キャストをみて、期待しすぎたせいか…。。。
軽く、気楽に観れるという意味では、良いのかも。
西川監督の、人間の描き方。
容赦なく情けない部分までさらけ出すのに、なんとも切なくて、どこか優しい。
そして、キャスト…脇役どころかちょい役まで、強者揃いです。
ダニエル・デイ・ルイスの引退作とあっては、観ない訳には行かないと…。
『存在の耐えられない軽さ』を彷彿とさせる、どんなに近づいても手に入らない男。
歳老いても、色気のある雰囲気は顕在で、おそれいりまし>>続きを読む
エディの繊細な美しさ、身のこなし…。女性らしさの何たるかを思い知る一本。
大きな愛に支えられたからこそ、自分を肯定できるのかも。
『女&子供』のしなやかな強さと優しさが溢れてて、身勝手な男どもを責め立てるでもなく、地に足をつけて、人生謳歌する素敵な作品。
モノクロの映像も、フォーカスの仕方も、素晴らしい。
10年置きぐらいで見直してますが、可愛い笑顔は見飽きることがない…不朽の名作というのは、そういうことか。
圧倒的な自然。
最果てのパタゴニアの景色が、
ワンシーン、ワンシーン、どこを切り取っても素晴らしい。
映画を観ながら、海からの風や、光を全身で感じた…。
ひきこもり生活に、つかの間の癒し。
ミレニアムシリーズの映画化では、ドラゴンタトゥーが良かったので、違うキャストでガッカリするかな…と思いきや、
このリスベットも良かった。
双子の姉妹のコントラスト。
凍てつく水面をバイクで爆走するシ>>続きを読む
最近の映画ではなかなかお目にかかれない、
なんて、上品でロマンティックなラブストーリーでしょう…。
名優おふたりの、とても穏やかで胸に沁みるラブストーリー。
現実の老いは、こんなに美しくはないだろうけど、それでも、ささやかな希望を与えてくれる。
ヒッチコック版が素晴らし過ぎたので、なかなかそれを超えるのは難しいと思うが、原作のストーリーの秀逸さがあるので、これも楽しんで観れた。
クリスティン.S.Tが演じると、使用人のはずのダンヴァース夫人>>続きを読む
雪と氷に閉ざされた、真冬の厳寒期に、体調不良で家に引きこもって鑑賞するには…しんどかった。。
このレビューはネタバレを含みます
面白かったが…
どうも気持ちは、複雑。
ラスト、静かな山の生活に戻ったはずのミジャから、無邪気な幼さが消えてしまった。その描き方が印象的。
ちょっと触れたら壊れそうな姿が、痛々しくリアルで。
本当に難しい治療なんだなぁ…。
夢ってのは、年齢と関係ないんだ!
頭のカチンコチンな爺さまたちは放っておき、人生を謳歌しよう。
心の奥底に、染み入る一本。
歳をとることへの恐れや不安ではなく、静かに丁寧に、時間を愛しむことで醸し出される人生。
リリアンは、愛らしいままにお婆ちゃんになった…。
公開時に劇場でみたのを、今日、>>続きを読む
ロシアの青い瞳が、自由なパリの文化に輝くシーンに感情移入した。
バレエダンサーの映画がとにかく好き。
映像には、肖像画も写真すらも全く出てこないのに、圧倒的な存在感のレベッカ。
ヒッチコックの映画は、どれも、何度見直しても…
どっぷりと、その世界観に浸ってハラハラドキドキさせられる。
とにかく全てのシーンが、
美しい。静かな作品。
ファンタジーほど甘くなく、SFな訳でもなく。
ジョン・マルコヴィッチ素晴らしい
心のカサカサに沁み入る。。
小さな庭の小宇宙…引きこもりなこんな時代に、小さな光
ややこしい理屈抜きで、
面白い身体感覚を味わえた。
これまでのイニャリトゥ作品どれも素晴らしいけど、本作もまた独特の視座からの眺め。
人間への愛情深さを感じる。
それぞれのエゴイスト達。
上流階級に限ったことじゃなく、自分には関係ないと決めつけてることも、何らかの因果が連鎖してるのかもしれない。
彼らを責めるだけの美徳を持ってるか、自分の胸に手をあててみよう…
知らなかった歴史…
寒そうなノルウェー🇳🇴の景色が、暖かい家族を欲する心を際立たせる