クリストフォルー

篤姫のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

篤姫(2008年製作のドラマ)
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前作の『風林火山』は、池脇千鶴が出ていたのでふんわりと観ていたが、今作のアナウンスが始まると、何とも言えない胸騒ぎがした。
宮﨑あおいの朝ドラヒロインは見ていなかった。私の中の彼女は、あくまでも映画女優だったし、当時は、趣里さんに劣らぬファニーフェイスの印象で、大河で女の一代記を演じるのは、さすがに荷が勝ちすぎる気がした。
しかし、あのタイトルバックを目にした時、制作陣の本気度が伝わってきた。そして、第1回の前半で子役時代を消化させ、早々と宮﨑あおいを登場させる展開に、見事に惹き込まれてしまった。しかも、堺雅人も一瞬で場を攫うあざやかな登場で、大奥編への期待も高まった。
そして、大好物の佐々木すみ江さんの存在感は、何とも嬉しい!もはや、1話も見逃せないね。

戦国時代や江戸時代など、屋敷内に押し込められていた女性主人公が、歴史の重大事件に関わるなどありえないのだから、どうしたってフィクション盛り盛りな展開になってしまう。上野樹里の江姫は非難の的だったが、宮﨑あおいが演じると、ありえない感があまりしてこないのは、演技力の故だろうか?
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