続きを読む
ディーン様と慶子さま、そして名子役たちのちからで、初週はどうにか乗り切れた感じだが、御維新を越えて、主人公・万太郎が植物学にまい進するという物語だけでは、当然半年は持たないわけで…。
そこで、もうひと>>続きを読む