ドントさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

未来警察(1985年製作の映画)

4.2

 1985年。めっちゃ面白い。日常にロボット(と言っても人型ではなく四角くてアームがついてるタイプ)がいる近未来、ラムジーは「虫取りロボットが暴走しただ!」「荷物運搬ロボが石灰を投げ捨ててます!」など>>続きを読む

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

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 2023年。もったいないな! もったいないですよこれは!! 人気グループGENERATIONSの小森隼はラジオの収録前、倉庫を整理しているスタッフと出会い偶然、古びた封筒を発見。中には一本のカセット>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

 2023年。おもしろうございました。時は戦国、毛利を攻めあぐねていた極道武将・織田信長は、家臣の荒木村重の謀叛もあって元より狂暴な性格がさらに激化、家臣を名古屋弁でいじめ倒す日々を送っていた。そんな>>続きを読む

禁じられた遊び(2023年製作の映画)

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 2023年。ルネ・クレマンの名画の方ではない。幸せな生活を送っていた伊原だったが、妻と子が交通事故に。息子は奇跡的に蘇生するも妻は死に、悲しみに暮れる息子は伊原に教わったウソの「おまじない」を行う。>>続きを読む

レンフィールド(2023年製作の映画)

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 2023年。被支配的な人間関係から抜け出したい人々のセラピー集会で、色白の青年は居心地が悪そうにしている。彼もまた悪辣な「主人」に苦しむひとりである。……彼の名前はレンフィールド、「主人」は吸血鬼ド>>続きを読む

オレの獲物はビンラディン(2016年製作の映画)

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 2016年。スゴい作品なのかもしれないが、そうでもない気もする! 2004年のアメリカ、「米軍はまだビンラディンを発見できておらず……」というニュースに憤る大工のオッサン・ゲイリーの目の前に、神が出>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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 2023年。うむ、なるほど! みんなのヒーロー「ゲゲゲの鬼太郎」、その誕生譚以前のいわば鬼太郎-1.0。昭和31年、巨大製薬会社の社長が急死。密命を帯びた血液銀行員・水木は哭倉村へと向かうが、遺産相>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

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 2023年。毎度のことながら超面白い。雪山での試合開始直後、主人公たる西住=あんこうチームの戦車が「スナイパー」によって撃破される。頭脳で要とも言うべきチームを失った大洗に迫る、底の読めない継続高校>>続きを読む

カラダ探し(2022年製作の映画)

3.7

 2022年。あれっこれ存外に痛快じゃない? 痛快惨死青春スリラーじゃない? 高校で透明な存在な毎日を送る少女がある日いきなり深夜の学校にスッ飛ばされる。集まるは互いに仲良くもない5人のクラスメイト。>>続きを読む

ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

4.0

 1997年。美しくも切ない映画でホワホワした。思い返してはホワホワしている。香港からの旅行先のアルゼンチンでケンカ別れし、ブエノスアイレスにてズルズルとその日暮らしをしている男性カップルの愛と反目と>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.7

 2023年。ゆかい痛快! 劇団・ヨーロッパ企画が仕掛けるハイスパート・ループ・ムービー。京都は貴船にある旅館周辺が突如として時間をループしはじめる。人々は記憶を保持してはいるが、一定時間を過ぎると世>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

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 2023年。なやましい。「まぁこんなもんだよね!」と「こんなもんでいいの?」の板挟みな映画であった。三人のスーパーヒロインがあるパワーに関わって居場所がガチャガチャ入れ替わっちゃう大混乱事態が発生。>>続きを読む

ウィッチスターズ 流星からの寄生体X(2018年製作の映画)

3.5

 2018年。魂を感じた。魂が燃えるのを感じた。紫色の流星群が降るハロウィンの夜、乱痴気騒ぎにいそしもうとした男たち、呼ばれた娼婦のネーチャンたち、「またヤクやって女と遊んでるんでしょ!」と激怒して突>>続きを読む

べネシアフレニア(2021年製作の映画)

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 2021年。反観光客憤激大殺戮! イタリアはベニスに旅行に来たスペインの浮かれポンチのヤングたち、折しも仮面祭りの最中の街で道化師姿やペスト医師マスクの男に襲われてコラーッ! ザクーッ! されるおお>>続きを読む

怪奇タクシー 風の夜道に気をつけろ!(2022年製作の映画)

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 2023年。水木しげるの元アシスタントによる水木しげるそっくりの絵の交通安全勧善懲悪ホラーマンガ『怪奇タクシー』の実写化。妖しきタクシー運転手が導く3話の恐怖譚。原作既読。原作はおもしろいよ。あと話>>続きを読む

ほんとにあった!呪いのビデオ104(2023年製作の映画)

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 2023年。記念すべき100巻のリリースを来月に控え、迎えましたる104巻。順序がおかしいけど気にしないでね。先にまとめると、「鬼女の山」完結編を収めているもののどうにもこうにもピリッとしない巻で困>>続きを読む

警視庁物語 逃亡五分前(1956年製作の映画)

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 1956年。拳銃を使ったタクシー強盗殺人が連続し、これで4件目となった。警視庁の捜査一課は車内に落ちていた楊枝入れから犯人を辿っていく。
 2時間ドラマや連ドラでおなじみ刑事モノ(つっても最近はそん
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封印映像 呪われた森(2009年製作の映画)

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 2009年。児玉和土による「諸事情により封印された映像集」第1巻。オバケ、祟り、犯罪、暴力、グロ、怪我、禁足地などなど無差別級の恐怖が出場しているので何が出るかな、とヒヤヒヤしながら観ることができる>>続きを読む

先生!口裂け女です!(2023年製作の映画)

3.5

 2023年。ナイス。ナイス快作。不良を自認するヘタレの高校生チームは盗んだバイクを半グレに売って小銭を稼いでいた。だがある日パクった原チャリの持ち主は……口裂け女だった! 追われる主人公! 走る口裂>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

 2023年。面白かった。心に傷持つ戦地帰りの青年も日本の復興と共に徐々に幸せを感じつつあった1946~47年、ゴジラが来て戦艦とか壊すし東京をボテくり回してさぁ大変、な山崎貴印のゴジラ・ムービー。>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

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 2007年……じゃなかった2023年。娘を誘拐され傷心を抱えたまま復職した刑事が、銀行強盗計画の通報を受けて現場へ。犯人が狙っているという貸金庫の中には娘の写真が……さらに一言呟くだけで人間を操れる>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

4.0

 2022年。な、なんだあっ。空いてる家を貸りてホテル代わりに泊まるセルフ民泊がダブルブッキング。しかも被った人が男だったので怖いなぁ、なんだか嫌だなぁ、大丈夫かなぁ、と思いつつ宿泊することにした就活>>続きを読む

グアイウ 地下鉄の怪物(2023年製作の映画)

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 2023年。調子の悪かった地下鉄が暴走、工事が中止された路線へと侵入してしまう。乗客が困っていると頭部が硬そうな巨大トカゲが出現しちゃうシンガポール産モンスターパニック映画。
 交通事故で心に傷を持
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

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 2023年。大盛りだね! 特盛だねこれは!! 離島にある小さな旅館で短期のバイトをすることになった女子2人と男子1人のグループ。夏の思い出となるはずのここには恐ろしいモノが潜んでいた。深夜2時に運ば>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

 2023年。アリガトオオォォォッッッ。世界を牛耳る闇組織の偉いさんに目をつけられ逃げ続けるジョン・ウィック、NYから大阪、パリへと移動して真田広之やらドニー・イェンと邂逅しつつ、調子こいて組織の上を>>続きを読む

牛首村(2022年製作の映画)

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 2022年。清水崇監督による村三部作の3本目。身の周りで不可解なことが起きている女子高生・奏音。自分そっくりの少女が心霊スポットで失踪したことを知り、因縁を感じて友達以上恋人未満な同級生と現場に向か>>続きを読む

テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.8

 2022年。殺人ピエロが出て殺す! の続編はまさかの138分大巨編。心に傷を負った姉弟が謎のビジョンを幻視して危険な領域に触れながら、それはそれとして殺人ピエロが出て殺す!!
 前作が殺人ピエロが出
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新解釈番町皿屋敷 お菊寺(2023年製作の映画)

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 2023年。うん、アレだな、ちょっとわからないな。面白いし怖いけどな、わからないなこれは。番町皿屋敷で有名なお菊を鎮めんと怪異譚を奉納したところ霊が成仏し、それが契機となって各地から恐怖体験が奉納さ>>続きを読む

ダーク・ハーヴェスト(2023年製作の映画)

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 2023年。60年代のアメリカに! ハロウィン因習町は実在した!!(水曜スペシャルのフォントで) ハロウィンの夜になると畑から現れる殺人カボチャ頭。ティーンの男子がこいつをブチ殺すと厄を免れ豊作にな>>続きを読む

ほんとにあった!呪いのビデオ103(2023年製作の映画)

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 2023年。記念すべき100は配信もソフトもまだだけど、巻は続くよ103巻(※100巻は12月だそうです)。カマシからノイズと映像切り替わりの「スキー」でスタート、砂嵐の顔や声よりも、その直前の体が>>続きを読む

訪問、秘密の庭(2022年製作の映画)

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 2022年。半世紀ほど前のスペインではそれなりに名が知られていたのに現在では忘れ去られた女流画家イザベル。老いてヨボヨボのおばあちゃんになった彼女の現在と半生と芸術観に、こちらも女性で若き映像作家イ>>続きを読む

ある映画のための覚書(2023年製作の映画)

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 2023年。1898年にベルギーからチリ・アラウカニアへと技師として渡った青年の日記と、原住民の子孫たちの記録や声や口伝などを組み合わせて制作した、えーっと、これはドキュメンタリーと言ってよいのか、>>続きを読む

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.1

 1978年。チョー面白かった。大戦中のドイツにてドガーン!バゴーン!と街が爆撃をブチ食らっている真っ最中にオラァ役人逃げンなァ!認め印捺せェ!とハチャメチャな結婚をしたブラウン夫妻だったが夫は翌日く>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.5

 1974年。おもしろかった。掃除婦の初老女性がふらりと立ち寄った移民の集まるバー。そこで知り合ったモロッコ出身で黒人の青年となんだか妙な流れで恋仲になり結婚にまで行き着くが、「おばさんと移民青年」と>>続きを読む

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.7

 1999年。あらっぽくて、おもしろかった。50万ポンドの借金を背負った仲良しバカ4人組、おとなりに住む荒くれモノたち、骨董品の銃をタダで手に入れようとする胴元、胴元に雇われた借金取り立て人、銃の盗み>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

 2023年。ありがとう、マッコールさんありがとう。イタリアで(人を殺した後)少し休むこととなったマッコールさん、小さな町に溢れる平和と人情に触れ、穏やかな日々が続く、はずだったが、マフィアが悪行を働>>続きを読む