エビヒヨコさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

おもしれー!
劇場いくか迷ったけど、観て良かった!

役者陣も皆素晴らしい、主人公2人のキャラクターだけで、まだ何作も続編作れそうな秀逸さ。

終幕のアクション、めちゃくちゃカッコいい…。邦画はもちろ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

大作SFでなりながら、イノセントでポジティブなメッセージに癒しと希望を感じる秀作!

いかにもハリウッド的なビジュアルと、意表をつくキャラクターとストーリー作りがお見事。

圧倒的物量と情報の現代で、
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オールド(2021年製作の映画)

3.0

一つのシチュエーションで、全編に渡って緊張感を継続させる、シャマラン監督のスリラー手腕が楽しい!

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.5

常に新しいジャンルを見せてくれるMCUの新たな傑作!

MCUスケールでのカンフーアクション大作…と言うだけには留まらない、多彩な要素がハイレベルで掛け合わされている。

役者陣も皆素晴らしいが、作品
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

今年ベスト級…3時間の長尺が一片の澱みなく、充実の時間に!

日本の各都市を舞台にしたダイナミックな撮影、贅沢かつ充実のセリフ、その脚本に見事に自身を差し出している役者陣…全てが絶妙なバランスで混ざり
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

シンプルに…面白い!

『キャラクターがストーリーを紡ぐ』という映画の醍醐味を味わい尽くせる作品。前作『スーサイドスクワット』の予告編を観た時に期待した体験を、そのまま魅せてくれた!

飛び道具的要素
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

あらゆるジャンルの音楽が混じり合った、高揚感MAXの2時間30分!

困難な状況が簡単には変わらないことは、これまでの歴史が証明しているかもしれない。

それでも両親たちが戦ってきた歴史を抱えて、日々
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まさに”今”観ることに、重要な価値のある傑作!

何を言ってもネタバレになる種類の映画。
タイトル、ストーリー、作劇の方法…全てが精密に狙いを持って作られていた。

映画は視覚的メディアであるが故に、
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.5

マーベル・ムービーの興奮を思い出させてくれるアクション大作!

豊かなキャラクター、示唆に富んだストーリー、大スケールかつ芸術的なアクション、ディズニー+のシリーズを十二分に楽しんでるファンに、映画館
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.0

小難しく考えず、映画の世界とキャラクター(怪獣)に没頭できるのは素晴らしいですね。

どんどん増える人間の登場人物達に不安を覚えるかもしれないが、それらは気にしなくていいと気が付けば、あとは怪獣達の狂
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

コメディ寄り『舐めてた相手が殺人マシーンでした』系映画!ジャンル物としては、かなりハイレベルな作品で、主人公の自分語りが煩わしく感じたところもあるが、ボブ・オデンカーク絶妙なバランス感覚によって、見事>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

4.5

前作から衰えぬ緊迫感と緊張感!

基本的ルールは変えずとも、中心となる『家族』のキャラクター性を掘り下げることで物語とサスペンスがよ格段に豊かに進化していた。

奇を衒わず、説明的シーンも登場人物も最
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アオラレ(2020年製作の映画)

4.0

不運&不条理のサスペンスが止まらない!″無敵の人″の怒りに火がついてからラストまで怒涛の展開。1番怖いのは、この映画の犯人は、隣にいるその人かもしれない現代の病理。最初から最後まで沸点湧きまくりのラッ>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

無念…という気持ちが強い。

実際、映画を楽しみことはできた!
迫力のアクション、役者陣の奮闘(特に縁役の新田真剣佑!その体躯と体のキレ、縁としての危うさと不気味さ、ヴィジュアルの作り込みも含め素晴ら
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.5

期待値モリモリで観に行ったが、それらに答えつつ、良い意味で裏切られる要素もたくさんあった!

ホラーコメディという主軸をブレることなく、それぞれの要素をただ単にネタにするだけでなく、しっかりと感動とカ
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

2.0

モンスターは手強くカッコよく、アクションも十分イカしている!それでOKでしょ!

『モンハン』のいうゲームの特性や体験を上手く映画で表現しきれているかと言われれば、それほどでも無い。舞台に変化が少なく
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ノマドランド(2020年製作の映画)

5.0

主人公ファーンの『人生と心の旅』に同乗しているような映画体験。

現代人にとっての「人生の旅路」は、予想や計画を立てること容易ではない、多くの人にとってのとても困難な時代になった。そんな世の中で、映画
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.0

『絶望』体感ムービー!…という作品。

激しく抵抗できる絶望と、気がついたら身の回りを侵食していく絶望があるとしたら、後者をタップリと味わわせてくれる。

社会が人に許容する役割や、同調圧力による行動
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

主人公・三上がみせる現実を我々観客はどう受け止めるのか?

主人公・三上は観る者の心を揺さぶる人物だ。
映画全編を通して、その危うさには常にヒリヒリさせられる。

抑えがたい怒りと暴力性、それと矛盾す
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

主演2人が話をするだけで、その様子がそのまま物語になりそうな、映画の詩的な佇まいに魅せられる。菅田将暉さん、有村架純さん、この2人でなければ成立しなかったのでは?恋愛映画としてはストレートな展開ながら>>続きを読む

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(2008年製作の映画)

4.0

アナキンとアソーカのやりとりがホッコリしますね。実写はアナキンがダークサイドに堕ちてく過程がフューチャーされるけど、アニメシリーズは活躍っぷりが楽しめて良い!

プリクエル・トリロジーのスターウォーズ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.5

想像力を刺激するアニメーション、多くの人々を肯定する力を持ったストーリー、これまでのピクサー映画にあった要素が、よりパワーアップした傑作!

『レミーのおいしいレストラン』の料理シーンを観て涎が出るよ
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.0

前作『新感染』を観て、
「邦題は、続編で舞台設定変わったらどうするのだろう…」と思ってら、続編タイトルは『新感染列島』ということで、個人的にら「なるほど」と感心しました。

前作は、ゾンビ映画をここま
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.5

側から見たら大袈裟でなはいが、本人にとっては深刻なことがら。現代社会で、それぞれが抱える『生き辛さ』をポップに、しかし矮小化させることなくストーリーとして成立させていた。

のんさんは、ファンタジック
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.0

最大の魅力は、見事な映像技術により生み出される眩いヴィジュアルの数々。終末の地球、危険な宇宙空間を、リアルとファンタジーが共存する絶妙なバランスで描いている。特に宇宙シーンでのアクションとサスペンスは>>続きを読む

ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.0

ハリウッド大作が少ない1年の最後に、Netflixから『ハリウッド映画最高!』と思える映画が登場した…という意味でも今年の象徴的に作品!豪華絢爛な俳優陣が楽しそうに歌やダンスを披露するシーンの数々が眼>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.5

映画館になかなか行きづらかった一年の最後に待ち受けていたヒーローアクション傑作!80年代を舞台にしながらも、その中で描かれるのは、現代社会にも通じる社会の闇。コミック感強めの設定やアイテムの数々を、8>>続きを読む

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.0

マイケル・ベイによる『やり過ぎアクション』を期待する超大作。ゴチャゴチャ考えるより、監督の作るテンポに観る方から合わせに行くくらいの楽しみ方が正解か。…とはいえ、キャラクターへの共感が難しいストーリー>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.5

暗い過去の傭兵と孤独な子供…というパッケージ感ある展開をクリス・ヘムズワースの肉体と、生身を感じるアクションによりオリジナリティを獲得。アジアを舞台に様々なキャラクターが登場するも裏社会の世界観が思っ>>続きを読む

Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.5

もっと複雑な…芸術家の頭の中を映像化したような内容を想像してだけど、もっと直球かつ泥臭く、『芸術やエンターテイメントが持つ力と責任』を描いた作品だった。その裏側で、業界のパワーゲームや世間のイメージに>>続きを読む