だいすまさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

ようやく鑑賞。

なかなか見応えありの2時間半。
率直な感想は「何が真実か全く分からない」ということ。報道は勿論の事、そもそものソースさえどこまで本当なのか分からない。

知らぬが仏の如く、一層のこと
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

やっとネトフリで配信…

内戦状態となったモガディシュにある南北朝鮮大使館からの脱出劇。
始めは睨み合っていた南北も、さすがに極限状態になればお互い様に。

もっとアクション系でドンパチあるかなーなん
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.2

予備知識無しで鑑賞。
なるほどこういう作品だったのかー、と思いながら冒頭から引き込まれた。

韓国の学歴社会の酷さは今や日本の比では無いと思うし、スカイキャッスルなど大学受験もの的なドラマもあるから何
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.2

原始時代の話かと思ったら違ったけど笑、こういう原住民がメインとなる作品は珍しいかな?

村が襲撃されて捕虜となった主人公が、間一髪で難を逃れて脱走する。中盤からは走りまくりの鬼ごっこの展開で、終始無茶
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冒険者たち(1967年製作の映画)

3.5

男女三人組の友情物語。消えた財宝を探しに向かうが…という内容だけど、うーむ、映画だと纏めるのが難しすぎたかな?
ただ、ニューシネマ黎明期作品としては、昔からの型に捉われないような自由かつ奔放な雰囲気が
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

記念すべき500レビューで本作品、とはなかなかの縁だと思う。


全く前知識なしに鑑賞。

こりゃ難解だわ…のひとこと。

タイトルのように人生訓が前面に出る訳でなし、哲学的要素も薄く説教くさく無いと
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ワム!(2023年製作の映画)

3.8

懐かしのワム!

ジョージ・マイケルは性同一性に悩み続けながらも才能は爆発し、相方アンドリューとの距離は次第に開いて行く。

ラスト・クリスマスをはじめ数々の名曲を80年代リアルタイムで聴いていたが、
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ガチ星(2018年製作の映画)

4.2

ネトフリドラマの傑作、サンクチュアリの監督作だったんだなと、鑑賞後に知った。

思えばサンクチュアリのパイロット版という感じの出来で、うだつの上がらない人生を送る男が、勝負師として化けていく。

何度
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

昨日に続いて新宿テアトルへ。

昔からJAZZ好きという事もあり、ありがたく未だ上映中ということでOdessa鑑賞。

素晴らしかった。映像はもとより、音響も最高で映画館の存在意義を改めて認識した次第
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うまれる(2021年製作の映画)

4.2

衝撃。

イジメによる哀しい事件は後を絶たないが、本作はフィクションの視点から、”理性”というリミッターを外し、もう一段踏み込んだ展開を描いている。

一線を超えた先の世界はどうなるのか。
何がうまれ
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.8

やっぱり高いところは身が縮む思いがするな…

映画館で観たら更に迫力が凄かったことだろう。
若干、素人目にもCGっすよね…と感じてしまうところもあったけと、高所ものとしてはかなりリアルに作り込まれてい
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

4.5

いやー、純粋に楽しめた!
そうか、ザ・タワーの監督なんだ、納得(タワーも面白かった!)

ぶっ飛んでる設定も然り、リアルなのかリアルじゃないのかはさておき映像に力を入れているのは良く伝わってきたし、登
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

漢の中の漢、マ・ドンソク。
そして今回はクールな殺人鬼ソン・ソックとの決死の闘いが描かれる。

漢の中の漢マドンソクの優しさと強さは本作でも健在だ。パンチ一発の重さが一線を画している。
ソンソックの肉
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

昨夏の公開を逃してしまっていたので、漸く観れて良かった…

ストーリーはノスタルジックで良いし、爽やかだしラストはグッとくるし、草薙はシブいし、好感が持てる作品。

ただ「本邦版スタンドバイミー」と片
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

1967年に発生したデトロイトでの黒人暴動事件。これに端を発した白人警官による黒人への暴行と殺人を描いた作品。

グリーン・ブックでも痛感したが、アメリカ国内での黒人差別は凄まじいものがあった。
本作
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成れの果て(2021年製作の映画)

3.0

舞台っぽい作品だなあと思いながら観てて、終わってから調べたらやはり舞台作だった。

内容は、うーむ、失礼ながら安めのドラマという印象。特筆すべき事項無し。
映像も近年良くあるストレートなデジタル撮りで
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中森明菜イースト・ライヴ インデックス 23 劇場用 4K デジタルリマスター版(2023年製作の映画)

5.0

本公演のあった89年4月、私は高1。

その頃中森明菜の人気には陰りが出始めていたように思う。
事実、某男性アイドルとの破局とショッキングだった自殺未遂事件以降テレビで観る機会も少なくなっていったし(
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タイムリミット 見知らぬ影(2018年製作の映画)

3.8

シリアスな犯罪もの。子供達を乗せた車に爆弾がセットされている。どうやって脱出するのか。

犯人からの遠隔指示に右往左往しながら身ぐるみ剥がされて行くスリル溢れる展開。警察が登場してからは誤った情報によ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

Searchの監督繋がりで。
超毒親から逃げる娘の話。気持ち悪さmax。
形は違えどこのように子を所有物として扱う親っているんだろうな…なんて思ったり。
90分なのでサクッと観れるけどその他、特に感想
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

現在パート2上映中という事で、昔から高評価だった本作を漸く鑑賞。

良く出来てるなーと感心の一言。
失踪した娘を探すべく、PCと携帯を駆使した展開が主だが、”脚本が全て”を体現したような飽きさせない作
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.5

イルタスキャンダル繋がりで鑑賞。チョンドヨン主演。

殺し屋としての生き様と、母親としての苦悩。
アクションシーン満載だったが、うーむ、スピード感なのかな、イマイチ乗り切れてないというか…(歳のせい?
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

こんな実話があったとは。。
6人のイラン米国大使館職員を救出する過程は確かにスリリングだが、もっとハラハラしたかったなーという我儘もあり。
人質救出作戦なら、「ホテルムンバイ」の方が圧倒的に強烈だった
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

4.0

公開当時映画館で鑑賞して以来、約17年ぶりに再鑑賞。

9.11でハイジャックされたユナイテッド93便。
情報交錯による管制塔や軍の大混乱、また何とか墜落を防ごうとテロリストと対峙する乗客達の恐怖、緊
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

YouTuberって以前に比べて騒がれなくなった気もするけど、どうなんだろ…

全く売れない女性YouTuberが、変な連中に出会いながら売れて行く話。
その過程で親切にサポートしてくれる男性も現れる
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.5

余命わずかの父親が息子の里親を探す話。

お涙頂戴ものかと思ってたけど、そんな簡単な作りではなかった。
物語は静かに静かに進行する。親子の日常を数々のショットで繋ぎながら、息子と共に色々な価値観を持つ
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クラウズ 雲の彼方へ(2020年製作の映画)

4.2

骨肉腫(がん)を患い、若くして亡くなってしまった音楽好きの高校生の物語。

残された命をどのように自分らしく生きるのか。悲しいストーリーではあるけれど最期まで病魔と戦った青年の姿に胸を打たれた。
また
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.5

本日Netflix配信と映画館にて上映開始の作品。
とりあえずネトフリで鑑賞。

お弁当屋で働きながらとある港町で静かに暮らす女性。
過去の哀しみを背負いながら、それでも卑屈になることなく自分の軸をし
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still dark(2019年製作の映画)

4.1

盲目の青年がふと訪れたレストランで修行しながら料理人を目指す物語。
40分という短篇ながらも、長編を観たような爽快感があった。

「仕事は何をやるかではなく、誰とやるか」という言葉があるが、正にこの言
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.8

刑事と容疑者の禁断の恋。

とある男の転落死から始まり、その妻が容疑者として関わりを持つようになるが…という主題だが、大人の作品という事もあってか、あまり起伏が無い静かな展開という事もあってか、

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詩人の恋(2017年製作の映画)

3.8

詩人の中年男の儚い恋。

売れない詩人の男がふとした事から、恵まれない家庭環境にいる青年と出会う。少しずつ心が揺れ動いてついには身重の妻を捨てて、その青年の元へ行こうとするが…

詩人とは人々の悲しみ
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クズとブスとゲス(2014年製作の映画)

3.0

印象的だったのは、ハゲの熱演とエンディングの長回しくらいか。。
一時期〜2010年代半ばあたりに本作のような半グレもの作品が沢山出たように思うけど、どれもすべからくイマイチのような…

無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.8

漢の中の漢、マ・ドンソク。
攫われた愛妻を救出するため、人身売買組織に立ち向かう。ストーリーは明快かつテンポ良くあっという間に見終わってしまった。
銃どころか武器は一切使わず、常に腕一本で勝負する漢の
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裏切りの街(2016年製作の映画)

3.8

ヒモ生活しているフリーターと専業主婦が出会い系サイトで知り合う話。
前半はなんて事無い浮気ストーリーだけど、中盤からぐいっと展開する。あー、こりゃ面倒だな…と。

嘘には自分を守る為のもの相手を守る為
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ミンボーの女(1992年製作の映画)

3.8

日本映画専門チャンネル 伊丹十三特集より

大学生の時以来、30年ぶりに鑑賞。大体ストーリーは覚えていたけど、改めて観ても変わらず面白い。
ヤグザまみれのホテルを救うべく立ち上がる従業員と弁護士の話。
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どこへ出しても恥かしい人(2019年製作の映画)

3.5

友川カズキというシンガーソングライターを初めて知った。70年代から活動していたらしい。
この人の生活は歌を唄うか、酒飲むか絵を描くか、競輪しているかのいずれかなのだが、あまりの無頼っぷりと自由さに羨ま
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

見逃していた所、再上映やっててラッキーだった…

タイムリープものは数多あれど、一つの職場環境が丸ごと…というのが面白い。つまり同僚皆がタイムリープするのだけど気付くタイミングがバラバラなのは何となく
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