NATSUKOさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

NATSUKO

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静かな雨(2020年製作の映画)

4.0

シネマート心斎橋にて鑑賞

次の日には前の日の記憶をなくしてしまうという、ありがちなラブストーリーを連想させるかもしれないが、そんなことはない。
1日で記憶をなくしてしまうという彼女も含め、世界観が少
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

4.0

3部作の2作目だが、私は3つのうちのラストとなった。三作を全てみると、それぞれが緩やかにつながっていることが分かった。(例えば、全てが裁判所と絡みがある)
白では、純粋な愛は存在するのかというのがテー
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ナタリー(2011年製作の映画)

-

気軽に観れる作品ではあるけれど、
最後の庭のくだりは最高だった。
愛し合うことは受容し合うことだと教えてくれる。

また、違う見方をすれば、夫を亡くした女性の社会的な生きづらさも描いている。そしてマル
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mellow(2020年製作の映画)

4.0

梅田ブルクにて。
おっきい映画館来たら、必ずするのが、客層チェック。女性が多かった、多分8割入ってたと思う。年齢層はかなり広かった。隣は女子高生だが、50代ぐらいに思う人もいた。田中圭効果か…?

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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

-

苦しみの中で、なんとか生き抜くこと、そして生き抜いている人の美しさを描いている

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

5.0

愛する人が突然いなくなったとき、本当に愛するということは何かを学んだ気がする

支配色の青の使い方に非常にセンスを感じた

エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

4.0

絵本作家の母と父の物語。
2人の会話で感じられる、政治観が冷静にその時代を語っているように思った。第一次世界大戦から第二次そして、その後と移り変わっていくので、戦勝国側だとこう見えているのだなと改めて
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

4.6

そこそこ期待して観たけど、期待以上に面白かった。
脚本が抜群にいい。
記憶をなくしたという男性、トーマスを拾ったことで、主人公のイザベラは、ポルノ女優ソフィアを救わなければならないという、お告げを受け
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夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

-

夏の遊びに引き続き鑑賞2作目。
独特な遊び心があり、面白い。
微笑みはというのは、夜と朝のあの境の空のことを言うらしい。とても詩的な部分が、お付きの2人には多くとてもよかった。干し草で結婚して!って何
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

-

久しぶりに観た。何度も観ているはずだが、やはり新たな発見がある。
パーティーのシーン、日本語がチラッと聞こえたのが記憶になかったのでびっくりした。まあ、映画全体としてはアジア人!ざっくりで、まあアジア
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.5

非常に平和。劇中歌がめちゃくちゃ有名。
スパイクがいい味を出している。みんな何かしら上手く行ってないけど、幸せになれるんだよというメッセージが伝わった。

ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

4.3

ファーストレディという立場を、一瞬の出来事で失った時、人は何を考え、どう行動するのか…。
キャロラインという物語上の国が登場するが、その国と同じように、歴史は掴めるものではなく、一瞬の刹那的なものだと
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街の上で(2019年製作の映画)

4.5

映画館はじめは、この作品でした。
ところどころ笑わせてくれる作品。劇的な何かが起こるわけではないけれど、ほんわかした優しさに包まれていてて、観ててとても気分がいい。
俳優の名前を、他の監督名をつけてみ
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

3.6

赤の愛というだけあって、重要なシーンに赤色がポイント使いされていて非常に印象的だ。
真実も愛も非常に判断つきづらく曖昧なものだと感じささせる。女子大生兼モデルの主人公の顔が、半分照らされ半分暗い。この
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.0

エイミーの暮らす寄宿制女学校の、閉鎖的空間から、彼女が妹の無事をしり涙を流すシーンの庭での明るい光の対比、など、
とにかく視覚的にエイミーの感情をわかりやすく表している。
また、舞踏会での天井の鳥(そ
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.7

離婚するとか関係なく、彼らはずっと壊れ続けてきたのだ
ずっと通じ合わない彼らの会話(特に父親)は観ててしんどかったが、結局他人ってこんなもんなんだよと言われているようにも感じた

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.5

バチカン市国の裏側を、鮮やかに語っている
映画的に面白いシーンは多いが、最後の方で歩数計?が歩き続けましょうというのは、面白い。
また、罪を告白しあう場面と、ピアノを弾く教皇のシーンはとても印象に残る

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

4.0

失恋後と新たな恋愛という、ありがちなテーマでありながら、視点が違って面白かった
男社会のくだらなさ(性欲、スポ根的な何か)が、ひたすらにおかしい
その対比のように、主人公の女性の身体美への執着が描かれ
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.5

子ども、夫婦、結婚、シングルマザー、キャリア、離婚、、、
こういったテーマは昨今多いが、こういう映画は初めて観た気がする。主人公は罪悪感で動かないと監督も話していたが、その通りで彼女はどこか変わってい
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.0

生活する場を考え直すことにより、夫婦についても見つめ直す。あくまで家は住む人と一心同体なのだ。そう簡単に切り離せるものではない。彼らにとっても間違いなく。
家を手放すことを考えるという大筋のストーリー
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

彼らは離婚という形をとって、むしろ改めて相手を冷静に見つめなおせたのだ。
チャーリーの言う通り、孤独は孤独でしかないが、彼らの様に離婚してからも、互いに敬意をもてるなら羨ましいくらいだ。
弁護士たちの
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アンナ(1966年製作の映画)

-

結末としては非常にフランス映画らしい。
ANNAがただただ可愛い。途中途中挟まれるよく分からない部分があったから、少し勉強したい。

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

あくまでミステリー。そしてアイデンティティをめぐるお話。
クリストフのアップが多いところは、笑ってしまったが、それを除けば良かったと思う。
統治するものとして2人が、それぞれの役割を担うのも面白い。こ
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失くした体(2019年製作の映画)

-

手が体を離れて、記憶を辿ることは現実にはないけれど、動きにとてもリアリティがあった。
まるでそれが当たり前の様な…。凄まじい描写力だと思う。
彼が自らの境遇(両親の死、手の事故)を受け入れるのと、彼の
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.2

お湯の温度を確かめるシーン。正直、あのシーンだけでも劇場で観る理由になると思う。人と人との温もりが、押し付けがましくなく、けれどもただ日だまりの様に暖かく感じられるる。全てのカットが美しい。

マイ・ビューティフル・デイズ(2016年製作の映画)

4.0

ティモシーシャラメの一人芝居が素晴らしい。
演技を通し、先生に訴えかける姿が美しい。切ない演技がひたすらに似合う。

終電車(1980年製作の映画)

4.0

劇中劇を上手く利用した例だと思う。
戦後の典型作の様でありながら、ストーリーとしても引き込まれ面白い。