来夢さんの映画レビュー・感想・評価

来夢

来夢

映画(647)
ドラマ(11)

天使が消えた街(2014年製作の映画)

3.6

どこの国でも似たような問題はあるようで、要はワイドショーなんかで殺人事件をまるでサスペンスドラマのように演出して楽しんでる風潮ってどうなのよ。っていうはなし。重要なのは犯人探しじゃないってわかっちゃい>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

3.8

インターネット、携帯電話、スマートフォンと、時代に合わせたホラーって必ず出てくるよね。新しい文化や変化に対する恐怖心がそうさせるのかね。回路は黒沢清らしく、ベタでどこか嘘臭いところがありながらも、そん>>続きを読む

こま撮りえいが こまねこ(2006年製作の映画)

3.8

今は無き渋谷シネマライズで本編開始前にやってた「こまねこ」。の長編劇場版。
久しぶりに観たけれど、いい歳したオジサンが語尾に♡付けて「かわいい♡」って言いたくなるくらいに可愛い。人間の言葉喋らないのが
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バーダー・マインホフ 理想の果てに(2008年製作の映画)

4.7

これは是非観て欲しい映画のひとつ。
正義と暴力の増幅。
悪だと思って戦争や争いを始める人はいない。みんな最初は正義のため。ただそこに振りかざす力があればその暴力はどんどんと膨張していき、次第にはだれも
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クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア(2002年製作の映画)

3.4

続編感ゼロのインタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの続編。
亡くなってしまったアリーヤには申し訳ないけれど、微妙な作品です。
劇場で観たときはそこまで酷い感じはしなかった(微妙ではあったけれど)から、技術
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.8

公開当時、期待に胸を膨らませながら映画館に行って学生証をだしたら、子供は観ちゃだめと追い返された中学生の頃の苦い思い出。仕方なくVHSで観ました。ちなみに初期のVHSのパッケージには大きくトム・クルー>>続きを読む

FTL(原題)(2017年製作の映画)

3.9

YouTubeでオススメされたから、15分くらいの短編だしちょっと観てみるかって感じでなんの予備情報もなしに観てみました。
ギャラクティカってミニドラマのスピンオフってことでいいのかな。全然知らなくて
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早熟のアイオワ(2008年製作の映画)

3.8

監督(女優)の自伝的な映画。
売春宿みたいな実家で売春婦のような母と暮らす三姉妹。辛い現実の中でもしっかりと自己を持って生きる14歳の長女。演じるジェニファー・ローレンスの年齢は当時17歳らしいので、
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君と歩く世界(2012年製作の映画)

4.0

爽やかな恋愛映画みたいな予告だったから、監督ジャック・オーディアールって気付かずにスルーしそうになったやつね。当然そんな爽やかな映画ではないです。
なぜ女性はくずな男に惹かれるんだろうって思って観てい
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.8

園子温流エンタメ。「TOKYO TRIBE」じゃなくて「TOKYO TRIBE2」の実写化。まさかのラップミュージカル。よくよく考えたら、言葉を唄うラップっていうジャンルってどんな音楽よりミュージカル>>続きを読む

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

4.5

重たい社会派ドラマであり、サスペンスとしても面白く、そして身震いするほどの切ないラブストーリーでもあり。
とにかく大好きな映画の一つです。最近でいうとボーダーラインとかに近いのかな。こっちの方が痛々し
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オカルト(2008年製作の映画)

3.8

白石晃士のモキュメンタリーなんで、いつもの異界の生物的なものが映るんだけれど、今回はお馬鹿要素があんまりなく、かなりリアリティがあるので、映像に変なものさえ映さなければ、深夜にやってる日雇い労働者のド>>続きを読む

ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)

3.6

白石晃士ファンのための映画だよね。白石作品観たことない人がいきなりこれ観たら、なんだこれ?ってなって低評価つけてしまうのは仕方ないよね。もし俺がそういう立場だったら俺でもそうすると思うもんな。けれどね>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

3.7

今までのコワすぎとは一味違う、コワすぎ流ラブストーリー。
ストーカーと蛇女の恋。工藤Dが愛のキキューピッドに?
なんだかドラマチックで良いお話。隣の家のおばさんの情報収集力が一番怖いよね。
単体作品
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.6

おいコックリ!
って工藤さん、「超」になってよりいっそう単細胞でお馬鹿になってる気がするよね。過去が変わって色々闇の部分がなくなったからかね。
そしてチープなMAN WITH A MISSIONコック
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.8

いよいよ最終章。主人公田代だし、これまでのコワすぎとはあからさまに違った雰囲気。って江野くん出てきてるし、しかもガッツリ主演ばりの立ちいち。ドラえもんでいうところのドラえもんみたいな。
コワすぎから白
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.7

いよいよ劇場版。
映画館ではほぼ全員爆笑してたよね。
っていってもアップリンク渋谷の小さいホールだけれど。まぁ逆にコワすぎファンしかいないだろう安心感の中で気兼ねなく笑えたね。
確かに面白かった。面白
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 新説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.6

お岩さんについて結構勉強になる。お祓いシーンは本物だろうかね。
市川の憑かれっぷりが見事。ノロイの松本まりかに迫る勢いの迫真の演技。呪われ演技のさせ方は白石監督が世界イチだよね。間違いない。しかし男ど
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.0

まさかの呪いのアイテムが出てこない! 意外にもシリアス路線でちょっとウルってきてしまった。俺の涙腺がおかしくなってるだけかなぁ。
FILE4は真面目に面白いね。
まぁでも、真面目って言ってもホラーなの
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.7

河童と相撲って最高か。最早ホラーなのかなんなのかよく分からないけれど、意外にも河童でちゃんとホラーっぽくなってる。工藤Dと鈴木さんのやりとりが、2人とも口悪いのになんだかほっこりしてしまう。ホラーなの>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.7

前半は割と王道な廃墟系ホラーなんだけれど、途中からホラーであることを忘れてしまうような展開に。それでいい。例のアイテムも正しい使い方なのかよくわからないけれど、工藤Dが気に入ってくれているのであればそ>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

4.0

白石晃士の趣味の世界とも言うべき、愛されモキュメンタリーホラーシリーズ「コワすぎ」第1作目。
「ノロイ」で白石ワールドの虜になった俺としては、口裂け女の妙な人間味が、ノロイのあのおばさんの怖さと重なっ
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ペーパーボーイ 真夏の引力(2012年製作の映画)

4.0

とてつもなく品のない社会派ドラマだと思ってみていたのに、気づいたらとてつもなくピュアな恋愛ドラマに変わっていて、最終的にはエグいサスペンスドラマになってたよね。面白い。
ニコール・キッドマンはシャロン
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アクロス・ザ・ユニバース(2007年製作の映画)

3.9

歌詞以外のセリフは決して多くないのに、こんなにしっかりストーリーが構成されてるのが驚き。暴力的な反戦デモはそれ自身が新たな火種を生むという矛盾を持つ。逆に力のないデモは効果が薄い。それに対してアートと>>続きを読む

8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

4.0

リモート映画ってことで、普段の岩井俊二映画のクオリティがあるかと言われると、同じとは流石に行かないかもしれない。けれど、これだけ面白いものを今だからこそ作れるってのはね。
YouTube版を先に観てい
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.2

岩井俊二の長編映画デビュー作(長編のまえに中編のundoがあります)ではあるけれど、TVで短編中編やっての打ち上げ花火下から~ヒット後なので、新人ぽさは感じられないし、監督のカラーのようなものは既にし>>続きを読む

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.4

いわゆるヴァンパイアものの王道ストーリーなのに、まるで今まで観たことのないストーリーを観ているかのような感覚になる。種族、性別、年齢を超えたラブストーリーではあるけれど、ホーカンとエリもかつては、って>>続きを読む

人生スイッチ(2014年製作の映画)

4.0

6本の短編からなるブラックなコメディ。プロデュースはアルモドバル兄弟。
ポスターには「驚愕&爆笑にして」ってかいてあるけれど、かなりブラックなので爆笑出きるような内容ではないよね。面白いけれど。
一つ
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ジャンパー(2008年製作の映画)

3.6

公開当時評判あんまり良くなかったけれど、俺は結構好きだったな。主人公がクズなことを含めて面白いよね。どっちも正義じゃないっていうのがなんか魅力的だった。単純に車飛ばすバトルが格好良かったってのもあるけ>>続きを読む

毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

4.0

ワンシチュエーションで登場人物はたったの二人、あるのは少しの小道具・大道具だけ。現実と虚構の境がわからなくなっていく系の映画は数あれど、これだけの制約の中で観客をここまで引きずり込むのは、会話劇から徐>>続きを読む

ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.8

ただ愛情をもって抱きしめることでさえ躊躇われるような繊細さ。そこに向き合う為には自分を隠すことは許されない。嘘臭い正義はそこでは簡単に人を殺す凶器でしかない。そしてこのドラマチックな危うい場所は、世界>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.8

当時なんでこの映画を観に行ったのか覚えてないけれど、面白かったことだけは覚えてたから再鑑賞。別に凄く心に残るとか忘れがたいとかじゃないけれど、やっぱり面白かったね。軽いノリの中に、結構考えさせられるよ>>続きを読む

カルト(2012年製作の映画)

3.6

白石晃士のお馬鹿ホラーの代表作。
俺の大好きな「ノロイ」は結構真面目に怖いし、俺の大好きな「コワすぎ」はお馬鹿だけど怖さもある。けれど「カルト」はお馬鹿でしかない。怖いところが何一つない。あびる優と岩
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.4

ホロコースト系の映画の中でも、ユダヤ人が追いつめられていくさまや、ポーランドの情勢がかなり分かりやすく描かれている作品だと思います。
ノンフィクションの原作にポランスキー自身の実体験を反映しているから
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ゴーストスープ(1992年製作の映画)

4.0

料理をテーマにした短編オムニバスドラマシリーズ「La cuisine」の中の岩井俊二担当の3本のうちの1つ。
の完全版。
リアルタイムでドラマは観てないので、どこが完全版で追加されたのかはわからないで
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FRIED DRAGON FISH(1996年製作の映画)

4.0

料理をテーマにした短編オムニバスドラマシリーズ「La cuisine」の中の岩井俊二担当の3本のうちの1つ。
この物語の主人公とも言える、ナツロウ(浅野忠信)は、のちの岩井俊二作品「スワロウテイル」で
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