だいさんの映画レビュー・感想・評価

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葛城事件(2016年製作の映画)

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保が公園でタバコを吸い、その吸殻を地面に捨てて去った後、またその吸殻を拾いに戻ってくるシーンが印象的だった。保にとって本当に生きづらい世界だったのだと思う。
保も稔も別の環境で育ったら、こうはならなか
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

家族も友人も天気すらも、全て作り物だったと知ったとき、トゥルーマンは何を感じたのだろうか。初めて島から出ようとしたときに、番組側はあらゆる手を使い阻止した。自分だったら、そこで脱出を諦めてしまうと思う>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

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電車に乗るみどりと慶多の顔に、一切光が当たらなくなるシーンと、ゆかりが慶多の心細さに気づき、抱きしめてあげるシーンが印象深かった。子供を交換することは、慶多や琉晴の人生はもちろん、その両親や琉晴の兄弟>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

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「自分の人生は他人に喜びをもたらしたか」、と問いに対して、首を縦に触れなかったカーターが、モーガンのお葬式で、「我々は互いの人生に喜びを見い出しあった」と言ったのは、とても大きな変化だと思う。
以前の
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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マキオはトモヨを救っていたし、トモヨも高校生を救っていた。けど、マリコのことは救えなかったように、どんなに好きでも、助けられない人がいるというのが現実だと思う。マリコのためにしてあげられることは、あれ>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作を観てなかったというのもあり、色んな人の解説を見て、やっと少し理解できるようになった。自分の価値観や現代の感覚では、共感できないシーンも多い。
なぜここまで二人が惹かれ合うのか、客観的には理解でき
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あんのこと(2023年製作の映画)

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好きな仕事や、信頼できる大人、行きつけのラーメン屋、愛することのできる存在などを、杏が一つずつ失っていく様が本当に辛かった。救われない。全てを失ってしまったように思えるかもしれないが、それでも杏が残し>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

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煙草を吸いたい人に対して、吸わないことのメリットを説くのも優しさだが、何も言わずに煙草を差し出すことも優しさである。優しさには色んな形があることと、正しさにこだわることは時に乱暴であることに気づかされ>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

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ルビッチがたとえみんなが信じている常識であっても、自分の目で見たものだけを信じるという姿勢を一貫しているのが良かった。スコップのキャラクターとブルーノの紙芝居も好きだった。
ローラがルビッチに対して、
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

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聖と俗、保守と革新などといった対立や、人種、出身などによる境界を、デロリスがいとも容易く越えていく姿が印象的だった。修道院の周りの物理的な壁を無くしたように、歌を通してあらゆる境界を乗り越えている。>>続きを読む

図書館戦争(2013年製作の映画)

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正論は正しいが、正論を振りかざすのは正しくない、という堂上の言葉が印象的だった。
犯罪に至った人がいたときに、その人の嗜好に犯罪の原因を求める考え方は、現実でも見られるけど、そこに至ったのには様々な要
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

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自分のために本気でランボーと言い争ってくれるショーンや、自分の幸せを本気で願ってくれるチャッキーの存在に、ウィルが気づいてくれて良かった。
ショーンの「大切な人だったらどんなところも愛おしい」という話
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ミッシング(2024年製作の映画)

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沙織里と豊の思いを100%でわかってあげられる人はいないけど、最後に宇野が協力を申し込んでくれたことは、2人にとって大きな救いになると思った。
沙織里がSNSから離れるべきなのに、有力な情報を探したい
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

タイラーは、生きる目的を息子の死とともに失ってしまったため、誰かを救うことに生きる意味を見出している。
タイラーのような強さがあっても、息子の病気は治せないし、救ってあげられなかったということを実感し
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万引き家族(2018年製作の映画)

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どうやって繋がっているのか分からない、作りかけのパズルみたいな不安定な関係ではあったが、六人は確かに家族だったと思う。彼らの繋がりを見て、親が子どもにするべきことは、疑う余地もないくらいの、大きな愛情>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

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走馬灯のように、過去の記憶が鮮明になる描写が印象的だった。
オヴィがどうやったら幸せになれるか、色々考えたが結論は出なかった。けど、タイラーが一度も見捨てようとせず、命を懸けて守ってくれたという事実は
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アニメのダイジェスト版だから、アニメとオーディオドラマ観てからじゃないと混乱する。アニメ版では描かれなかった、小戸川のその後を知れて良かった。デートの時に白川が助手席に座るシーンも良かった。
小戸川が
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(2023年製作の映画)

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家康とか秀吉みたいな、賢くて頭の回転が早い人が生き残るんだなと思った。
命懸けみたいな表現は現代でも使われるけど、家臣や周りの人間のために自分の腹を切るなんて、自分には到底できないと思った。
時々聞こ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

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夢を追っている最中に、たとえ失敗しても、自分を見捨てないでいてくれる存在は本当に貴重だと思う。無い船を担保にお金を借りたり、仲間や家族に不義理を働いたりした、言ってしまえばろくでなしのバーナムを、そば>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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キャプテンや小泉、映画部のような何かに熱中してる人たちと、本気で頑張っているものがなく、適当に進路を決めたり、なんとなくバスケで遊んでいる人たちが対比されていて面白かった。
桐島はなんとなくバレーをや
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分がやりたいことをするというのは、自分が着たい服を着るというのに似ていると感じた。結局その人の人生はその人のものでしかないから、着る服や履く靴、大切な決断も、全て自分で決めるしかないと気づかされた。>>続きを読む

ラッシュアワー(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

カーターの陽気で無鉄砲な性格が好きだった。友達になったら楽しそう。
今から敵のところに突入というときに2人で踊り出したり、最後リーが死にかけているのに、カーターがお金くすねたりするところも含めて、いい
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

卒業式を前にして盛り上がるクラスの空気にうまく馴染めない、作田と先生に共感した。クラスに何十人もいると、自然と川の流れのようなものができて、ただ立ち止まっているだけでも、その流れに逆らうことになってし>>続きを読む

陪審員2番(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分の罪を認めずに隠したことで、のちに大きな罪悪感を抱いて、後悔してしまう経験は誰しもあると思う。この映画では、結果的にサイスに罪を擦り付けてしまっていたが、もし自分が同じ状況に立ったとしても、同じよ>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

藤野が自分の描く絵は普通だと気づき、小さな教室の唯一無二の存在から、大きな教室の目立たない存在に埋もれてしまう描写に引き込まれた。
また京本が藤野の存在に頼りきっているのではないかと感じ、自らあえて離
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