KOさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.1

演劇的。
さすが根本宗子。
近年あまり出会えることが少なくなってる会話がとても面白い邦画。
最近の邦画は何でこういう作品が少なくなってきてしまってるんだろ?

倍速で映画を観るジャンクな感性しかもち合
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夜明けの詩(2021年製作の映画)

2.0

眠らせるためにこの映画を撮ったんですか?と思うほど終始アルファ波が流れていた。
喋ったかと思うとお経だし、沈黙で伝えたいことが薄いしすべてのシーンがもってない。
ただただ壮絶な過去を持ってる設定なだけ
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の方へ、流れる(2021年製作の映画)

4.0

人間の感情の中で「好き」という感覚ほどいい加減で信用ならないものはない。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

心の話。
池松壮亮でないとこの映画は成立しなかったと思う。

「幸」から横棒を一本消せば「辛」になる。
幸せと辛いはいつも隣り合わせ。
現代でお茶の間に流れている仮面ライダーの姿というのは、まさに本郷
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そばかす(2022年製作の映画)

4.3

運命までをも超越したところにある感性のようなものが重なる瞬間を相手に追い求める女の恋愛と日常を切り取った物語。
30目前の女というのは芝居の世界でも現実の世界でも本当に面白いし、そこをエンタメとして描
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.4

あの…何も聞かないんですか?

何を聞くの?なんか聞いてほしかった?

いやそういうわけじゃないんですけど、気になりませんか普通?名前とか年齢とか目的とかどんな人かわかんないのって不安じゃないですか?
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戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH(2009年製作の映画)

1.0

記憶にも記録にも残る本当に素晴らしい映画でした。

クリティカルヒッツしすぎて笑えたけども、まさかの柳楽くんの大根演技が一番のホラーでした。

本当に出会えて良かったです。
短い時間でしたけどもほんと
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真白の恋(2015年製作の映画)

4.0

エンドロール直前のラストカットの切り方が秀逸。最後の犬の散歩をしている真白の表情を観て救われた。

富山の景観も素晴らしく、登場人物がみんなそこに根付いた住民と化していた。

真白の一挙手一投足がとて
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夢半ば(2022年製作の映画)

2.7

いまさら3ヶ月前に観た映画のこと…

今撮りたいモノは何なのか。
そんな、映画監督ならば誰しも抱くような葛藤をまさにそのまま本人が「いまこんな感じです」っていう風に映像に残してみた。という映画。
この
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

2.9

「人は朝起きてから夜寝るまで9000回何かを選択している」

私はなぜこの映画を観る選択をしてしまったのだろう。全シーン説明的すぎる。やっぱ神木隆之介は主演俳優ではなく、端役の方が光ると思う。

その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.3

その手に触れた瞬間、今まで抱いていた感情、思想が嘘のようにひっくり返ること…あると思います。
感情は生モノであり、方向性の違った宗教に過剰なほどのめり込む少年の感情を変えたのは、言葉ではなく人の手のぬ
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辻占恋慕(2020年製作の映画)

4.0

脚本よい◎

「小劇団で役者やってるんですけど、色んな仲間の張りつめた糸がプツンと切れる瞬間を見てきたんです。私がこんなこと言える立場じゃないと思うんですけど、あの子とうの昔に限界迎えてたんじゃないか
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GO(2001年製作の映画)

5.0

5回目ぐらい。
やっぱり好きで観るたび原点にいつも立ち帰らせてくれる稀有な東映配給の恋愛作品。

「名前ってなに?バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま。」

「しっかり見てろ。
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

4.0

地獄のような週末を乗り切って迎えた運命の月曜日。サンドラの最後の決断は人間のあるべき姿そのものであり、彼女のような物差しでモノを見れる人間はほんとに美しい。
彼女のこれから歩む道に美しい景色が広がって
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ニシノユキヒコの恋と冒険(2014年製作の映画)

3.5

レビューサイトで酷評されまくってる意味がわからん。

映画そのものに結論を求めるのではなく、鑑賞者の創造力でその作品はいくらでも膨らんでいく。

大多数の日本人はインスタントラーメンのようなジャンク映
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とべない風船(2022年製作の映画)

4.1

東出くんの悲壮感◎
運転しない三浦透子◎

脚本△だけど、すごく好きな作品

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.3

考えたんですけど…。もういない人に会うには自分が生きてるしかないんじゃないでしょうか。あなたの思い出の中の大事な人と、あなた自身を大事にしてください。