大一さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.7

思っていたよりもドライブ要素が少ないように感じた。カーチェイスものかと思いきやベイビーそのものにスポットを当てて音楽を主導に映像がハマっていく映画。ベイビーが効いてる設定であってもその境界線がうやむや>>続きを読む

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.0

前作と比べると自分の好みの感じではなかった。そもそも京極さんが強キャラ過ぎてあまり惹かれない。キッドとコナンも最初はもうちょっと対立してほしい感がある。予告やポスターの感じから探偵、怪盗、襲撃の三つ巴>>続きを読む

スウィングガールズ(2004年製作の映画)

3.6

矢口監督作品。
なんといってもコメディでありながら登場人物の成長を描くのが上手い。大まかな物語と最後の演奏シーンしか知らなかったのでなるほどそういう流れで演奏シーンにつながるのか、と納得。実際に楽器の
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映画 鈴木先生(2012年製作の映画)

4.0

ドラマから一気に鑑賞。
これまでにない学園もので、熱血教師が主人公なわけでも問題児だらけの生徒たちが主人公なわけでもなく、平凡な先生と普通の中学生たちが一見なんでもないような問題だったり。ドラマでは扱
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センセイ君主(2018年製作の映画)

3.5

予告の感じで最初から先生との恋愛ものだと思っていたけれど前半はがむしゃらにあゆはが好きな人を探すところから始まる。そこから先生に惹かれどうにか距離を縮めようとする。中身はコメディだが夢を諦めた教師を生>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

4.0

初めてヒッチコックの映画を鑑賞。
始まりのシーンは2人の男女の会話から始まるが特に解説的なものもなく会話から関係性を把握しなければならない。すぐに女を主軸に話が展開し彼女が中心になるとわかるが時代の違
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.8

公開した当時はそこまで引かれていなく、むしろ映画から出てきたお姫様と付き合うコメディ要素がある話なのかと思って見ていなかったが冒頭からローマの休日をオマージュしていたり白黒フィルムの質感を再表現してい>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.6

ジャッジから好きな永井監督作品。原作の漫画とアニメは未視聴で。小松菜奈の魅力というよりも冴えないんだけれど優しくもどこか頼りないおじさんを演じた大泉洋の魅力の方が強く感じた。好きに忠実なあきらの性格が>>続きを読む

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.0

もし現代の社会で日本から電気、ガス、水道が失われたら、の話。個人的に都市部でのサバイバルが好きなので良かった。コメディ要素が強くひやりとする場面やシリアスな展開はあるものの荒廃した社会の怖い部分や汚い>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.2

怪獣という名前や特撮的にアオリから戦闘シーンを映したり、ロボットに乗って戦う設定、そして何よりもヒロインが日本人という設定からギレルモ・デルトロ監督の日本への愛を感じた。主人公だけでなく長官や博士にも>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

ストーリー的にはパーシージャクソンを思い出した。古くからの伝説を求め現代の世界を旅するところが似ていて各地点で謎を解いていく感じは面白かった。主人公のアーサーが海の王者的な立ち位置であるのにどちらかと>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

なんとなくのストーリーだけ知っていてアカデミー賞有力につられ鑑賞。
2人の旅に当時の時代背景や国の関係が絡まり、シリアスでありながらあたたかい気持ちになれるドラマであった。
地域差だったり時代だったり
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

4.0

映画館で久々に見たドラえもん。
脚本を辻村深月さんが担当したり、広告の尾形真理子さんの絶妙なコピーから見たさが高まり鑑賞。opから良くて「ああ、やっぱりドラえもんっていいなあ。」としみじみ。南極大陸で
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

小説でも好きな加賀恭一郎シリーズ。
小説では新参者までしか読んでないから初めて見たのだけれどやっぱりストーリーがいい。単なるトリックだったり刑事や探偵のキャラではなく出てくる人たちの心の捉え方がすごく
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.5

キャラ設定もそこまで改変は感じなかったしストーリーも無理ない感じだとは思ったけど、杜王町っていう名前でキャラも日本人設定なのに街がいちいちオシャレすぎてそっちに目がいってしまう。絶対制服着て歩いてる人>>続きを読む

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

3.8

廣瀬監督の渾身の作品だと感じた。
さよなら歌舞伎町で散りばめた震災後の被災地や風俗で働く人の生き方だったりをもっと執拗にスポットを当てて作られた作品。津波や汚染というものが常に物語の中に食い込んできて
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.6

やっぱり俳優陣が豪華豪華。2になってそこだけにその人使うんだっていうのがすごい。1に比べてエピソードも詰め込んでいて将軍のエピソードと混ぜる必要があったかは少し疑問。真選組動乱篇だけでもボリュームがあ>>続きを読む

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.8

これから死ぬ人がわかる、いわば見た人間の運命が見えてしまう力を持った青年の話。志尊淳の心の入れ替え方とか、全然助けにならないお医者さんとか前にいた同僚の話いる?っていうのとか気になる点はありつつ始まり>>続きを読む

青空エール(2016年製作の映画)

3.7

始まり方から学園青春ラブストーリーのどストレートって感じなのに最後の試合の場面では普通に感動するまっすぐな映画。個人的に志田未来みたいな先輩はめんどくさいと思ってしまうけど全国を目指す吹部は厳しいし仲>>続きを読む

娚の一生(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最近気になる廣木隆一監督作品。
ただただトヨエツがかっこいい。20世紀少年のトヨエツが1番好きだけど、この教授のトヨエツもなかなか。哲学者が関係してるのか言うこと言うこと深く刺さる。自分を大切にしろっ
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.4

こっちはバンバンスプーンを曲げちゃう人の話。人生に悩んだ時突然タイムスリップしちゃう男の話だけれどそのタイムスリップ自体にはタネも仕掛けもない、序盤にクローズアップした手品がお父さんからのつながりであ>>続きを読む

曲がれ!スプーン(2009年製作の映画)

2.5

本広監督のテイストで言えばサマータイムマシンブルースの感じに1番近かった。会話の流れだったり複数人で一つのゴタゴタを解決する感じが同じような進み方だけどテンポだったり一つの話のまとまりとしてサマータイ>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.7

過去に過ちを犯し故郷を離れた男が甥っ子との生活を通してもう一度故郷と対峙し自らの人生を考える。
はじめはリーが無愛想で喧嘩っ早いダメダメな男かと思ったら甥っ子のパトリックに対して何気なく気遣ったりしっ
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きいろいゾウ(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「ガツン」っていうおもしろさではないんだけど見てるとじわりじわりしみてくる感じの映画だなぁ。濱田龍臣演じるだいち君からの手紙とラストのムコさんのモノローグがいちばんいいとこだった。廣木監督の人をキレイ>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.8

ジェームズ・マカヴォイの怪演がすごい。違和感なくケビンという人間が持つ特異な性質を受け入れちゃうのは演技の説得力があるからだと感じた。特にラストのワンカットで演じ分けるシーンは見事。
アニャ・テイラー
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.6

一つのラブホテルを中心に描かれる様々な男女が「さよなら」をする群像劇。韓国人のカップルと家出女子高生の話は良かったものの肝心の染谷将太と前田敦子の話がよくわからない感じになって終わってしまった感がある>>続きを読む