LilyKさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スルー・マイ・ウィンドウ:海の彼方へ(2023年製作の映画)

3.5

Wattpad系小説の映画化作品続編。原作のラインナップを観ると、続編は兄弟の話のようだったけれども、本作は変わらずアレスとラケルの物語なので、オリジナル展開なのだろうか?
前作が良かった分、今回は少
>>続きを読む

ある公爵夫人の生涯(2008年製作の映画)

3.9

18世紀英国文学研究の授業でその存在を知ってからずっと気になっていた、ジョージアナ・キャヴェンディッシュのお話。ようやく鑑賞。
18世紀当時の英国社会において、女性がどのような役割を担っていたのか、そ
>>続きを読む

テイラー・トムリンソンのクオーターライフ・クライシス(2020年製作の映画)

4.0

YouTubeでずっと気になっていた、テイラー・トムリンソンの傑作スタンドアップコメディー。本当に面白かった。とてもキュートだし賢い女性。なのに自虐ネタも多い。それも面白い。年齢的に共感できるネタもす>>続きを読む

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.9

良かった、けれども、あくまでもアメリカ側から描いた作品というか、アメリカ目線の作品かな、とも感じた。先進的なアメリカと保守的なUKというイメージをつけすぎているように感じた。
作品としてはとても良かっ
>>続きを読む

プリティ・ガール(2004年製作の映画)

3.8

ずっと見たくて、見る方法を探していたアメリカの定番ラブコメのひとつ。ようやく見ることが出来ました。
ストーリーは少しありきたりだし展開が早いかな、と思う部分もあったけれども、後半で予想していなかった物
>>続きを読む

ファミリー・スイッチ(2023年製作の映画)

3.8

分かりやすい、入れ替わりもののファミリードタバタコメディー。ペットを含めた家族全員が入れ替わるというのはなかなかないので、斬新だと感じた。
クリスマス映画ということもあって、ある程度の型にはまった、安
>>続きを読む

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

4.0

評価が賛否両論のようだけれども、個人的には良い作品だと感じた。ありそうでなかったというか、新鮮に感じた。あまりこの言葉で片付けたくはないけれども、女性ならではの視点や切り取り方がうまいと感じた。
男女
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

5.0

ディズニー創立100周年を記念する一作。アニメーションスタジオのキャラクター大量出演の超豪華な一作。
字幕版と吹替版、両方を鑑賞。それぞれ、異なった感慨を覚えた。同じ声のキャラクター、残念ながら声が変
>>続きを読む

テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR(2023年製作の映画)

5.0

最高。とにかく最高。語彙力がなくなるほどに最高。これを最高といわずに
何を最高と呼ぶか。
10作のアルバムを引っ提げてのツアー。どの曲を聞いても、様々な思い出が蘇ってくる。どれだけ長い間、Tayの楽曲
>>続きを読む

ミズ・マーベル ガイドブック(2022年製作の映画)

4.5

予告映像のようなものだったけれども、ここに登録されるので合ってるのかしら…?
とにもかくにも、短時間ながらもミズ・マーベル視聴へのテンションが高まる良い映像でした。

マーベルズ(2023年製作の映画)

4.3

ガールズパワー炸裂のヒーローアクション映画。
もともとキャプテン・マーベルもミズ・マーベルも大好きで、モニカにも期待していた私にとってはとても幸福な時間が続いた作品。とはいえ、もっともっと素晴らしい作
>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.5

なんだかプロモーションがうまくいっていなくて損してしまっているような印象。
原作はアガサ・クリスティの『ハロウィーン・パーティー』なので、ハロウィーンらしいホラー作品になることは当たり前なのだか、宣伝
>>続きを読む

ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

3.5

うーん、少し期待はずれだったかな、という印象。
題材もプロットも、何より出演者も好きだし素晴らしかったのに、それらを活かしきれていない作品だと感じた。イエーツ監督とは、やはりセンスが合わないのかしら…
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.5

本当に素晴らしくて、ここ数年の邦画の中で一番心に刺さった作品。
キャストがダブルガッキーの時点で確実に観ることを決めていた本作。事前に原作も読了済み。本を読みながら、この作品を一体どうやって映像に落と
>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.6

なにも考えずに、気楽に観られるコメディ作品。嫌いじゃない。寧ろ好き。
研究者兼作家というサンドラ・ブロックのキャラクターも、ポンコツなチャニング・テイタムも、ブラピの無駄遣いも、どれも余すこと無く面白
>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.0

予告から何度観たいと思ったことか。ようやくの鑑賞で満足感がすごかった。
監督の前作である『ブック・スマート』とはだいぶ異なる作風。ただし、女性監督らしさは本作でも顕在。
レトロさと近未来の両側面を持ち
>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.8

適度なB級感に、神キャスティング。
物凄く予算を使っているアクション映画ではないからこその工夫が光っていたように感じた。カレン・ギランのスタイルを活かしたアクションはまさに圧巻。そこに今年のオスカーの
>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

前作と比較すると、少し求心力に欠けるものの、ブラナーらしい演出で丸く押さえた印象。
基本的には「もうみんな物語の筋は分かっているよね」と言いたげな作り方、という印象もある。ブラナー作品は華美な画力が特
>>続きを読む

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

4.6

試写会ありがとうございました!

予想していた通り、私の心にぐさりと刺さるロマンティックドラマコメディーでした。「結婚」「夫婦」をテーマに、複数の民族や宗教の文化という視点から描かれた本作は、まさに2
>>続きを読む

ラブ・タクティクス2(2023年製作の映画)

3.3

トルコの人気ロマコメ映画の続編。前作よりもタクティクス感は薄かった印象。
ロマコメの2作目となると、恋のライバルが登場して三角関係、四角関係に発展するのがよくある展開。本作もそれを踏襲はしつつも、あり
>>続きを読む

魔法の恋愛書(2012年製作の映画)

3.6

前から気になっていたコメディ作品。
登場人物が多めだったので、把握するのに少し時間がかかってしまった…。
恋愛における男性の言動の解説書に振り回される女性、に振り回される男性、に振り回される女性、に振
>>続きを読む

アスク・ミー・エニシング 彼女の告白(2014年製作の映画)

3.8

とても考えさせられる作品だった。この作品をラブコメとジャンルづけたり、スキャンダラス系のストーリーのようにプロモーションしていたりするけれども、かなりのミスリード。グルーミングや性暴力、トラウマとその>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.7

ずっと楽しみにしていた、待望の、待望の実写版『バービー』。グレタ・ガーウィグ監督・脚本にデイビッド・ヘイマンがプロデューサーの1人、そしてマーゴット・ロビーが主演・プロデューサーを務める、もう期待しか>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.4

皆でインディーに別れを告げるための最後の冒険。どんな評判であれ、ファンとしては観に行ってしまう。
冒頭からスリリングな展開と技術の高さに驚きつつ、無鉄砲なハリソン・フォードとジョン・ウィリアムズの組み
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

前作をどう越えてくるのだろうか、と注目していたけれども、こう来たか。まさに圧巻の映像と期待を裏切らない演出。これはもう後編となるビヨンドが待ちきれない。
知っているようで知らないスパイダーマン。それが
>>続きを読む

ブラウン・シュガー(2002年製作の映画)

3.7

もどかしい、じれったい、親友から恋人に、な物語。
作品の中心にあるのはヒップホップで、映画全体のリズムをヒップホップが司っている。2人の気持ちはある程度最初から分かっているはずなのに、どうにもうまくピ
>>続きを読む

エブリシング(2017年製作の映画)

4.1

子役時代から着実に演技力を磨いてきた2人の、ラブロマンス。
病を抱える主人公のラブロマンスは数多あれど、本作のヒロイン・はとてもポジティブで想像力豊か。見ているだけでこちらも励まされる。
ある種、現代
>>続きを読む

クラッシュ 真実の愛(2022年製作の映画)

3.8

プライド月間にピッタリなクィアなヒロインの青春映画。
主演のローワンの成長にまずは時の経過を感じた。スパイキッズの頃と比べると、かなり大きくなったなぁ…。
本作の良さはヒロインが自分のセクシャリティに
>>続きを読む