さまよえる象人間さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

さまよえる象人間

さまよえる象人間

映画(158)
ドラマ(0)
アニメ(0)

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.0

この映画は 絶 対 に 予備知識なしで見ることをお薦めします。映画を観て世界の見方がガラリと変わる作品というのはそうないのですが、この映画はまさにその類いのものでした。
老いた2大人気女優の狂乱も強烈
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.9

ジェレミー・レナーとの対立関係が素晴らしい。アクションも見事でスタントの緊迫感は見せ方を含めて『ローグ・ネイション』より上だろう。ただ全体的に軽快なテンポで進む娯楽映画なんで、序盤のシリアスな展開が浮>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.5

チーム戦の醍醐味を見せ続けた3~4の後なので、「今度はまさか2のトムちんワンマンに戻るのではあるまいな」と危惧していたら案の定2の流れに位置する作品だった。
今回はいつものメンバーに大きな活躍が見られ
>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

1.5

かつて故・伊藤計劃が「(この映画と比べて)劇場版エヴァはすっかり古びてしまった」と自身のweb日記に書いてたが、現実には自然保護よりも景気回復の方が大問題である今の時代においてこの映画の方が圧倒的に古>>続きを読む

ギャラクシー街道(2015年製作の映画)

2.8

正直「『真田丸』で忙しかったんだろうね…」という感想しか出てこないのだが、綾瀬はるかが相変わらず可愛かったのとキャプテン・ソックス関係と遠藤憲一はそれなりに楽しかったんでこんなのもありかなと。とりあえ>>続きを読む

戦火の馬(2011年製作の映画)

4.0

スピルバーグがどっかの兵器オタク監督と違うということを思い知らされる映画。馬を軸に展開される展開が素晴らしい。

ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.9

スピルバーグは00年代に入ってから大作系で精彩がなく正直観てて辛いものがあるのだが、一方で比較的小規模の歴史ドラマでは印象に残る仕事が目立つようになっている。
本作はミュンヘン五輪襲撃事件への報復とし
>>続きを読む

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

3.0

1月15日テレビ放送ということで個人的な見解を。
中盤までは文句なしに優れた映画である。だが主人公二人が海賊と共闘する展開になってから話の求心力が弛緩し、どうにも退屈なシーンが続くようになる。余りに人
>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

1.0

公開当時「この映画の凄さがわからない奴はセンスがない」とでも言わんばかりの物言いが一部のネット界隈で蔓延しててウンザリしていたものだが、劇場で観て「金返せ!」と叫びそうになった映画。今でも金返して欲し>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

5.0

実はいい年したオッサンになるまで本編をまともに見たことがなく、一昨年ハリウッド版(マグロ食ってない方の)公開記念としてCSで放映された同作を初めて観て、そのあまりのジョット・コースターぶりに驚嘆してつ>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

1.0

宮崎駿という「作られた」“巨匠”のパブリックイメージのひとつに「宮崎ヒロイン=意志を持った強い女性」というものがあるが、今作はそのイメージを「あれは嘘だ(byコマンドー)」とばかりに投げ捨てている。こ>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.0

個人的な見所はBB-8だけ。後は正直…。
見ていて凄く居心地が悪かったんだけど、その一番の理由はジョージ・ルーカスが作品世界に託していった政治的・神話的な要素が抜け落ちてしまった結果、旧作が守り続けた
>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.5

思わせぶりなショックシーンや笑いがちゃんと後半の恐怖とリンクしているのは良かった。『ハプニング』なんかはここら辺のバランスが悪すぎて観ている内に醒めていったし。ただこれPOVである必要はなかったような>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

1.0

ピクサー史上最悪の部類に入る出来。正直ビンボンの件がなかったら劇場を出ていたろう。作品世界は子供向けにしては難解な一方、理屈で考えると色々な意味で意味不明で破綻している(大体どうしてビビリは外に出られ>>続きを読む