あっきーさんの映画レビュー・感想・評価

あっきー

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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

5.0

公開初日に続いて2日連続鑑賞。昂る気持ちを抑えつつ感想を。

リドリー・スコットの衰え知らずな監督ぶりに圧倒される。逆に昔の作品の方が落ち着きを感じるほどで、本作のぶっ飛び感がすごい。壮大なスケールと
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Apple Original Films『ウルフズ』(2024年製作の映画)

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映画館でやってくれたら、極上の時間を味わえただろうな…。公開中止がとても惜しい、ノワールコメディ。

ジョージ・クルーニーとブラット・ピット、なんだかんだこの2人がいるだけで映像が華やぐし、安定感があ
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ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

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公開中の『レッドワン』が上映スケジュール合わなくて観れず、それならばと家で本作を鑑賞。

ロマコメとアクションを合わせた、少し懐かしい感じもするエンタメ作品。アナ・デ・アルマスとクリス・エヴァンスは3
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ウィル&ハーパー(2024年製作の映画)

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ロードムービーの名作コレクションに加えたい映画。ドキュメンタリーだけど、ロードムービーの良さが詰まっている。

61歳のハーパーと、50代後半のウィル・フェレル。この年齢、そして27年来の友人同士とい
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トラップ(2024年製作の映画)

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今までのシャマランらしさも、今までにない新しさも兼ね備えた作品。

ライブ会場というスケールの大きさと、密室劇としての緊迫感の共存が、映画としての楽しさを増している。後半は思わぬ人物にスポットが当たり
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インサイダー(1999年製作の映画)

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1年に一度は観たくなる映画。マイケル・マンの硬派な演出も、アル・パチーノ×ラッセル・クロウ×クリストファー・プラマーの演技も、神がかっている。

前半のシーンでアル・パチーノとラッセル・クロウが車の中
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

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リドリー・スコットによる骨太な実録ドラマ。史劇やSFでなくても、劇中の時代の世界観を作り出すのがやはり巧い。ベトナム戦争中のアメリカ社会、ハーレム、場面は少ないがバンコクの町やジャングル奥地のアヘン畑>>続きを読む

ハプニング(2008年製作の映画)

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冒頭から間髪入れずに災害が発生する、その潔さが良い。これだけ規模の大きな災害が起こるのに、映画の尺としては91分というシンプルさ。劇中でも言われるが、自然界には人間には説明できない大きな力があるという>>続きを読む

レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年製作の映画)

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ずいぶんと前に鑑賞し、個人的にハマった作品を再鑑賞。シャマラン監督流のファンタジーが楽しい。

まずこの映画の好きなところは、大人が本気でおとぎ話の内容を信じて、話の通りに実現しようと奮闘するところ。
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

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怖さだけでなく人の温かさも感じられるデイヴ・バウティスタ演じるキャラクターの登場で不穏な空気感を出しながら、間髪入れずに本題に入っていく冒頭が見事。

訪問者である4人の背景について想像させたり、選択
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ヴィジット(2015年製作の映画)

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いつもはヒッチコックやデ・パルマのごとく、緻密な画作りにこだわる印象のM・ナイト・シャマラン監督が、今回は全編POV映像で送る本作『ヴィジット』。

意外とキャリアを見返すと、真っ当なホラー映画って『
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

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まさか「アンブレイカブル」のその後が描かれることになるなんて。しかもジェイムズ・マカヴォイ主演「スプリット」とも世界線を共有。シャマラン監督流のスーパーヒーロー映画完結編。これを映画館で見逃したことだ>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

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子どもの頃に観た時は、本作の良さに気づけなかった。今再鑑賞して、シャマラン監督作品の中でも上位、そしてブルース・ウィリス出演作の中でもベストアクトの一つだと思っている。

デ・パルマ感もある、冒頭の列
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2度目のはなればなれ(2023年製作の映画)

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名優2人が歳を重ねた今の姿、そして全身での表現をカメラが捉える。誠実に俳優の身体や演技と向き合う撮影が素晴らしい。

マイケル・ケイン引退作ということで、今まで数々の作品を通して魅力的なキャラクターを
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

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素晴らしかった。

前作の解体に臨む、トッド・フィリップス&スコット・シルバーによる脚本。ある意味で正統な続編、いや前後編とも言える親和性を持ち、一方で観客の予想を裏切る物語の運び方がすごい。

全体
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

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アメリカの1970年代風テレビトークショーの、ノスタルジックな雰囲気がたまらない。画面に走るノイズや、収録スタジオの雰囲気、人物のヘアスタイルやファッションに至るまで。

ホラー描写よりも、司会者とゲ
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

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手放しに称賛することを躊躇するくらい、現代のアメリカと世界が陥りかねない事態を圧倒的リアリティで描ききった本作。

観客を真っ只中に放り込む音響、終盤の軍事作戦が行われるシーン、強烈すぎるジェシー・プ
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

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ちさまひのオフ感と、アクションシーンのオンのバランスが、シリーズの中で最も良かった。どっちの需要も満たしてくれる。

そして池松壮亮さんが素晴らしい俳優なのは既存の事実だが、超絶アクションまでこなした
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ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

5.0

ティム・バートン監督とマイケル・キートンが再びコンビを組み、あの名作『ビートルジュース』の続編を作る!そのニュースを見て以来ずっと楽しみにしていた本作。

2024年に、こんな手作り感が溢れ、キャスト
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

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立ち上がって拍手したくなるほど、最高にクールでスパークしてた✨正統派エンタメとして、王道を丁寧にやりきった快作!

アニメということで、正直観る予定はなかったけれど、評価の高さに後押しされて鑑賞。結論
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とりつくしま(2024年製作の映画)

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東かほり監督の温かな眼差しと、大事に演出されている言葉が、心に染み渡る。
モノを"とりつくしま"として、そこに宿る想いの数々。生活の中でモノに対する見方が変わるし、人と同じくらい大事にしたくなる。
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ヒットマン(2023年製作の映画)

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リチャード・リンクレイター監督らしい軽快なコメディ。これが事実を基にしているというのが驚き。ちょっとおかしなところのある人間の話を、ユーモラスに、かつ切なさも織り交ぜながら描くのが巧い。

声に出して
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

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『僕はイエス様が嫌い』が大傑作だった、奥山大史監督の待望の新作。子どもたちの純粋だが時に残酷な視点で、あるひと冬のフィギュアスケートとの出会いと、大人たちの人間模様を描く。

叙情的な映像美が素晴らし
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バケーション・フレンズ2(2023年製作の映画)

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前作よりアクションも加わってスケールアップした続編。今回の目玉は、なんといってもスティーブ・ブシェミ!

おバカさに笑って、友情に心が温まる、ポジティブコメディの良作。続編でもジョン・シナの魅力全開!

バケーション・フレンズ(2021年製作の映画)

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新作『ジャックポット!』を観て、もっともっと良い人キャラのジョン・シナが見たいと思って出会った、隠れた良作。

バケーションだからこそハメを外したくなるのも分かるし、日常生活に戻って冷静になってから、
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ジャックポット!(2024年製作の映画)

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ジョン・シナとオークワフィナという組み合わせが楽しい本作。ちょっと下品なところもあるけど、良心に溢れるジョン・シナが最高でラストなんだかほろっとさせられる。元気をもらえるコメディ。

フォールガイ(2024年製作の映画)

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映画の真の立役者でもあるスタントチームへの熱いリスペクトと、キャスティングの勝利!爽快な娯楽作品だった。

まず冒頭の、ライアン・ゴズリングが真っ逆さまに落ちていく場面の長回しからすごい。そこからクラ
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

4.8

まさか『ツイスターズ』でこんなに泣くとは…。主人公の心情に引き込まれて、クライマックスの胸熱展開に大泣き。

全体的には王道アメリカ映画で90年代の雰囲気、でもキャラクターや価値観的な部分は良い意味で
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

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私はもう『インサイド・ヘッド』に対して涙腺崩壊しているので、今回もあのテーマ曲が聞こえた瞬間からボロボロ泣いてた。
(なので周りに人がいない、前の方の席を確保!)

13歳になったライリー。
前作も成
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

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やってくれた。
最高だったけど、これから観る人のために何も言えない。

00年代の思春期を、映画館でハリウッド映画を観て育った者からしたら、感動の嵐。いろんな大人の事情で、軽んじられた人や作品に対する
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ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命(2023年製作の映画)

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劇場での最後の上映回にすべりこみセーフ。映画館で観て良かった。

世界で戦争が起きている今、胸に迫るものがある。劇中で主人公らが、自分たちは普通の人だと言う。そして普通の人だからこそみんな救いの手を差
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

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古き良きアメリカ映画という感じで、真新しさはあまりないけど安心して楽しめる作品。映画でよく出てくるけどNASAのコントロール室や、壮大な打ち上げ場は見ていてワクワクするし、性格が正反対の2人のロマコメ>>続きを読む

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

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ノンストップで最後まで男女3人のドラマに釘付けになり、鑑賞後には今までにない爽快感と疲労感を味わえる、なかなか他にはない映画。

チュロスなどあからさまなモチーフに思わず笑ってしまうも、演出が抜群に巧
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メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

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ある出来事や人間の感情を「物語」と捉えた時に、そこに真実や理由を求めてしまう。ナタリー・ポートマン演じる女優も、探偵のごとく何かを見出そうとする。でも本当にそんなものあるんだろうか?

登場人物の心の
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

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米国対ロシアの対立を描くよくある善悪の展開だけではない、観ていて嫌な気持ちにならない良質なエンタメ映画。

潜水艦映画といえば、閉鎖的な空間で息苦しく感じるものだけど(そんな極限状態におけるドラマがも
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ジオストーム(2017年製作の映画)

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現実逃避しながら没頭できる映画が観たいと思い鑑賞。ジェラルド・バトラーが暴れ回るパニック映画かと思いきや、兄弟愛で押してくる胸熱映画だった。しかもその相手がジム・スタージェスだからたまらない。それに加>>続きを読む