フィッシュアンドフライさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

フィッシュアンドフライ

フィッシュアンドフライ

映画(325)
ドラマ(0)
アニメ(0)

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

1962年のアメリカの話でした。ジャケとなんとなく作品の名前で避けてたんだけど、やっぱり見た目で判断するもんじゃないよね。っていうことも含んでいる今作でしたが、本当に素晴らしい作品でした。人が移り変わ>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

ベイビーベイビーベイビーベイビー。鬼可愛い作品でした。あどけないベイビーの様子に飽きない2時間でしたね。車と強盗と音楽とアメリカンダイナー。明日の朝はダイナーに寄りたくなるそんな作品です。コーラ飲みた>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.6

たしかにこのミスとかの本の物語としては読み応えがあって良さそうだね。わりかし長い映画なんだけど、なんだろうややぶつ切り感があってミステリーとしてはまあこんなものかなあという感じ。かと言って官能的なとこ>>続きを読む

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.6

現在でも児童妊娠は世界的にも問題になってるよねえ。何も知らない小さな子供に大人のエゴで何かをさせるってのはほんとに見てて嫌になる。だから結婚式のリングボーイとかも、気持ちがうぅってなっちゃうのよね。と>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.9

ファンタジーロマンスだけど、リアリティロマンスの中で大切にしなきゃいけないことが分かるいい映画ですね。男にとって相手の気持ちを考えるってのは1番難しくて、できないことを認めたくないんだよなあ。女性のき>>続きを読む

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.8

表情や風景に余白があって、そこに見える時間の隙間みたいなものの中に美しさがあると思います。何度見てもいい映画だなと思うし、この作品は好きだなと思います。親子とか兄弟とか男と女とか人と人との関係にはあた>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.7

ダークナイトの続きで鑑賞。前作のような細やかさはなかったものの、見てて興奮するし楽しいね。演者陣の違いはあるのかも。どんでんとまではいかないけれども返しくらいはあって最後まですらすら見れました。今後の>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

3.9

以前見たと思うけど再度の鑑賞。SFという巨大なマンモスを見ているような演出がありながら、地を這う小さな蟻の表情も楽しめるそんな細やかで大胆な映画だと思います。楽しめた。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.9

なんとなく気持ちを整えて観ようとしていたところだったけど、案外さくっと。出来レース感もやや感じたものの、この物語の真意的なところに関しては素晴らしいことで、それぞれがそれぞれの正解に向かって進んでいく>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.5

いや、けっこう好きですよ。この手の類の作品は。でもやっぱりモザイクが、本当に邪魔なんだよね。欠落してる感じがして、だめだわ。猟奇的な感じも好きだし、筋通ってるとこも好きだし、自分が籠をつくって中に住ま>>続きを読む

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.8

序盤はどっちかというと嫌いな感じの滑稽な画が続くんだけど、終盤の追い込みっていったらこんな加速度ありますか。号泣ものですね。家族ってものに一石投じたいとか斜に構えてたりとか、純粋に愛に飢えてる人とか、>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

3.7

冒頭のSAMEBLODの黒塗りに浮かぶ文字がなんとも言えない押しつけられるようで物語そのものを表現してるようだった。はずかしながら自分の知らない世界の話で、サーミ人の歴史について描かれた作品でした。サ>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.8

いやぁ最後痺れる。短い作品だし、わりと断片的に映像を切り取ってて、余白を大事にしてる作品なのかなと思いました。とにかく洋服が鮮やかですごく魅力的でした。インド行きたくなったし、すぐインドカレー屋調べた>>続きを読む

Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.9

最後のシーンのララが美しかったことは言うまでもないね。人はそれぞれ背負っているものが違って、何を背負っているかなんて周りの人達は知らないわけで。周りが知りたくても、知り得ないこともあるわけで。本人が気>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

隣で見ていたSF好きの親父が一言、いい映画やなあ、と。この作品はいつの時代にもどの年代にも色褪せることなく残る作品じゃないかなと思います。ブリティッシュ感ってほんと素敵だなあ。すごく丁寧で、柔らかくて>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

途中寝ちゃったが、そんな感じで見ても許される作品であろうと前置きから。ちょうどファーストテイクでデフテックのマイウェイ聴いた流れでこの作品か。絶妙だったと思う。人と人との空気感とか醸し出す雰囲気とか。>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

うーん、なんというんだ。サイコパス系作品だね。文化と宗教の違いってもんをもっと勉強しなきゃだなあ。展開は割と予測できる感じで思い通りになっていく気持ちよさもありつつ、本当に思い通りになるんだっていう気>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.3

実際の事件に着想を得た作品ってことで、2014年にあった事件なんだね。手ぶれするカメラワークとか周りの環境音とか濁った空気感を強く表現してたなーって。とぎどき入る妙に不自然な自然な会話が怖かったなぁ。

シャフト(2019年製作の映画)

3.6

うえーい。ウェイよおって感じ。昔どっかに書いた気がするけどストロングゼロみたいな映画だわ。この前飲んだらめちゃまずだったけど、爽快って意味では。バーに行きたいのとモックネック着たいのとなにより車停めて>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.6

グチャグチャしてんだけど楽しいじゃん。とにかくシャワー浴びさせてあげたいって思いながらの鑑賞でした。いくつかの話が組み合わされててわかりづらいんかなーと思ったら裏でちゃんと繋がってて、短い時間の中でサ>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

こんなにありのままを映し出す作品に出会うこともそうないのだろうと思う。フィクションとはいうものの、そこに描かれているのは生身の血の通った現実的な問題であるし、まさにいま世界で起こっていることであるなと>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

陰と陽、聖と俗。常に両者は表裏一体でどちらがどちらになるかはわからない。シリアスな場面もきちんと描かれている一方でコミカルな演出も挟んであって、2時間飽きることなく見ることができた。最近の不時着や梨泰>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.6

かっこいいって正義だなって。正義じゃないことしてんだけど潔くて清々しくてぽっと笑える。ポップな映画でしたね。この実話を重く映すことも軽やかに映すこともできた中でこういう着地になるんだなぁと思いました。>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8

圧倒的な全能性。ひとついえるのは、まったく違う価値観を持つもの同士の話し合いってのは大切ということですね。自分が自分でなきゃ意味はないよな、ほんとに。常に相手が知らないことをぶつけることができたら、そ>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

まず茶道でASMRしたらすごいいいんじゃないって思ってしまったシステムに取り込まれたような感覚を持ったことが少し悲しかった。書きたくなかったが、これも今の自分の感覚として残しておこうと思う。人生一旦思>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

よく考えれば、コロナ禍での初映画だ。余分にふくんだ空気が優しくぼくたちを包み込んでくれるそんなあたたかな作品。あの頃見たときは、そこに咲いている花なんて興味がなかったんだけど、この作品ってたくさんの花>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

人は脆いし死ぬ。こんなこといま普通に生きていても感じないことだけど、恐怖を感じるってことは大切なんだろうな。それを認識しながら生きることとそうでないのでは生きることへの向き合い方が違うだろうね。自分が>>続きを読む

マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.6

ディズニーが作ってるのって映画じゃなくて時代へのメッセージだ、なんて感じちゃうほど美しい。生き物が生き生きしていて表情が多様で優しくて、素晴らしい作品だね。ただどうもマレフィセントのツノってヌーを思い>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.4

ウィルスミスってやっぱりかっこいいよな。ウィルスミスだけで作品作っちゃってるわけだから魅力的よ、ほんと。当たり前だけどウィルスミスが何人いてもなんの違和感もないその技術ってのはすごいね。こうなってくる>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.3

前作はテレビでチラッとみたくらいの感じで今作を鑑賞です。わたし的にはやっつけ仕事みたいなシーンや展開が、多々見られて、人間関係のなんたらも途中入ってくるのでホラーなのかヒューマンなのかなんだかどっちつ>>続きを読む