ドントさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.3

 2023年。ホァ~~~大満足。足りないものがない、と言いたくなる愉快・痛快娯楽大作。ファンタジー世界を舞台に元は騎士、今は盗っ人のエドガン率いる(?)一味が繰り広げる冒険と探検とバトルの旅。
 本編
>>続きを読む

真・事故物件パート2 全滅(2022年製作の映画)

-

 2022年。うぅんとこれはねぇ……。女3人が事故物件住んでみたチャレンジがどえらいことになる映画の続編。今度は戦争だ! とブチ上げて予算や人数やロケやグロや造形もいくぶんリッチになって、ついでにバト>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

 2022年。よかった。小さな広告代理店で働く吉川は今週も大忙し。やり手の会社からは催促され周囲は頼りにならず部長はマイペース、会えない彼氏との仲も危うくなりトラブル続きでどうしようかと思っていたら、>>続きを読む

ピカソ・トリガー/殺しのコード・ネーム(1988年製作の映画)

-

 1988年。悪の組織のボス通称「ピカソ・トリガー」が射殺され、時を同じくして秘密捜査エージェントたちが次々と手をかけられる。ピカソ・トリガーの弟と一味が組織の実権を握るために仕組んだ作戦と見たエージ>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.9

 2019年。よかった。中国生まれアメリカ育ちの30歳ビリーとその両親は、祖母がガンで余命いくばくもないと知り、親類の結婚式にかこつけて生まれ故郷へ。ガンのことを隠しつつ、まだ元気な祖母を囲んでの家族>>続きを読む

エースをねらえ! 劇場版(1979年製作の映画)

4.2

 1979年。信じられん。なんだこのアニメは。空前のテニスブームを巻き起こしたスポ根漫画の原作前半を尋常ならざる圧縮力と豪腕の脚色で濃縮還元88分にまとめ上げた、どうかしている劇場版。全く信じられない>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

-

 2023年。熱烈で才能溢れるオタクこと庵野秀明が令和にブチかます「俺にとっての初代仮面ライダー」映画。秘密組織ショッカーから逃亡したバッタ型の「改造」人間・本郷と、その手助けをした緑川ルリ子。本郷は>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

-

 2023年。スーパーパワーを手に入れて子供なりに世のため人のためがんばっていたビリーたち、その力と危険な物品を求めて神の世界から激おこ姉妹がやって来た! ヘレン・ミレンとルーシー・リューなのでシャレ>>続きを読む

恐怖ノ黒電話(2011年製作の映画)

3.7

 2011年。おォーッやったァ~! クソ夫から逃げ出し、とりあえずの仮住まいとして古びたアパートを借りた女性。そこには固定電話として黒電話が。引っ越し初日にまるで知らない女から意味不明の電話がかかって>>続きを読む

BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

3.6

 2022年。やったネ! 嵐が迫る山奥の別荘、わだかまりを抱えた人々が集まり、それぞれの摩擦を見せてから外界との連絡が通じなくなったあたりで、「殺人犯当てゲームをしよう」と言いはじめたら、もはや何も起>>続きを読む

戦慄のリンク(2020年製作の映画)

-

 2020年。現代日本ホラー映像作品の立役者のひとり鶴田法男が中国に渡って撮ったウェブ・ホラー映画。リレー方式で書かれながらも頓挫していたウェブ恐怖小説、突如として最終章が更新され、それを読んだ当時の>>続きを読む

シーフォーミー(2021年製作の映画)

-

 2021年。盲目の若い女が人里離れた豪邸で、家主が不在の間ネコの世話をすることに。しかしそこに強盗が入り、彼女は盲人ヘルプアプリで繋がったFPSゲームプレイヤーと共に、彼らに立ち向かおうとするのだが>>続きを読む

ルトガー・ハウアー/危険な愛(1973年製作の映画)

4.2

 1973年。純愛映画やん……。冒頭1分でカップルをブチ殺すエリック(ルトガー・ハウアー)。しかし彼はベッドの上で目を醒ます。今のは夢だったのだ。無精髭に下半身は裸、アトリエらしき自室はボロボロ、彼は>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

 2022年。どうかしている。どうかしてますよ。さびれたコインランドリーを夫と共に経営する中国からの移民・エブリンは大忙し。母国から父親が来るし、父には娘の恋人を紹介せねばならないし、客とはトラブル続>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

 2023年。宇宙を救ったヒーローとして自伝本まで出して調子こいてるアントマンことスコットは、社会活動でつっ走り気味の娘にハラハラしつつ悠々自適な毎日を送っていた。ところがどっこい娘の作ったマシンで家>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

 2022年。幼年期に映画館の暗さに怯えていた子供サム・フェイブルマンくんが『地上最大のショウ』の一場面に一発でヤられ、カメラを与えられフィルムに作品や「現実」を刻印し続けながら、父母の不和や家族のひ>>続きを読む

プルーフ 神の存在(2015年製作の映画)

-

 2015年。わぁ~ワハハハ~、ばかやろう~。運転中の口論の最中に事故に遭い、夫を亡くした天体物理学者のジニーン。保守的な大学で「神はいない。宇宙の起源は科学で説明できる」と言ったら学生や学長(司教)>>続きを読む

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス(2014年製作の映画)

-

 2014年。平和なムーミン谷にすむムーミンいっかのおうちのそばで海賊が難破、なんだろうと見に行った一家は傾く船から荷物の一部を盗み、それはそれとしてふとした思いつきから雑誌に載っていた避暑地へと旅行>>続きを読む

収容病棟(2013年製作の映画)

4.7

 2013年。すごい。雲南省にある長期収容型の精神病棟にワン・ビンがカメラを持ち込み「患者」たちの日常と様子を撮影する、ただそれだけのドキュメンタリー。「ただそれだけ」と書いたが、「ただそれだけ」であ>>続きを読む

Miss.エージェント(2021年製作の映画)

-

 2021年。これはなんだろう。なんだろうなこれは。秘密裏に中国の病院に侵入し、同行した人物に新生児への「手術」をさせる任務についた女性エージェント。しかしその任務内容に疑問を感じた彼女は独自に調査を>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.1

 2022年。あらすじ:刑事のマ・ドンソクが殴って解決する。/韓国人犯罪者がベトナムで自首したためマ・ドンソクが身柄を引き取りに行くがどうにも怪しいので激しめの尋問を行うと、さらに別のスーパー凶悪犯が>>続きを読む

マインズ・アイ(2015年製作の映画)

-

 2015年。念動力人体破壊 兼 斧大活躍肉体損壊激闘! CIAや民間研究所による「超能力者探し」の追跡から隠れ逃げていた青年は警官に職務質問され思わずパワーを使ってしまう。「離ればなれになった君の恋>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.6

 2021年。すべてが祝福されているような映画に出会うことがごく稀にある。開始5分足らずで心臓が掴まれるような強さ、または魂を引きつけられるような力、あるいは全部が正しい場所で正しく動いているような感>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.5

 2021年。きったねぇ映画の都、ハリウッドへようこそ! 時代は1920年代後半、映画業界の酒池肉林のランチキパーティーに働きに来たメキシコ人マニーと、明日のスターを夢見て潜り込んだネリー、首尾よく映>>続きを読む

連邦議会襲撃事件 緊迫の4時間(2021年製作の映画)

3.6

 2021年。大統領選に敗北した現職、ドナルド・トランプは「不正選挙が行われた」「これは無効だ」と主張。連邦議会が結果を認定するその日に集会を開き、「我々は負けていない」「共に議事堂に歩いて向かおう」>>続きを読む

BLISS ブリス(2019年製作の映画)

-

 2019年。ガンギマリ! 新作絵画に行き詰まっている上に家賃は滞納、エージェントやパトロンからは見放されかけていたデジーはヤケクソになってドラッグに手を出す。ブチキメてバーへ行きさらにキメ倒し翌朝起>>続きを読む

さらば愛しき人よ(1987年製作の映画)

-

 1987年。YouTubeを開くとやけにオススメされる、佐藤浩市の「チャカとだんびら」で皆さんご存知の動画(再生数1000万回突破)(マジかよ)の切り抜き元が本作。凄腕のヒットマンが仏心から殺しても>>続きを読む

多動力 THE MOVIE(2019年製作の映画)

-

 2019年。堀江貴文の自己啓発/ビジネス書『多動力』をベースに作られた一本。無駄仕事や圧迫感に悩まされつつ働く鈴木と、その先輩かつ副業でバリバリ稼いでいる堀口。消耗ばかりしている鈴木だったがある日突>>続きを読む

東京の闇(1982年製作の映画)

-

 1983年。仕事がいやになってフランスからトーキョーに逃げてきた物書きの女性、空港や夜の街を歩き回り、追いかけてきた同業の男に諭されたりしているうちにスパイになったり襲われたり、なにがなんだかよくわ>>続きを読む

死霊魂(2018年製作の映画)

4.5

 2018年。わ、わぁ……。観ました……。「わが国に対する意見を自由に出しあおう! 批判や非難も歓迎!」と中国共産党自らが旗を掲げた1956年の「百家争鳴」運動。2年と経たぬうちにそれは打ち切りとなり>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

 2022年。大変に大変に、とてもよかった。映画館で観て本当によかった。おわり。としてもいいのだけどちょっと書きます。生まれつき耳が聞こえないケイコは、今日もボクシングジムへと通う。下町の小さな木造の>>続きを読む

レフト・ビハインド(2014年製作の映画)

-

 2014年。バカ!! 実家に帰省した女子大生。飛行機のパイロットである父親の不倫未遂みたいな現場を空港で見かけて嫌な気持ちになりつつ帰宅し、信仰の話をしようとする母親を押し止め、弟をショッピングモー>>続きを読む

それいけ!アンパンマン とべ!とべ!ちびごん(1991年製作の映画)

-

 1991年。世界に雨が降るのは竜(ドラゴン)が天へと昇るから、とされている世界。緑の宝玉を抱く竜の島には飛べない小さなドラゴン、ちびごんが住んでいた。そこに「宝玉の力で世界中に汚れた雨をばらまく」と>>続きを読む

Haulout(原題)(2022年製作の映画)

4.0

 2022年。25分の短編ドキュメンタリー。北極圏の海辺にぽつん、と建つ小屋に、荷物を抱えてひとりの男がやって来る。寒空の下、男はぐるりを巡ったり、どこかに連絡したりと何か目的がある様子。そしてついに>>続きを読む

ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

-

 1988年。さびれた炭鉱の町で行き詰まった生活を送るオッサン、夫がいる歌手の女からも「こういう不道徳な関係はよしにしましょ……娘もいるし……」と言われ、いよいよアカンくなったため、バー「タイタニック>>続きを読む

ファンタジア(1940年製作の映画)

-

 1940年。なんか……ミッキーが魔法使いで……ホウキにバケツで水を汲ませる……で有名なやつ。実はクラシックの名曲から着想を得たアニメーション8本を、当のクラシックをBGMに描くオムニバスアニメ、とい>>続きを読む