しろまゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

しろまゆ

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アナログ(2023年製作の映画)

4.0

大人のしっとり丁寧な恋愛模様と落ち着きの裏にある真実

結局思う、もちろん全員がそう思ってるわけはないけど二宮和也さんの演技はやはりすごいよ。

アドリブなのかいかにも会話を楽しむ友人役の2人や大人で
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

3.5

大胆かつ繊細なアクション

第1作目を見る前に鑑賞
それでも全然楽しめました、もちろん前編からの流れのようなものは感じられましたけどね〜

ハイクオリティなカーチェイスのアクションに加え、良い意味で雑
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.5

この映画を見ている間も各国の潜水艦は動いているのだな。

吉野監督の映像表現はさすがでした
壮大なスケールと超豪華俳優陣が繰り出す超絶心理戦。「戦闘」シーンのハラハラ感。

ただ鑑賞途中で思った、これ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

私は本物よ

約1時間半のなかで魅せられたその世界の中身、何割が現実だったのか。誰かが作り上げた虚像?妄想?、はたまた夢という誰しもが経験しているある種の現実なのか。

現実を見失ったときにわかるもう
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

カメレオンで鳥肌

セリフひとつひとつの深みと意味合いを見る側にもあえてわかりやすく表現する。ともに推理できる感覚に陥るミステリーは面白い。そしてそれを上回る観察眼を見せつける人が主人公として存在する
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夏空ダンス(2023年製作の映画)

3.0

現実と現在を見る作品

地震、コロナ、水害、復興途中のイマとそれと向き合う人々のイマ
1時間に満たない短編に込められた想いと願い

「先のことはわからない、だから今を精一杯生きるんよ」
このセリフに
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.5

美しいベネチアの街並みと不気味な館
死者が生者を殺したのか…

上質なミステリーとホラー要素の融合
大音量のジャンプスケアも多発でシーンとしてもホラー要素を楽しめた。

少しキャラや役名で迷子になりか
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

驚愕の仕組みを飲み込む速さ

貴船を舞台にしたタイムループ系作品
演技らしい演技には感じられず、どこか集団コントのようなものを見た感覚。笑ってしまうシーンが多かった!
そして演者の方々の体力もあっぱれ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

良い意味で今っぽくない。

いわゆるタイムリープからスタートする本作においてファンタジー要素強めだろうと構えていたら、それを遥かに超えてきた青春ラブストーリー。
これら二つをかなり高度に掛け合わせよう
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

ゴールまで走りきれ

ここまでIMAX映えする作品やと正直思ってなかった。IMAXで見てよかった。

ストーリーは本当に予想通りの真っ直ぐだがそれが実話なのだから仕方がない。いや、それどころか実話なの
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

2.5

なんか堀田真由がかわいそう。。。

原作があるとは知らず、でもそれもあってか結構しっかりとしたストーリーで!

ただ前半良い感じでちょいグロシーンがあって期待してしまった反面、後半のCGに満足できず、
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.5

わからないことが多い世界ではあるが、一つ確かなことは、生態系のトップがジェイソンステイサムであること。

おそらく前作見てなくとも十分に楽しめるものになってるし、3D→IMAX→4DXと見る形によって
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.5

お前がここにいる意味、ここにいたい理由はなんだ。

性的少数者としての苦しみ
母からも見離されたフレンチは海兵隊を目指して訓練に励むが、ゲイであることがバレた時の仲間からの攻撃。

隠す、耐える耐えろ
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.0

白椿の花言葉「理想の愛」
赤椿の花言葉「 」

新居に移ってから感じる視線
最新鋭のスマートホームには不穏な空気が漂う地下室が。
理想的な家族と理想的なマイホーム、そして彼ら
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

3.5

生きている限り出発ができる

吉永小百合さん、大泉洋さん、永野芽郁さんなど、皆がみな適材適所。

令和になってもまだ見せてくれる、
下町のほっこりした家族の物語

永野芽郁さんの振る舞いがとてつもなく
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.0

Filmarks試写にて

AM5:22 警官到着
AM7:00 ケネスチェンバレン死亡

双極性障害を患う黒人の元海兵隊員ケネス・チェンバレンは医療用通報装置を誤作動させてしまう。安否確認のため間も
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

結局、今も昔も何も変わってない
見る聞く信じるとはなんなのか。

から聞いた、って言うてた、だろう、違いない。噂は信じ、目撃してもあまりにも衝撃的なものは信じない。メディアを信じ、人を信じない。マジョ
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.5

自分が生まれた年の象徴的なホラー映画を初めてしっかりと見れた。

よく聞く音楽や名シーンには興奮したし、ジャンプスケアがほぼないのにこの怖さと気持ち悪さのクオリティ。前半少し眠たくなったけど徐々に引き
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.0

「アトラクション映画」

家族向けホラー映画として十分に楽しめる、ディズニークオリティはさすがの仕上がりです。

実際のアトラクションに乗ったことある人、思入れのある人ほど楽しめるのではないか、という
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

5.0

You say... I say...

ウェスアンダーソン節炸裂

絵はもちろん構成カメラワーク、ユーモア…監督のもつ独特な世界観と突飛なストーリーテーマで素晴らしい科学反応を見せつけられた。

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春に散る(2023年製作の映画)

3.5

ベタな展開でも、ここまで熱くされられる理由とは。

桜から始まり桜で終わる

ボクシングをテーマとしている映画の最大の魅力であり最大の難関とも言える試合のシーン。横浜流星さんの素質が遺憾なく発揮されて
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.5

力を操る子供のピュアさは無邪気であり、でも時に無実の残虐さを生む。

まず一つメインビジュアルが良すぎる。

特殊な力を持つ子供たち
遊びという範疇のなか、どこかサイコさが見え隠れする。終始漂う不気味
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

4.0

美術館のような映画

テーマ、コンセプトすら情報不足で入った序盤、ストーリーが進むにつれてそれらを理解していき、終盤にもう一度序盤に戻りたくなる。鑑賞者の中で4人の女性が交わった時、それがこの作品の表
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

ピクサーが手がける多様性へのメッセージ

親の教えや、周りの雰囲気、そして相性
協調性とはなにか?受け入れるとはなにか?忌み嫌うとはなにか?
これらを物質的に表現することで非常にわかりやすいストーリー
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.0

歯の演出、良くなかったですか⁉︎

暗い暗いと聞いていたので映画館の前方の席で鑑賞。それで大正解でした。

ソーヤーの怯える姿はなんかすごく可哀想で、何より光ったのはセイディ役のソフィータッチャーさん
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⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

4.0

不幸なことは起こるけど不幸せになってはいけない。

舞台は広島尾道の豆腐店
父娘で作り上げる豆腐には人格が出る

娘の再婚に向けて働きかけててんやわんやしたり、知り合った女性に親身に寄り添う父の姿など
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.0

考える小学生を見て考えさせられる大人

名言の宝庫
その数が多すぎて覚えきれてないのが残念なくらい。

どうしてあそこまで素直なのだろう
あんなまっすぐな目であんなまっすぐな意見を言える子供達。

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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

偏見より恐ろしいもの。

原作も知らずほとんど前情報なしで鑑賞したけど、全然楽しめました。

光るのはやはり作画かな。レビューを見ても原作ファンがかなり満足されてるのを見るのでさすがのクオリティだった
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

人形にはわからない、人間の生きづらさ

コメディ100%!かと思いきや、
想像以上に風刺の効いた映画でした

自分らしさって何か、自分は自分。
人形には全肯定するけど、それを操る人間は自己肯定すること
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

2.5

女性陣、カッコ良すぎる。

ん、あれなんやったんや?とかさすがに…みたいなツッコミどころは確かに何点かあったが、ストーリーは面白かった!

綾瀬はるかさん、強すぎるわ。
もはや戦隊モノのようなヒーロー
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.0

あの鼻歌を口ずさんでいる帰り道

清水監督の前作、忌怪島とは正反対とも思える昔ながらのアナログホラー。
この時代においてスマホを使わない、いや使わせないでホラージャンルのストーリーを進めるのは容易なこ
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

3.5

メッセージ性つよくない⁉︎

大人向けのボケが結構多かった印象
そのあたりはしんちゃん映画のうまさを感じる。

そしてなんやかんやで毎回、最後にホロリとさせられる。だからこそ見てしまう。

それにして
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

4.5

いやこれワンカットって、まじ?

確かに評判通りの胸糞映画
ただこれもまた現実なのだろう。

自分が正義。私の考えが正しい。
これらは同族により怪物となる

暴走からのパニック…
このテンポが凄まじく
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.0

彼女戻らないなら、これ引き取ってもいいかい?

アンドレア・ライズボロー、圧巻
もはや演技に見えない。本当に狂っているかのよう。

正直2時間はちょっと長いかな、と前半は感じていたがラストの展開を見る
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.5

邦画実写のトップシリーズが確定

原作未読ながらも毎回楽しませてくれるキングダム。今回は過去作の中でも最高でした!

最大の魅力のアクションはさることながら、最も印象的だったのは紫夏を務めた杏さん。め
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

4.5

数学の美しさを描き切った映画

ストーリーに対して若干のチープさを感じていたが、ラストの演説シーンで全てを持って行かれた。

韓国の現代事情を見せつつ、所々見せる小さなユーモア、そして板書の演出。
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