雨さんの映画レビュー・感想・評価

雨

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ザ・プロム(2020年製作の映画)

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おろかさがチャーミングな痛快ミュージカル


落ち目のブロードウェイ俳優の4人は「PTAがレズビアンカップルの参加を認めずプロムを中止にした」というニュースを見てインディアナ州へ向かう。思いつき、目立
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

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最高に最悪の毒母映画


この映画の「最悪」な魅力を最も引き立てるのは上手に散りばめられた余白だ。とつとつと進む時。母、秋子から唐突に発せられる「ビールダッシュ!」、その言葉に反応するように血を流した
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

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「かわいい、かわいい、かわいい。女の子はそれでだけで生きていけるのです。生きる価値があるのです。」この言葉はキリコにとってそっくりそのまま真逆の言葉。「かわいくない。」それだけで、彼女はもう一秒も生き>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

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愛は一通りではない。これは多様な愛を肯定するあまりにも現代らしいテーゼだ。
電車を追いかけるポールにエリーが泣いてしまうラストシーン、うつくしく人間らしい"愛"に涙が出た 何が素晴らしいって、エリーの
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

あまりにも自然な恋、あなたは私の一部


1983年、北イタリア。健康的な男女がTシャツと短パンで自転車を漕ぎ、川で泳いで日光浴をする。青い空に気持ちよさそうな水辺、降り注ぐ日光。ここには日焼け止めを
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

これぞミュージカル!
おびただしい数の足鳴り、幾重にも重なる音層、弱者の位置に置かれていたものの高らかな歌声。完璧なオープニングから冒頭数分のショーだけでも、この映画には十分見る価値がある、そのことが
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

痛々しくて愛おしい 、最高に大切な一本になりました。

この作品は共感できない人間にとっては、クスクス笑える痛い女のラブコメディー 、共感できる所謂痛い人間にとっては 笑って 思い出して、それから堪ら
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.7

やられた。どこまでも救いのない汚い物ばかりの世界が、視点交換という単純な構成一つで180度姿を変える。ラスト数十分、この物語の本質はそこにある。映画が始まってからのひたすらに汚く、暗く、どうしようもな>>続きを読む

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

スカーレット・オハラとメラニーはそれぞれが全く違う方向を向いた女の理想像のように思えた。徹底的な優しさと愛を持つメラニーは確かに理想だ。「この人たちはアシュレーなの」という台詞が彼女の持つ隣人愛のすべ>>続きを読む

亜人(2017年製作の映画)

3.2

原作は3巻まで既読 物語の核になる部分は未読

時間の使い方が上手だと感じた。省くところを思い切り省いて最後までスピード感を緩めることのない構成に終始釘付け。アクションシーンの迫力もかなり良かった。「
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読
幼少期の狂気的なシーンが印象的。初めに同級生の少女が死ぬところを見た瞬間から死そのものが拠り所になる。最初の見殺しを含め作中彼女は7度の殺人を犯すが「死」そのものを拠り所にしていたのはどちら
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