dozenさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.9

信じること、信じきれないことをかなりはっきり分かりやすく描いている印象
どうしてもコロナ禍を意識しちゃうところもあるけれど、個人的には映画の中でくらいはちょっと引っ込んでいてほしかった

何はともあれ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

開始からとても見やすい内容で、なんか逆に居心地が悪い
いや、まあ良いことなんだけど
話自体もちょっと引っかかりを感じながらも、一分一秒スクリーンから目が離せなくて楽しくてしかたなかった

これまでの総
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.2

ガメラもレギオンも人間たちも、みんないちいちかっこいい
自衛隊がらみのリアルさと地味さ、怪獣がらみの嘘っぽさと派手さが混ざり合って、ちょうどいいバランスになっている
もっとバンバン音響で煽ってきてもい
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太陽は動かない(2020年製作の映画)

3.6

みんなアクションをがんばってる映画
久しぶりに何も考えずに気持ちよくなれる映画かと思ったら、これがわりとめんどくさい内容だった
主人公が組織と決別するのか、胸の爆弾をどうするのか、ってシンプルな話かと
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痛くない死に方(2019年製作の映画)

4.0

在宅医療とは、問題点、ケアする側される側の心情がじゃっかん教習ビデオのように冷静に描かれる前半
そして暖かに展開する後半、どっちが映画的にいいとかじゃなく、ふたつ合わせてこの映画だと思った

ただ、そ
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

4.1

映画が終わって日常生活に戻る
この映画を観たという現実のある日常に、ということを思わされる作品でした
しょうじき「生還までの~」と副題でうたっている以上、生きて帰れるのは分かっちゃってるけど…なるほど
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

次から次へいろんな側面から描いてくれて、最後まで新鮮味が薄れなかった
社会や人間がいびつに見え、主人公に感情移入して観ていれば、次にはまた別の角度から見えるようになってくる感じで楽しい

あとは登場人
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.7

話が進むにつれて温かく、時に熱く、どんどん人の内側へはいっていく、その温度差を体感できる映画でした
いい具合に予告編から受けた印象と違ってたのは面白かった

痛めつけられ、歪められた人の心、その気持ち
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.3

なんとか理解しようと追いかけて、こじつけでも自分の中で整理がついたところでまた引き離される、そんな映画
なるほど、この作品、大きく賛否がわかれるというのも納得

で、これが自分に合うかどうか、というよ
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ダニエル(2019年製作の映画)

3.6

予告編から美男子ふたりの妖しくも危険な内容かと思ったら…
はじまりから全力で「これ○○映画ですから(いちおネタバレしないよう伏せ字で)」と主張してきて、おやおや?な感じに

まあ、それはそれで面白いし
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

キラキラ系やラノベっぽい内容の恋愛映画じゃなくて見やすい、というか個人的には恋愛映画として観てなかった
女がいて男がいて、なんか恋の日々が始まるんだけど、ふたりともそれぞれ正しいと思うし、同時にちょっ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.3

ちくしょー、いい映画だな。と、なんか訳も分からず思ってしまう
さいしょ、「この時代だからって、こんなヤクザいるかー?」としょうじき感じてしまうほどの義理と人情を描いてくる
観てるうちにそれも気持ちよく
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.3

だから自分の正しいと思うことだけ信じろよ、と容赦なくぶん殴られた気分
冒頭から主人公から目が離せなくて、たまらなくひかれてしまう
正しいってなんだ、赦しってなんだと頭の中でぐるぐる回る

どうしようも
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ネズラ 1964(2020年製作の映画)

3.6

ふざけたコメディタッチの作品かと思ってたけど、この映画に対する本気度が伝わってきてよかった
とりあえず最初から最後まで曲と歌が微妙に耳に残る
ちゃんと特撮でもある人間ドラマがいい

ちょっと淡々としす
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.8

3.333版を鑑賞
最初の劇場公開時に鑑賞してから、時が経ったという目もあるだろうけど、前ほど嫌な印象はなかった
むしろ普通に楽しめた

状況が分からないなりに主人公とシンクロできるし、盛り上がるとこ
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.0

はじめて観た人、繰り返し観た人、そしてワイドショーで騒がれていた出来事のその後を知っている人、それぞれに印象が変わってくると思う
個人的には良い意味で誰にも感情移入させてもらえず、精神をたえずすり下ろ
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銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

3.7

この映画のエピソードの前までの原作、アニメを知ってる前提なのでファン以外は観ないだろう作品ですね
いい感じにゆるくてお寒いギャグとシリアスな展開がクロスして面白い
ただ導入はアレとして、最序盤のシリア
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.9

添え物のヒロインじゃなくて、タイトル通りジョゼが主人公の映画だった
ジョゼと恒夫の関係が面白く、きらめきときめき恋愛ストーリーじゃないのもよかった
リアルというか等身大、人としての弱さもいい感じ

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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.7

この映画の7割は「デレていくジョゼさん可愛い」な感じだけど、残りの3割ががんばってるおかげで最後まで楽しんで観られた
ジョゼ、管理人、ふたりの視点でなんでもない日常の大切さと美しさを見つめ直すことがで
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超擬態人間(2018年製作の映画)

4.1

内容もそうだけど、作りの本気ぶりに衝撃を受けた
カルト映画のように人を選ぶけれど、ハマる人はどハマりすると思う

どんな内容か、可能なかぎり想像して観るのが一番おもしろいだろうから、あまり深くは語れな
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燃えよデブゴン/TOKYO MISSION(2020年製作の映画)

3.9

香港映画あるあるなギャグとアクション、それだけに甘んじない「あの日によく観てた香港映画」の正当進化な作品
…というのは言いすぎかもしれないけてど

立体的な動きで、ちゃんと何をやってるか分かるアクショ
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.8

あざとさ上等、存分に感動させてもらおうか。という覚悟がじゃっかんすかされる内容
おどろおどろしい所、胸躍る所、切ない所、すべてしっかりしていて温さのないオタク的な意味合いでのジャパニメーションくささす
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声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

4.3

人の表情、仕草、声にどんどん引き込まれ、カメラの動きも意味を味があって面白い
もっとシニカルなコメディ色が強いかと思ったら、心情をじんわりと嫌みにならない塩梅で描いた心地いい内容だった

何気ない日常
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

4.2

その手に楽器をとって、ダンスでもエアギターでもいいし、曲にのるだけでもいい、音楽って最高だなって思える映画
さいしょは昔の作品風の演出や演技が楽しいだけかと思ってたけど、キャラが出揃ってからめちゃくち
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.0

予告編から想像するイメージ通りの内容
内容うんぬんより登場人物の中の人、それぞれの役者さんたちが、がんばってみんなふざけてるなあ…という映画

しょうじき一瞬でも観てて気持ちがさめたら、そこで終了。以
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

3.7

とりあえずドープじゃね?って
言っておきたくなる
それはともかく、オーソドックスな内容だけれど、流れる歌の気持ちよさはいい感じ
主人公マギーの分岐からくる面白さもある

とにもかくにもクライマックスか
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.9

不寛容という言葉が重く心に刺さる映画
人の温もりだとか、あったかい部分以上に冷たく痛い方が前に出てくる

確かに優しさや親切心もあるし、それはとても心地いいけれど…
そういった類のものすら赦さない、赦
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天外者(2020年製作の映画)

3.7

カッチリとしたイメージの時代劇をいい感じに崩していて観やすかった
かなり駆け足で話が進むけれど、なにげない部分としっかり決める部分の演技で、薄っぺらさをギリギリ回避してる感じがした

足りない部分はあ
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.7

とにもかくにも佐々木の映画だった
自分に置き換えてみたり、誰かに感情移入してみたりしても、結局は佐々木にもっていかれる

過去と比べて現在の自分は、とぼんやり観てると別に今も昔もたいして変わってないな
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ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

3.8

どんな内容か知らずに観たけれど、あんがいこれが大正解な映画でした
どういうジャンルの映画なのか、ということすらネタバレっていうか知ると面白みが半減するかも
どんなジャンルでもOKな雑食派にはオススメで
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

4.0

じゃっかん好き嫌いが分かれるかもしれないけれど、個人的には好き
常に生(性)と死の際を見せつけられているような感じで面白い
感情を逃げ場のない狭苦しい部屋に閉じ込められ、どんどんよどんでいく

登場人
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

4.0

そうくるか、というジャブの連打で大興奮まではいかないけど、まったく飽きることなく最後まで楽しめた
ファミリー映画ほどマイルドじゃないし、大人向けのダークさってほどエグくはない感じ
ワクワクドキドキなア
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滑走路(2020年製作の映画)

4.1

人と人についてずっと考えて、ずっと想像させられる
主に中学生時代と社会人時代の話が並行して進んでいって、どう関係してくるのかが楽しめる

あるていど話が見えてきて、ちょっとは観てて余裕ができるんだけど
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脳天パラダイス(2019年製作の映画)

3.3

すっごい頭悪そう(ほめ言葉)な映画で、結果、やっぱり頭悪かった(ほめ言葉)
すごく個人的に大好物な部類のバカっぷりだと思ってたけど、意外とハマらなかった

ふふっと軽く笑えるシーンはあるし、「なんじゃ
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

4.0

何を考えているのか分からない主人公の分からなさに、観ていてどんどん共感していく
仲間という他人、友人という他人、家族という他人、そして自分自身という他人の関係がどんどん浮き彫りになってくるのが面白い
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.7

かわいらしいキャラクターがちょこまかと動き回り、クスリと笑えるコミカルな演出もあり、ガッツリ能力者バトルが展開する贅沢盛り仕様
なんだけど、驚くほど目新しさは感じなかった。というかむしろ演出的に古臭さ
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