来夢さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.6

MCU3作目。1作目よりもMCU要素が前面に出てきているのがちょっとだけ邪魔な気もするけれど、やっぱり面白いね。特にペッパーがちゃんとヒロインとして物語の中心にいるところがペッパーファンには嬉しいとこ>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.5

前編の続き。基本的に前編と良いところも悪いところも変わらず。さくらTV周りの演技の臭さはどうにもな。話のまとめ方としては原作のヨツバ編とニアメロ編をL編のラストに無理やりくっつけた感じなんだけれども、>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.5

漫画実写化の成功例としてよく取り上げられる本作。確かに面白いし上手く実写化してるなと思う。面白いと思う一方で大衆向け邦画の底が見えたというか、漫画実写化映画って枠を超えるほどのものでも無いよなーと思っ>>続きを読む

スターシップ・トゥルーパーズ3(2008年製作の映画)

3.3

チラシ裏の売り文句から見ていきましょう。
「奇才ポール・バーホーベンが贈る」
おお、ヴァーホーヴェン戻ってきた! え、監督じゃなくて製作総指揮?

「パワード・スーツ"マローダー"ついに実写化!」
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ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.3

もうこれは笑いの好き嫌いだけだな。コメディ要素の強いアクションではなくて、アクション要素のあるゴリッゴリのコメディ映画。もとのテレビシリーズを観てないけれど、こんなノリなのかな? アメリカ人大好きな小>>続きを読む

鉄男 THE BULLET MAN(2009年製作の映画)

3.8

3作目にして英語の鉄男。舞台は日本。もはや超大物監督になってしまった塚本晋也の原点回帰であり進化系。前作以上にわかりやすいストーリーと大幅アップグレードされた映像クオリティによって、かえってアート性が>>続きを読む

鉄男 II BODY HAMMER(1992年製作の映画)

3.8

だいぶわかりやすくなった2作目。馬鹿っぽさも軽減。その分初期衝動的な熱量は減ってしまったけれど、
それでも十分にオカシイし、なんなら話わかりやすくなった癖に1よりわからんっていう意味不明な体験ができる
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

4.3

頭から離れない電話の声「もひもひ~(もしもし)」
から始まって珍子ドリル。どう考えてもふざけた内容なのに、バカ映画と一蹴できない凄まじい狂気世界。世界の大物たちに支持され、カルト的な人気を誇る理由が頭
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.5

ハリーのその後と大好きなヴェノムのために見なければいけなかったサム・ライミ版3作目。
そんな気はしてたけれど、案の定。やっぱりヴィラン3体は多いよな。サンドマンは都合いいやられキャラに落ち着いてるし、
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.8

サム・ライミ版2作目
ウィレム・デフォーは魅力的だけれど、やっぱりヴィランがグリーン・ゴブリンはちょっと地味だよねーって感じでド派手に登場ドクター・オクトパス。1作目は導入部分って感じが強かったので、
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.9

サム・ライミ版スパイダーマン。
ストーリーは原作(アメイジング・スパイダーマン)からの要素が多く、クモの糸(ウェブシューター)の仕組みなんかの設定の違いはあっても、これはどう表現するんだろうっていう「
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バットマン(1989年製作の映画)

3.9

ティム・バートン版「バットマン」。これより前にも実写バットマンはあるけれど、やっぱり「バットマン」の映画って言えばコレってイメージは強い。俺が世代だからかな? でもノーランの「ダークナイト」も本作の影>>続きを読む

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

4.2

ガス・ヴァン・サントが撮ると、いわゆる恋人が病気で死ぬ系の映画もここまで深く繊細に撮れるんだな。死を経験した男と死に向かう女。死という現実を受け入れているかのように見える彼女アナベルは、ただ死を知らな>>続きを読む

(2006年製作の映画)

3.6

実体ありそうなはっきりした幽霊。幽霊っぽくないなってちょっと思ったけれど、そもそも本物の幽霊にあったことないし、案外こんなもんなのかもね。と思ったり。どこか滑稽さがありつつも、いい感じにジメジメ湿度を>>続きを読む

サブウェイ(1984年製作の映画)

3.8

中高生の頃にレオンを観たきっかけでリュック・ベッソンの過去作を漁った時に出会って以来なんとなくずっと好きな映画。
トレインスポッティングのストーリーをすごく軽くしてルパン三世くらいのドタバタ追いかけっ
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電子的迷宮/THX-1138:4EB(1967年製作の映画)

4.0

ルーカスのデビュー作「THX-1138」の元になったルーカスが学生時代に撮ったっていう15分の短編。
ルーカスの学友(「ミミック」とかの脚本のマシューロビンスって人らしい)の2ページの脚本が原案になっ
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THX-1138(1971年製作の映画)

4.1

スター・ウォーズより好きなんすよ。シンプルで分かりやすいディストピアものなんだけれど、シンプル過ぎて空想、妄想が捗るやつ。以降のルーカス作品でもこの作品のセルフオマージュみたいのが出てくるので、スター>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.7

監督の処女作「ウィッチ」がかなりツボだったのでチェックしていた本作。これは凄いね。もう普通のホラーに怖さを感じなくなってしまった人、人の狂気の描写に思わずにやけてしまう人にオススメしたい。
これだけの
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梟の城(1999年製作の映画)

4.0

司馬遼太郎の「梟の城」2度目の映画化。なんでこんな評価低いんだろう。すごい面白いと思うんだけれどな。映画館で観てDVDも買って何回も観てるくらいには好き。
忍者xツェッペリンって最高のおかしなセンス。
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.9

ストップモーション好きなんで、公開前からずっとチェックして絶対観に行くぞって思ってたのに、忙し過ぎて観に行けないうちにどんどん話題になりメディアで取り上げられたりして、期待値があがり続けての劇場公開終>>続きを読む

スターシップ・トゥルーパーズ2(2003年製作の映画)

3.3

ヴァーホーヴェン作の続編は別の監督がとってコケるっていうお約束があるけれど、あの特殊効果・ストップモーション界の超大物フィル・ティペットが監督する(1でもバグズを動かしてます)ってことでジュラシック・>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

キューブリックxアーサー・C・クラークという偉大なコンビによる偉大なる映画。
冒頭の猿のシーンだけで猿の惑星数本ぶんのスペクタクルを感じられるようなものすごい作り。上位の存在との接触による能力の開花。
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

4.6

数年観ていなくても、定期的に脳内再生が止まらなくなるあの5音。中毒性が高過ぎてそれを聴きたいが為に再鑑賞してしまったり。気づけばキーボードで弾いている始末。映画にサブリミナル的ななにか埋め込まれてるん>>続きを読む

ドラえもん のび太の大魔境(1982年製作の映画)

3.6

映画ドラえもん3作目。映画シリーズの中でもそこまで話題に挙がらない気がする本作だけれど、結構しっかり面白い。地球上にある未踏の地っていうところが平行世界や過去未来や宇宙とはまた違ったロマンを感じるよね>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.7

シリーズ5作目。更に監督代わって5人目。今回は少しアクション寄りな印象。アクション多くてもアクションに格好良さがあれば結構楽しめてしまうもの。同じアクション寄りでも2とは全く違った印象で、こっちの方が>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.8

シリーズ4作目。監督も4人目。
毎回作風が変わるのもある意味面白いよね。2,3と今ひとつハマらないながらも惰性で観てしまった4だけれど、以外にもこれが面白い。
派手なシーンも多いけれど、ドンパチやアク
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.5

映画シリーズ3作目は今では有名なJ・J・エイブラムスの映画初監督作。正直そんなに俺にハマらない監督だったりするけれど。
1作目2作目の悪評、特にTVシリーズファンの怒りを沈めるかの如く、原点回帰な作り
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

シリーズ2作目。
ジョン・ウーだからね、深いものを期待しちゃいけない。スパイ大作戦というよりは007。知的な要素が皆無な感じの筋肉アクション映画です。これはこれでまぁ面白いっちゃ面白いんだけれどね。お
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

TVのスパイ大作戦に思い入れが強すぎると、初っ端から、えーーーってなるのはわかるけれど、サスペンス要素も強めで暗めでやっぱり1作目が一番好きだな。特にデ・パルマの独特な映像美と、大衆アクションでありな>>続きを読む

12人の怒れる男(2007年製作の映画)

3.6

「十二人の怒れる男」のロシアリメイク版。リメイクなので、大筋の事件については同じ要素をつかってはいるものの、ロシアの社会事情に反映させるだけではなく、キャラクターそれぞれのエピソードがあったり、本筋部>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

大好きなシドニー・ルメットのデビュー作。ワンシチュエーション映画の親玉的存在。高校?だったかの時に授業で舞台を観たキッカケで映画をすぐに観て、そのままシドニー・ルメットにはまっていったんだよね。
昔の
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瞳の奥の秘密(2009年製作の映画)

4.5

アカデミー賞外国語映画賞受賞作で、ハリウッドリメイク(『シークレット・アイズ』)もされている本作。もっと注目されるべき映画の一つだと思うよね。サスペンスでありラブストーリーであり復讐劇であり社会派ドラ>>続きを読む

ゼイラム(1991年製作の映画)

3.8

牙狼〈GARO〉などで知られる雨宮慶太監督に、ゼイラムの造形はなんとフィギュア界では知らぬものはいない竹谷隆之。さらにコスチュームデザインはあの世界的ファンも多い(俺も大好きな)寺田克也。ついでにアニ>>続きを読む

コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

3.5

いや、悪いの犯人なんだけれどね、どうしても店長に一番腹が立つよね。頭悪すぎてどうしようもない。客観的にみたら何でこんなの騙されるの?って思うけれど、当事者になったらそんな冷静に対応出来ないんだろうな。>>続きを読む

闇の子供たち(2008年製作の映画)

3.6

阪本順治の映画ってどこか暴力的な描写を優しく濁してしまうところがあって、この映画ではそこがメッセージ性をもマイルドにしてしまっていて少し残念だったかな。題材が題材だから露骨には作れないってのもあるんだ>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.3

正直初回鑑賞時はあまり刺さらなかったんだけれど、再鑑賞時に、映像のなかにセリフでは語られないハクの本当の正体が隠されていることを発見してしまい、そこでこの映画の見方を間違っていたことに気づきました。ス>>続きを読む