他になくシリアス。名シーンの数々。こんな重みのある撮り方もするのか。やばさも隠れてる。こんな作品だからこそ敢えて控えめに抑えてるのか。
間違いなく素晴らしい映画なんだけど、今はまだ真価を充分に享受できる立場にないのかもしれない。歳食うごとにじっくり向き合いたい、自分にとって大事な作品になりそう。
there’s no room in hellで『回路』思い出した。1作目の方がずっと好き。楽しみ路線に走ったからこっちの方がポップカルチャーになったんだな。
主体であると同時に、白人の彼女との関係を客体としてカメラにとらえる。最初のショートフィルムで話してた自らのトラウマを映画の中で克服する。一見ドキュメンタリーだけどそれ以上にパーソナルなとこが興味深い。
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5万年前、あるいはもっとずっと前から存在したとされるアボリジニ。ぼくらの生きてきた世界とはかけ離れた、彼らだけの世界の見え方がある。トライブごとに異なる法がある。欧米の法と、アボリジニの法の概念との衝>>続きを読む
一夏の幻想。それは確かにあった。夢をみてたような気分。
オーストラリアの大自然の生々しさ。文明の滑稽さ。アボリジニの思想の神秘性と、逞しくもしなやかな生き様。人の心の淀みないこと。思春期の甘酸っぱさ>>続きを読む
なかなかキツイ描写も。爆撃受けて飛行機で逃げる混乱の中でのあのことばはキツイ。
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日本という国は本質的には、赤の他人には容赦がなく、優しさの薄い、生きるには些か厳しい国。言葉の刃があちこちに刺さる。苦しい。常人離れした愛の形。報われない命。だから映画になる。映画とは、記憶の共有であ>>続きを読む
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Might I interject one thing???
爆笑。ほんとにとことん自由な映画、作り倒す。終わりとそのタイミングが毎度最高、特にエンドロールの入り方も。最後に叔父さんの哲学に戻ってく>>続きを読む
スコセッシは初期の映画観るとスタイルがよくわかる。キャリアの中でも珍しい女性映画。終盤は賛否両論だろうな。
この類の伝説級に面白い邦画に、これからあと何度出会えるだろう。あとどれだけ眠ってるだろうか。
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『花様年華』に通ずるテープレコーダーの存在。異国の地での疎外感。乱雑な生活環境にこそある美学。ランプの2人、イグアスの滝では1人、ブエノスアイレスをあとにした最後までの一連の流れ。わかってたけどこの完>>続きを読む
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ラースフォントリアーの甥っ子だからずっと気になってた監督、ヨアキムトリアー。
父親を生贄に捧げることで彼女をこの世に取り戻したのかな。吐き出した黒い小鳥の死骸が生き返ったのは、彼女を生き返らせたこと>>続きを読む
『友だちのうちはどこ?』とは180度逆転した老人視点。タクシーのシーンからぐっと引き込まれたなー
シリアスかと思いきや、ニコラスケイジの演技力に頼りきった超B級映画じゃんか!顔芸は衰える気配もない
男が牢屋ぶち込まれたあとからガラッと違う映画みたいに変わった。でも2人にとってはずっと前から同じだったのかもな。前半が特に好き。ラストカットも好きだな。
なぜこれを飛ばしていたのか。『オーディション』と違って心底不愉快だけど、同じく日本映画の頂点。映像の世界でしか表せない現実と想像の行き来、その繋げ方のセンスが特にずば抜けてる。音も大事にしてる。『パプ>>続きを読む
パージ、ムカデ人間は2がつまんなかったけど。チャイルドプレイは数少ない、安定して面白いシリーズもの。バイオレンスがエスカレートした気がする。
ヒトラー好きなラースフォントリアーなら納得いく。全体主義の威力を描いた映画になってるな。ただ、語り調の進行かつ劇のようなセッティングで、わざとらしさとか作り込みすぎで不自然な印象が否めない。でもロジカ>>続きを読む
Iranian film noir の観点で観るとなかなか奥が深い。
ポスターにもなってるDaffodil sceneが一番好き。あと、ちょくちょく出てくるBGM、『寝ても覚めても』に似たようなの使われてなかったかな?
I want you ... to
Kate & Leopold よりメグライアンの良さ出てる。フランス人のウェイターは丁寧なのよりざっくばらんな客の態度の方が好きってほんとかな〜
これまで観てきた数々の映画の中で心の底から一番面白かった。ベスト更新されちまった。やばい完璧だった。三池崇史、恐るべし。
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大事なものは一度きりじゃなく何度も登場させる。伏線回収される要素がてんこ盛り。
オーストラリア製ブーメランナイフ。洪水に興奮してペットを一斉に解き放つカエル爺。カオスな大人なんかお構いなしに はしゃぐ>>続きを読む
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切断された尻尾を目の前で犬に噛みちぎられたり、鳥を首のとこで一思いに嚙み殺したりと、思わぬびっくり箇所があるな。ロアルドダールの本懐かしい。ウェスアンダーソンのテイスト、クセになる。
常に落ち着きがなくて突発的で血の気の多いデニーロの憎たらしい笑顔。最後までうるさくてめちゃくちゃ。スコセッシの映画わかってきた。ベッドのシーンが『勝手にしやがれ』の好きなシーンに似てたな。エンパイアス>>続きを読む