これはハマらなかった。
伏線を回収してもスッキリしないし、恐怖を煽る効果音が無駄に多い。
ちょっと詰め込みすぎかなと思った。焦点が定まってない感じで肝心なところがぼやける。
リメイク版だがこちらも良い。
人の繋がりの温かさを感じながら優しい気持ちになれる。
徐々に引き込まれる。設定がミステリーの王道って感じで観やすい。不安を煽る音楽が良かった。
ボクシングシーンは素晴らしいので胸は熱くなる。
ただ人間ドラマは結構薄味でちょっと古くさい演出もあり勿体ない。
こういうちょっと変わった愛の形をしっかりと描ききったのが凄い。
グロい描写はあれどちゃんとした純愛映画になっていた。
随分とごちゃごちゃした映画だ。70年代の映画だけについていけないところが多すぎた。
思ったよりも楽しめたがストーリーは流石に都合が良すぎる感じ。
女性陣の衣装は素敵。
コメディかもしれないがテーマは結構重い。戦争は虚しくて悲しいものなんだと改めて思わされた。
こういう発信をできることは素晴らしい。ただやっぱり実話ベースなので何か工夫がないと物足りなさを感じてしまう。
その時代に観れば何か感化されるところがあったかもしれない。
有名な曲がたくさん。
一味違うロードムービー。
父親との関係についてもうひと押し欲しい気もしたが今まで散々逃げ回ってきた主人公の僅かな成長はグッとくるものがあった。
菊地凛子の表情が素晴らしい。
これはボクシング映画ではない。
セリフが少ない分こちら側は考えるところは多いがそれ以上にしっかりと感じないといけないと思った。
やると決めたら徹底的にって感じで怖い。
誰かの愛情を得られていたらこうはならなかった気がする。
前作を観てからの方が楽しめる。
いろんな形の切ない愛の物語だと思うがグッとくるところが無くてはまらなかった。
この監督だしもっと複雑なものかと思いきや意外にもど直球の青春恋愛映画だった。映像美が際立っていた。
結果を知っていても感動。裏側を知れたのは本当に良かった。
虐げ続けられた彼女たちの立ち上がるための決断はグッとくるものがある。
ただ淡々としていて些か地味。
主人公はその境遇から必死にならざるを得ないのだがそれでも辛すぎる。
あのラストは良かった。
人間誰しも自己都合になるしそうなると相手の本当のところは見えない。
嫌なところがたくさん垣間見えた。
伏線回収は見事で行間を読ませる演出もハマっていた。
30年前の本が原作だが現代における社会の闇の部分が生々しく表現されていた。主人公の生きる上での苦しみや葛藤は伝わるがもうワンパンチ欲しかった。
サスペンスなのに終始妖艶な雰囲気を漂わせながらストーリーは展開。全てを理解できたわけではないがあのラストは見事だった。
王道のストーリーだが熱さに引き込まれてしまった。ナイキに関するいろんなことを知れたのが良かった。
シリアスかと思いきや意外とコメディで最後まで突き抜けていた。
笑えない展開なのに笑えてくる不思議な映画。