三監督が同じ演者を使って三つの時代を三部作でやっちゃうオムニバス。一作目の肝心なキン・フーパートをほぼ寝るという愚行で魅力半減ですが、二作目の京劇、三作目の現代舞踊とステージ繋ぎで輪廻転生を表情するん>>続きを読む
経典であるマクガフィンの奪い合いと寺の権力争い、パワーゲームでほとんどの尺が使われ、キン・フー的なアクションはラストにちょろっと。痛いところをつかれて「はっ」となる表情や演出は古いコントの様で爆笑もの>>続きを読む
遠くにモニュメント・バレーが見えるような空間で室内劇をやってしまう荒業を決めてきた。シュワルツマンとスカ子の切り返しが絶妙で、中心をずらしてイマジナリーライン的な物をみせる感じが秀逸な中、濃密な会話劇>>続きを読む
プロダクションは『裸のランチ』を思わす作り。座礁してるフェリーにゴミ箱を食べる少年というバキバキハッタリ効いた冒頭からクレイジージャーニーの身体改造みたいな世界に入っていくの、久しぶりの変態クローネン>>続きを読む
相変わらずエドワード・ヤンに対するハードルが高くて良さがわからんかったわけですが、最後まで観て残ったのがエレベーターの映画だったなと。エドヤンコンプレックス炸裂。
163分使って物語がほとんど進まないのが凄い。カギの取り合いというシンプルな筋がアクションを邪魔しないのは良いが、ポケットに入れた鍵がいつの間にか無い、ってのが延々と続くだけ。割にシンプルな構図のアク>>続きを読む
後半にジーナ・ローランズの動物映画になったり夢のシーンが出てきたりで驚く。カサヴェテスの役が大人になりきれないダメ男じゃなくて、子供を子供扱いしないダメ男と思ったら色々合点がいった。
出演陣が今見ると若手とベテランのバランスの良さに舌を巻く。特にジェームズ・カーンの演技の懐の広さには感動しっぱなしで。そして夜の映画だけに画面の黒がキーになるわけだが、影が織り成す黒のキレっぷりがハン>>続きを読む
カリ城から風立ちぬまでの記憶をちりばめて、結局某過去作と同じ構造の作品になっちゃってるのよねぇとか思いながら、何かのモブシーンに相変わらず興奮するのは監督はやはり作画の人なんだなぁと改めて思ったり。キ>>続きを読む
ジギスタラストまでを90分で。有名な映像とボウイのインタビュー、存命している関係者の声。リンゼイ・ケンプがボウイのマイムを「見ていられなかった」と語ってるのが最大の山場。
辛い話で観ていられないんだけど、演技の付け方がもろ「カウリスマキ影響受けてるじゃん!」ってなってたし、部屋越しのショットの美しさだったり、いきなり動くカメラの滑らかさだったりファスビンダーで一番楽しめ>>続きを読む
ファスビンダーの戯曲の映画化とは聴いてたが、演者の芝居が徹底的に舞台のそれで、立ち位置や導線からカメラの構図まで演劇を観てるような気分になって、逆に乗れず。
元ネタ未見。京都が舞台なのでヨーロッパやロブカールトンの面々も登場、そうなると細部が引っ掛かって咀嚼を阻害されっぱなしで。『怪物』や『リバー、流れないでよ』の要素も見受けられ色々やってるんだけどなぁ。>>続きを読む
長身、革ジャン(?)パンツスタイルのクソかっこいいキム・ミニが、喋りだした途端に人懐っこさ満開で攻めてきて秒でやられる映画。
マンゴールド監督、脚本クレジットにデヴィッドコープ、対立構図はシンプル、ステージクリアしていくタイプの構成で複雑にせず、久々に効いたマクガフィン使って終始わかりやすいサスペンスと複雑なアクションが持続>>続きを読む
作劇トロンプルイユを思い出させる反復と差異の中で徐々に真実が明かされるサスペンスにラブコメまで放り込んで、結果演者が階段登り倒してて大変だなぁという映画になるという。
腹にビデオ突っ込むのはいいが、そっから手を出す動きはもうドラえもんのそれでしかないだろと。
いくらでもエモい場面を作れそうなシナリオを、常に一歩引いたようなミドルショットで撮っていき、結果渇いたようなドライな印象に持っていくシュレイダーが、男女の手の繋がりを撮ってもやはりエモくならない事に逆>>続きを読む
冒頭に「AIやディープフェイクじゃないよ ソクーロフ」とクレジットが出て爆笑したんだが、早くプーチンもここに来れば良いのに。
出演した日産車がS30だけになってしまったわけですが、これも当然の如くRB26に換装されてたわけで、L型も大事にしてよぉ、と思いながら観てた、以上。
Macの横にあるアメスピのかっこよさ、日に日に弱っていく母親、とにかくSkype切らない親子。
NYの港に船で近づく映像から入って、そっから各人が一人語る演劇的な演出を最後まで突き通す。『家からの手紙』とまったく逆のアプローチで移民の歴史を扱っているのにどちらもストレンジャーな作品になるのが面白>>続きを読む
ロッキー1の設定を反転させて4にぶちこんだような話。最後の試合での観客を消してゾーンに入ったような演出、コロナ禍を通過した感覚で観ると当時の無観客試合に見えてしまうのは時代の成せる技か。
日常を切り取るフィックスの画面の連なりがロードムービーを起草させる。随所に現れる電車が効いていて、カメラを動かさずに横移動する快楽に浸れるのが気持ち良い。故にエディット・クレヴァーが街を歩くシークエン>>続きを読む
どうも作家が自伝的な話を撮るってのが苦手で、グレイもその範疇を越えることはなかった。色彩設計が『エヴァの告白』や『ロストシティZ』に近いものを感じた(暖色系)ので調べてみたら撮監が全部ダリウス・コンジ>>続きを読む
映画を読むきっかけになった『イン・ザ・ベッドルーム』から20年、待望のトッド·フィールド作品。相変わらず静かな狂気を画面の隅々に張り巡らす画と音は一回観たぐらいじゃわからんが、ケイトがオーバーアクトに>>続きを読む
バルタザールをスコリモフスキが撮るって感じで行ったらえらいもん見せられた。ドローン使ったりサッカーの試合での手持ちとかスコープのレーザーの出し方とかとにかく撮り方が若いつーか青臭いんだけどバシバシ決め>>続きを読む
当日の沖縄の風俗と小山明子以外キツい。大島組の俳優は嫌いではないが、終盤ビーチでのディスカッションが『儀式』の畳の上と変わりない上につまらないのは致命的。
相変わらず胸ぐらの掴み方の上手いシャマランですが、ここにきて回想というキャラのバックボーンの説明シーンを、ゲイのカップルへの感情移入というミスリードと訪問者達との対比として最後に効いてくるってんだから>>続きを読む
前半の部屋での戯れをモノローグで説明していく所の退屈さを抜けると『さすらい』ばりのロードムービーにシフトしたはいいが、無口な運転手が手コキさせる時にやたら喋りだすのに爆笑した。後半の濡れ場が関節の取り>>続きを読む
NYを移動撮影とフィックスで見せきる絶品の映像に母からの手紙をボイスオーバーさせることで一気にパーソナルなものにしてしまう、パーソナルながらもある意味非常に映画的な作品。最後の船上からの映像が岸から離>>続きを読む
キッチンが出た瞬間の「ディエルマンやん!」という思いは案外ハズレてなくて、閉鎖感から開放へ向かうラストに至る工程が10分なのか200分の違いなだけで。