ほつれるどころの話ではなかった。
全く共感できないし、ここまでイラッとするのは珍しい。
でも映画としては面白い。
ストーリーが動き出すまでがもうひとつだし、肝心のアクションシーンも物足りない。
ストーリーはよくあるもの。
緊迫した状況下での人間性って本当に面白い。
日々繰り返される日常が繊細に切り取られていて見事だった。
淡々としているがそんな単純な話ではなかった。
王道のストーリーでテンポは良いが見飽きた感じ。
実話ベースの安定感。
当時のドイツ社会をしっかり描きながら仲間の大切さに気付かされる。
冒頭から暗く、重い。
人間が持つ様々な感情があぶり出されていて妙な胸騒ぎがした。何が正しくて何が間違っているのか。今も考えさせられる。
結構衝撃を受ける作品だった。
人が互いの趣向を理解し合うことは結構難しい。誰しも思いが伝わらないということはあるしそういった意味で共感できる部分もあった。
何かいろいろ放ったらかしの設定があったり背景が分かりづらかったりと入り込めない感じがした。
この映画も細かい部分には目を瞑って展開を楽しめるかどうか。
ラストはもう少し何とかならなかったのだろうか。
細かい部分まで作り込まれていて独特の世界観を醸し出している。こういうタイプの映画で切なさがあるのが良い。
非常にシンプルなストーリーが進んでいくが画作りが見事で音楽もカッコイイ。
殺し屋を淡々と描きながらも恐怖感と緊張感がある。
理不尽な現実に押しつぶされそうになりながらもがく姿は清々しい。
登場人物の掛け合いが見事で最後は心が温かくなる。
監督の心意気を感じる作品だった。
かなり長いがストーリーに緊張感があり全然退屈にならない。
人間の悍ましさや弱さが容赦なく描かれているが演技の素晴らしさもあってこれらが際立っていた。
地獄から脱出するため、生きていくためになりふり構わずの姿はエネルギーに溢れていて気分爽快。
安藤サクラの演技が素晴らしすぎて引き込まれた。
正直言ってこの映画の面白さは私には分からない。
解説を読んで色んな意味があることを知ったがそれでも釈然としない。
ラグビーを通して南アフリカの歴史を知ることができる。
ただ長時間になるからかもしれないが流石に色んなところを端折りすぎな気がする。