eigadaysさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.5

実にセンスのいい、教育的示唆に富んだ映画。

ただ、強烈なキーヴィジュアルの所為で、ヘビーメタルバンドのドラマーの半生の話と誤解されているフシがあります。

オリジナル版のキャッチコピーは「人生はノイ
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プロジェクトV(2020年製作の映画)

2.0

ジャッキー映画の集大成には間違いないのですが。

あの伝説の『プロジェクトA』に敬意を評して、本作の邦題が『プロジェクトV』になったのでしょうね。

ジャッキーがライオンと一緒の画面に収まっている絵面
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

2021年上半期、最高のアクション映画。

TOHOシネマズで映画上映開始ちょっと前に席に座ると【ハリウッドトッピクス】というコーナーがあります。ボブ・オデンカークがおでんを持たされてるスポットです。
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マークスマン(2021年製作の映画)

3.0

リーアム・ニーソンの主演最新作。

メキシコのカルテルに追われて逃げて来た母子が、国境でリーアム・ニーソン演じるジムに出くわします。

メキシコのカルテルが映画で登場したらちょっと身構えないといけない
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

2.5

当初は2020年6月19日劇場公開の予定でした。ようやく公開です。

大泉洋が演じる編集長は、一種の壊し屋ですね。歴史ある文芸出版社をカルチャー雑誌の方から切り崩していく様子は痛快でした。

佐藤浩市
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楽園の夜(2019年製作の映画)

4.0

こんな超弩級の新作が見られるネットフリックスの凄さよ。

2020ヴェネツィア国際映画祭オフィシャルセレクションに選ばれた理由がよくわかります。韓国映画のなかでもその暴力性に秀でた作品を評価してきた映
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サンダーフォース ~正義のスーパーヒロインズ~(2021年製作の映画)

1.0

ネットフリックスでの配信を心待ちにしていました。

マッカーシー、スペンサーと苗字だけでそのスター性が確立している2人がスーパーヒロイン役に挑むということで話題になっていた作品。

悪役のアクション担
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

2.0

日本ではマ・ドンソクの最新作という紹介のされ方です。

韓国の原題は『悪い奴ら:ザ・ムービー』ということは、実はテレビシリーズ『バッドガイズ-悪い奴ら』の劇場版ですね。

テレビシリーズは全く見ていま
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犯す女〜愚者の群れ〜(2019年製作の映画)

3.0

城定秀夫監督作品を追いかけていて出会った作品。

主演は浜崎真緒。監督・脚本のネームバリューの方が大きい。それだけ城定秀夫監督のしるしが刻まれています。

つまり主人公がアルコール中毒という設定を、そ
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The Toll(原題)(2020年製作の映画)

3.5

80分間の恐怖に慄きました。

Cami(ケミと発音)がウーバーでしょうね、目的地までの送迎を予約した車に乗るというのが映画の起点。

ジョーダン・ヘイズがケミ役、彼女は本作のエグゼクティブ・プロデュ
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PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星(2016年製作の映画)

2.0

どうしてサメ映画がプロデュースされ続けているのでしょう。

それは世界中に少なからずいるサメ映画愛好家のためです。日本もそんなサメ映画好きが多くいる国です。何せこの映画、他国ではTV映画でしたが、日本
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

キー・ヴィジュアルがいいですね。浮き輪もタイムループのシンボルです。

2人が飲んでいるビールが度々登場します。銘柄は"Akupara"(ヒンドゥー語で無限の意)。こういう小ネタを探すのが楽しい映画。
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

3.0

ネットフリックスで一年前から配信されていたのを知りませんでした。2021年4月6日で配信終了ということで滑り込みで観ました。

主人公ブレイディ・ブラックバーンは演じるブレイディ・ジャンドローの実人生
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

1.5

映像化が難しいとされる山本英夫原作漫画の映画化。

綾野剛の主演は今の映画界であれば、最適解。ただ不安要素は清水崇監督。

期待半分、不安半分で観ました。結果、綾野剛の演技には文句はありません。問題は
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MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.0

アレクサンドラ・ヴェテールの魅力がいっぱい。

ちょっとアシメトリカルな顔立ちのアレックス(アレクサンドル・ヴェテール)。

本国には後ろ姿のポスターもあります。

個性豊か過ぎる下宿の仲間たち。助け
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

2.0

ライオンズ・ゲート製作によるパトリック・ネスのベストセラーYA小説の映画化。

デイジー・リドリーとトム・ホランドのダブル主演。それぞれスター・ウォーズ、スパイダーマンという超人気のフランチャイズの主
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

一言で言えば、ド派手な怪獣映画。

ただ第1ラウンドに行くまで結構時間がかかりましたね。それは人間側の登場人物の紹介に時間を費やしたからです。そこはもうちょっとコンパクトに出来たはず。

でも一旦ファ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いや、参りました。

こういうのをA級の映画って言うんです。A級はアカデミー賞級という意味です。

アンソニー・ホプキンスが演じるのはアンソニー。こういうところからもこの映画のストラテジーがわかります
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

教育=未來というメッセージ。

少女ペム・ザムの笑顔、これこそ輝かしい未来を夢見る子供の瞳です。

標高4800メートルの学校での授業風景だけでもずーっと眺めていたくなります。

町から8日かけて赴任
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本編を鑑賞した後でタイトルを見てみると色々読み取れますね。

鋭意制作中ポスターには、「続、そして終。」これは英語タイトル”EVANGELION:3.0+1.0”にあるように「Q」からの続きの部分と「
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヨハン・ヨハンソンの最初の監督作にして最後の作品。

日本での劇場公開が決まったので見てみました。

ティルダ・スウィントンがナレーションです。「20億年後の最後の人類」だと自己紹介しています。また「
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトル自体、スタンフォード大学生のレイプ加害者ブロック・ターナーが「将来を嘱望された若い男性」と呼ばれたことへの大いなる皮肉。

口紅が溶け出した口型のソファーにキャシーが逆さまに寝そべっている怪し
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SAS:反逆のブラックスワン(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

英国のSAS(=Special Air Services)に属していたアンディ・マクナブのベストセラーの映画化。英国の SKY TV という主にスポーツ生中継配信会社が映画を製作。

ハリウッドとは違
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

2021年の米ワーナー・ブラザースの公開作品は全て、HBO MAXで劇場公開と同時に配信公開を決定。その第一弾作品が2021年1月29日に公開されました(アメリカの話です)。

なんと言っても出演者が
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人肉村(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

予告編を見られないという方は、ここから先へ進んではいけません。

"REST IN PIECES"はなかなかイカしたキャッチフレーズ。

サロペット姿のテイラー(アン・キャロライン-ビネット)とホラー
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ロックダウン(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

アン・ハサウェイ、『魔女がいっぱい』に引き続きキレてます。ロックダウン中の衣装もトップスとボトムをチグハグにしてらしい演出。でも彼女が着ると、めちゃくちゃオシャレ。

宝石強盗の映画と紹介されています
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルは、銃撃事件に遭遇したら取るべき行動規範標語のことです。

ヒューストンでは啓発ビデオも製作されています。

映画では女子高生のゾーイ・ハルがスクール・シューター達に立ち向かいます。その予告編
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

異質なものを同じ画面内に同居させるとどうなるかという実験です。

普通の家族の画面内のショットはもはや何も生み出しません。

ところが、ダイナーでのこのショットを見たら何かとんでもない事が起こっている
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ドント・テル~秘密を話したら最後/誰にも言うな(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

予告編が面白そうだったので見たら、面白かったです。

『ダンケルク』にも出ていたフィオン・ホワイトヘッドと『IT それが見えたら終わり』のジャック・ディラン・グレイザーが兄弟役。

レイン・ウィルソン
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日本版予告編は見ても大丈夫です。どんな内容かを想像させる作りですし、ネタバレもありません。何より映画の持つ独特な雰囲気を上手く伝えています。

原作はジェシカ・ブルーダーが2017年に発表した『ノマド
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

マッツ・ミケルセンの芸幅の広さを示す、酔っ払い映画。

英語タイトルが「もう一杯」。お酒を飲んでどれだけ仕事が捗るかという実験をする教師の話です。

その演技でマッツは見事ヨーロッパ映画賞主演男優賞を
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Deathcember(原題)(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

2019年から2020年にかけて世界中のファンタスティック映画祭で必ず上映されたある種の話題作。

クリスマスの日が待ち遠しくて、毎日蓋を開けてお菓子を取り出す風習になぞらえた24話のクリスマスにまつ
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジェイソン・ブラムがまたまたホラー映画の地平を広げました。今度はコメディーホラー映画の新境地です。こんなに笑えるホラー映画は観たことありません。

アヴァンタイトルでガッチリホラーファンの心を掴んで離
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ラリー スマホの中に棲むモノ/カムプレイ(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジェイコブ・チェイス監督が2017年に製作した『ラリー』という短編を元にしています。その短編もよく出来ています。

「THE MISUNDERSTOOD MONSTER」というウェブ絵本に登場するのが
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

オーストラリア映画。ナタリー・エリカ・ジェームス監督は日系人。日本の祖母の家を訪ねた時に感じた不安な感覚が本作のインスピレーション。

祖母エドナ(ロビン・ネヴィン)の怪演が映画を支えています。ホラー
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The Mortuary Collection(原題)(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とってもよく出来たアンソロジー・ホラー映画。

「どの死体にも物語がある」というキャッチフレーズ。ストーリーの外枠は葬儀館を運営するモンゴメリー・ダーク(クランシー・ブラウン、フランケンシュタインを演
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