あっきーさんの映画レビュー・感想・評価

あっきー

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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

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オープニングから素晴らしい。前置きもなく、島に流れ着いたロズが目を覚ますところから幕が開く。打ちつける波しぶき、嵐の空。自然描写のディテールと見事な音響効果により、瞬間的に引き込まれた。

人を助ける
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

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『イン・ザ・ハイツ』に続いて、伝説的なミュージカルの映画化を託されることになったジョン・M・チュウ監督。豪華絢爛な画面とキャラクターの深掘りは期待に応える出来栄え。

ミュージカルの上演時間にほぼ匹敵
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

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祝・アカデミー賞受賞!
授賞式前日に鑑賞し、これが作品賞を獲ったらすごい偉業だなと思ったらまさにその通りになってしまった。しかもショーン・ベイカーが監督・脚本・編集賞、そしてマイキー・マディソンが主演
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

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ショーン・ベイカーのアカデミー賞受賞祝いで再鑑賞。前に観た時よりも心に刺さった。

後半のあるシーンで、ウィレム・デフォーが「その洗濯機あとで直すから」と声をかけるところがある。その直前の出来事で自分
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

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これまで『ウォーク・ザ・ライン』『3時10分、決断のとき』『フォードvフェラーリ』の傑作3本を作り上げたジェームズ・マンゴールド監督は、自分にとって現代最高の映画監督の1人。再び音楽映画を、しかもボブ>>続きを読む

ブルータリスト(2024年製作の映画)

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暗闇で目覚めた主人公が人混みをかき分けて進んでいく。この時点ではどこにいるのか分からない。そして明るくなり、彼が新天地に到着したことが分かる。作品世界に引き込まれる見事な幕開け。
しかし、新たな世界の
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ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた(2022年製作の映画)

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きっと自分の好きなタイプの作品で、ある程度の期待を満たしてくれるだろうと軽い気持ちで観てみたら、それを遥かに上回る想像もしない境地へと連れて行ってくれる映画がある。本作がまさにそれ。

序盤は、見慣れ
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

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アルモドバルらしい、アーティスティックで情報量に溢れた画面から伝わってくる心の機微。それは相変わらずなんだけど、今回はティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアという、2人の名優に寄せる全幅の信頼が感>>続きを読む

リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

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登場人物と共に体験する、心の痛みに向き合う旅。映画を観た後に振り返ると重層的で深みのあるタイトルだし、劇中でのタイトルの出し方もすごく好き。

キャラクター設定が秀逸で、誰もがうっすらと心の中によぎる
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

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劇場では初鑑賞。
圧倒的な演出力で、スクリーンの中に入り込んで巨大ザメと対峙する2時間。自分もひとつの冒険を終えた気分。

シネマスコープの横長な映像は、どこを見ても面白い。特に前半、町がメインの舞台
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フローラとマックス(2023年製作の映画)

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『Once/ダブリンの街角で』以来、毎回新作が楽しみで、しかも良作しかないジョン・カーニー監督作品。

毎回そうだけど、音楽が作られていくシーンの多幸感が味わえる。
別れた元夫が、よくある設定だと主人
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その道の向こうに(2022年製作の映画)

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ファーストカットを見た瞬間、これは良い映画だと確信。94分に凝縮された、心に傷を負った2人の心の機微を丁寧に掬い取るドラマ。
固定の画を重視された撮影が美しくも切なく、ドラマに真摯に寄り添うことで観客
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マイ・オールド・アス ~2人のワタシ~(2024年製作の映画)

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こんなに泣けるとは想定外…
しかもたったの88分で、こんなにも心動かされるとは。

自然が美しい。
39歳の自分との会話が楽しい。

こういうささやかな作品こそ、最後まで心に残る人生の叡智を与えてくれ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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綾野剛さんの演技が素晴らしい。
コメディに寄せた演技なんだけど仰々しくなく、感情をあからさまに出し過ぎず、観客が自由に受け取る余白を残す。

小さな範囲での話だけど、キャラクター造形と、2人の関係性の
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

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クリスマスにぴったりな、ハートウォーミングムービー。J・K・シモンズの、肉体派サンタクロースがハマり役。鑑賞後に優しい気持ちになれる。

ドウェイン・ジョンソンが演じたキャラクターは、もう少し彼自身が
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ライオン・キング:ムファサ(2024年製作の映画)

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ライオンキングは1994年のオリジナルアニメとミュージカルが大好きなので、偉大な父ムファサの物語は見逃せなかった。

前作がアニメと同じ話をただ作り直したのに比べて、本作の方がオリジナルの物語を描いて
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

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年内に映画館で鑑賞できてよかった。2024年を代表する日本映画!

脚本の面白さがずば抜けている。どんどん期待を超えていく展開で、なおかつエンタメに留まらず時代劇の栄枯盛衰や過去と現代の対比など、観客
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

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空港でツイてない主人公が事件に巻き込まれる、21世紀に蘇った「ダイハード2」。

脚本の、キャラクターや状況設定が巧い。主人公単体がキャラとして魅力的なわけではないが、人物設定の情報開示と、偶然とも必
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

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2025年の映画館初めは『ビーキーパー』。

映画鑑賞の魅力は、いろんな職業について知れること。今まで、蜂を飼育してハチミツを採取するぐらいにしか思っていなかったビーキーパー(養蜂家)のお仕事が、群れ
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陪審員2番(2024年製作の映画)

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クリント・イーストウッドの新作を観れることに感謝しかない。もちろん劇場公開が望ましいが、たとえ配信だとしても観れないよりはマシだ。

静かだけれども、各々の正義や法に対する価値観に揺さぶりをかけてくる
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ブリッツ ロンドン大空襲(2024年製作の映画)

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今まで戦争映画のメインストリームで目を向けられなかったところに、焦点を当てた作品。スティーブ・マックィーン監督の本作にかける想いが伝わってくる。

9歳の少年ジョージが、疎開先に向かう列車から飛び降り
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

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社会の規範に縛られない自由と、拠り所を求めてバイカーたちが集まり結成された、モーターサイクルクラブ(MC)。創設者であり圧倒的ボスのジョニーと、右腕的存在のベニー、そしてベニーの妻であり彼らの栄枯盛衰>>続きを読む

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

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『ペリカン文書』を観た流れで、ジュリア・ロバーツがアカデミー主演女優賞を獲得したこちらの作品も鑑賞。

とにかく面白い!
実話を元にしており、公害訴訟の話しではあるが固くならず、とにかくパワフルなエリ
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ペリカン文書(1993年製作の映画)

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アラン・J・パクラ監督といえば『大統領の陰謀』。緻密に練り上げたサスペンスの傑作であり、仕事に誇りを持った記者2人の姿がカッコよかった。

そして本作『ペリカン文書』も、政府や諜報機関が絡んだ壮大な陰
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ゴンドラ(2023年製作の映画)

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1年に1度の映画の日に観るのに、ぴったりな作品だった。ちょっとだけ不思議さもある独自な世界観がすごく好き。
2台のゴンドラだけでここまで楽しませてくれるのかと、ゴンドラを使ったいろんなアイデアに時に笑
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

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子どもの頃、テレビでよく放送されたのを思い出す。でも当時は猟奇殺人系の映画は怖くて観れず…今になって初鑑賞。

通報を受けて1人現場へ向かう警官アメリア(アンジェリーナ・ジョリー)。鉄道の線路脇、目を
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

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ムビチケ特典だったニコラス・ケイジのアクリルキーホルダーを鞄につけて鑑賞。

もっとしんどい描写があったり鬱な映画なのかと思っていたから、予想していたよりも観やすくて普通に良い映画。
ただし対人関係に
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インスティゲイターズ 〜強盗ふたりとセラピスト〜(2024年製作の映画)

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映画を観始めたら、名だたる個性派や名優たちがとめどなく出てきて、あまりの豪華絢爛ぶりにテンション上がりまくり。

お、マイケル・スタールバーグ出てるんだ。これは良作に違いない。
ロン・パールマン!なん
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マーシャル・ロー(1998年製作の映画)

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監督もキャストも好きな人が揃っているのに、今まで見逃していた作品。デンゼル・ワシントン×エドワード・ズウィック監督って実は3度も組んでるんだな。いずれも社会派なテーマを持った作品。

1998年製作の
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

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先行上映にて鑑賞。
面白い!

当時のテレビ画面を思わせる粗い映像や、音楽の使い方も凝っている。あまりに仰々しくて笑ってしまう演出もあり、終始飽きさせない。

ドナルド・トランプをどう描くのかと思いき
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

5.0

公開初日に続いて2日連続鑑賞。昂る気持ちを抑えつつ感想を。

リドリー・スコットの衰え知らずな監督ぶりに圧倒される。逆に昔の作品の方が落ち着きを感じるほどで、本作のぶっ飛び感がすごい。壮大なスケールと
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Apple Original Films『ウルフズ』(2024年製作の映画)

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映画館でやってくれたら、極上の時間を味わえただろうな…。公開中止がとても惜しい、ノワールコメディ。

ジョージ・クルーニーとブラット・ピット、なんだかんだこの2人がいるだけで映像が華やぐし、安定感があ
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ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

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公開中の『レッドワン』が上映スケジュール合わなくて観れず、それならばと家で本作を鑑賞。

ロマコメとアクションを合わせた、少し懐かしい感じもするエンタメ作品。アナ・デ・アルマスとクリス・エヴァンスは3
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ウィル&ハーパー(2024年製作の映画)

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ロードムービーの名作コレクションに加えたい映画。ドキュメンタリーだけど、ロードムービーの良さが詰まっている。

61歳のハーパーと、50代後半のウィル・フェレル。この年齢、そして27年来の友人同士とい
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トラップ(2024年製作の映画)

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今までのシャマランらしさも、今までにない新しさも兼ね備えた作品。

ライブ会場というスケールの大きさと、密室劇としての緊迫感の共存が、映画としての楽しさを増している。後半は思わぬ人物にスポットが当たり
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インサイダー(1999年製作の映画)

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1年に一度は観たくなる映画。マイケル・マンの硬派な演出も、アル・パチーノ×ラッセル・クロウ×クリストファー・プラマーの演技も、神がかっている。

前半のシーンでアル・パチーノとラッセル・クロウが車の中
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