どなべさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

どなべ

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姿三四郎(1943年製作の映画)

3.0

シナリオ自体は少年マンガ的
柔道の修行と精神的成長、つきまとう最強の敵とのラストバトル、などなど

柔道シーンはかなり微妙で、もたついたつかみ合いのテンポは最悪

娘の真顔アップだけは不気味でよかった
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翼の凱歌(1942年製作の映画)

2.0

さすがというべきか、卒ない脚本の才能をすでに発揮しているように思った
と言っても洗脳映画なので、感動するのは難しいが
戦闘機の撮影すごい、さすが戦時下

間諜未だ死せず(1942年製作の映画)

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物件サイトで引っ越し先探しながら見てたら全然話が入ってこなかった
ボソボソ喋りとピストルの音量差に苛ついた

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

40年代のフィルムノワールの要素をかき集めたみたいな映画で、一歩歩くごとにフラグを立てる男とか、イノセントノロマ女とか、あの頃のサスペンスを彷彿とさせる要素が沢山ある(シナリオ上にもあるあるがいくつか>>続きを読む

(1939年製作の映画)

2.0

30年前後の傾向映画らしきストーリーになっているが、終わり方はだいぶ違う印象を受ける

農村のリアルということで有名らしいが、残念ながら「リアルだなあ」と思わせてくれるシーンはひとつもなかったし、左翼
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土と兵隊(1939年製作の映画)

3.0

田坂という監督は水の中をバチャバチャ行軍するのが好きなんですね

授業料(1940年製作の映画)

3.0

併合時代の朝鮮映画
半分朝鮮語で撮ってるのが意外、禁止されてなかったんだね チョゴリも着てる

日本人の先生がめちゃ聖人に描かれるが、これは検閲のせいだろうと思う 誰のイデオロギーにも左右されない映像
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

2.0

パゾリーニ全然好きじゃないのになんで見たのか、自分を叱りたい

王女メディア(1969年製作の映画)

2.0

「奇跡の丘」でやってたライ病治し芸またやってるよ

ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.0

思ったよりゴア描写がキツめで、面食らった ちょっと気持ち悪くなった
映画自体は、思ったより優等生というかきちんと風呂敷畳んでてよかった

宮本武蔵 第一部 草分の人々 第二部 栄達の門(1940年製作の映画)

4.0

熊五郎役の上田吉二郎がよすぎて、宮本武蔵も佐々木小次郎も霞んでたよ

元禄忠臣蔵 後篇(1942年製作の映画)

2.0

復讐劇というテーマで前後編に分けて膨大な量の会話を聞かせておいて、カタルシス的な回収が全くなく、現代では考えられない物足りなさを実現している
つか当時はこの退屈さが許されたのか?

元禄忠臣蔵 前篇(1941年製作の映画)

2.0

クレーンを多用しているので、奥行きのあるかなりモダンな映像なのは確か
また1分〜数分程度の長回しで構成されていて、会話の臨場感もある

が、とにかく話に抑揚がないので、面白い映画ではない
それと元の事
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戦ふ兵隊(1939年製作の映画)

3.0

日中戦争で占拠した中国の記録映画

「上海」のときはどれだけ占拠がうまく行っているかを映していたが、今回は前線ということもあってか物資のたりてない感じ
が伝わってくる

最初に字幕でそれらを"大地が新
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鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

3.0

オペレッタ
(イタリアoperetta「小さいオペラ」の意)オペラより小形式で音楽も軽妙な、地口的要素を含む歌劇。一九世紀後半、パリのオッフェンバックの「天国と地獄」や、ウィーンのヨハン=シェトラウス
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花ちりぬ(1938年製作の映画)

1.0

ただでさえほとんど聞き取れないセリフよりでっけえ効果音のせいで音量を上げられず、もう完全に英語字幕のみで情報を読み取らなければならない 多分いい映画っぽいんだけど、本当に一体何の話なのか、なぜ彼女たち>>続きを読む

上海(1938年製作の映画)

3.0

日本が攻め入った上海の様子を撮ったドキュメンタリー
ロシアがやってるプロパガンダと同じことで、英米が支援する中国に対し、あくまで日本が正しいことを強調したいらしい
が、その意図とは裏腹にあんま日本の支
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五人の斥候兵(1938年製作の映画)

3.0

アメリカの戦意高揚映画って敵の残虐性を証明するものが多い気がするが、日本のは死を恐れずに国に奉仕するのがかっこいいてきな洗脳が多いような気がする
「気がする」ばっかりなのは、戦意高揚映画とかそんなに見
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淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

5.0

これすげえ 戦前の小津コメディの到達点じゃないですか
「お早よう」に受け継がれる雰囲気もある

愛怨峡(1937年製作の映画)

2.0

こうも毎回"悲運な女性"の映画ばっかり撮ってるとなると、やっぱ溝口ってこのフォーマットに味をしめてただけなんじゃないの
戦前/戦後でテーマが変わっちゃってることからも、ヒッチコックが一生ミステリー突き
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阿賀に生きる(1992年製作の映画)

4.0

小学生のとき授業で見せられたマジメなドキュメンタリーって意外とのめり込んで見ちゃった経験あると思うけど、あんな感じで深夜に一気見してしまった

第二水俣病の映画だけど、グロい被害者の看病シーンとか出て
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新しき土(1937年製作の映画)

4.0

外国に留学して「個人主義っていいな〜」と思った青年に、ドイツ女が「それは日本に合わないから。日本は全体主義の国だから。満洲(新しき土)行って土地耕せ。」とお告げする話。
ナチと日帝の地獄コラボに、おす
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RAMPO(黛バージョン)(1994年製作の映画)

1.0

あの頃の大島イズムを感じる
ヨーロッパっぽくカッコつけた感じというかね
この白人コンプレックスにいつか勝てるといいですね

マイ・ブラザーズ・ウェディング(1983年製作の映画)

3.0

ちょっと考えられないレベルで足がなげえから歩くショットが映える

こういうゆる系は友達と見たい

花形選手(1937年製作の映画)

3.0

大学陸上部の選手一団が行軍の練習をするだけの話
この頃には中国との戦争が始まって、いわゆる戦意高揚映画に見える
が実のところそれは表面だけで、誰も真面目に訓練に参加せず子供と遊んだり女と遊んだり、宴会
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祇園の姉妹(1936年製作の映画)

2.0

まーたほとんど聞き取れず、英語字幕だより

この時代のトーキー本当に嫌になる

河内山宗俊(1936年製作の映画)

2.0

込み入ってるくせに大した話でもない
一体何を伝えたかったんですか?

浪華悲歌(1936年製作の映画)

3.0

女性の権利云々が言いたいのは理解するが、出てくる男がバイキンマン並みにフィクショナルで、お人形遊び感が強いなあ
正直溝口健二の良さあんまわからんな
覗き見みたいなカメラはある

一人息子(1936年製作の映画)

4.0

女手一つで育てた息子を中学校に行かせるために信州から東京へ送った母、20後に東京へ様子を見に来たが、エリートになってるかと思いきや貧乏人だったという話

この田舎から出てきた母と都会の子供の微妙な関係
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兄いもうと(1936年製作の映画)

3.0

有名作品の最初の映画化
妹は妊娠するが彼氏に逃げられ、死産したことで家族関係がめちゃくちゃになるが、しばらくしてその彼氏がノコノコ現れるという話

兄貴と彼氏の喧嘩シーンが見ものということだが、とにか
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.0

あべしの元ネタ
意外と地味だが、観客を世界観に閉じ込める撮り方が既にうまい

赤西蠣太(1936年製作の映画)

3.0

スパイの話で、メインキャストが全員魚の名前になっているのがコミカルさの現れらしい(もちろん"サザエさん"も出てくる)
本当に全然見なくていい映画だが、何度もリメイクされるだけあってシンプルさが売りなの
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有りがたうさん(1936年製作の映画)

3.0

東京へ売られゆく娘と周りの人たちのロードムービー
おそらく現存する最古の日本のロードムービーの一つだが、きれいな海岸が挟まれていて、その役割を全うしている

ところで乗り合いバスと売春婦(正確にはまだ
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雪之丞変化 第一篇(1935年製作の映画)

1.0

50年代に1,2を再編集したやつを見たんだけど、最初にとてつもなく長い語りで全ての設定をお知らせしてくるので、この時点で一切理解できず死んだ スターウォーズと同じだよこれじゃあ