避暑地で作曲にふけりながら恋人の到着を待つ青年(メルヴィル・プポー)。最初その物憂げな表情や一匹狼的な立ち振る舞いから、他の作品でもよく見られる"哲学系男子"なのかな?と思って観てたんだけど、モテ期の>>続きを読む
何この素敵なハッピーエンド♡最後そんなはずないと思って必死に皮肉な解釈探したけど、やっぱり幸せな結末でした。(笑)
前作『春のソナタ』のなかで哲学の女教師が「生徒たちはインテリじゃないけどみんな素朴>>続きを読む
高校で哲学を教えるアラフォー女教師と、ちょっと緩めな18歳の女の子(音楽院生)。退屈なパーティーで偶然知り合った何の共通点もないふたりが、数日間一緒に暮らすことに――。
知的な独身女性が主人公のコメ>>続きを読む
映画批評月間 フランス映画の現在 vol.3@広島市映像文化ライブラリー
パリの工芸大学を受験しに地方からやってきた若者が、道でたまたま出会った女の子と束の間の恋に落ちるも、ベッドで少々煮え切らない>>続きを読む
映画批評月間 フランス映画の現在 vol.3@広島市映像文化ライブラリー
パリに出てきた女学生のヒロインが小劇団に参加することになったんだけど、何やらその背後にはフリーメイソン的な陰謀が漂ってて、自>>続きを読む
映画批評月間 フランス映画の現在 vol.3@広島市映像文化ライブラリー
ひょんなことから憧れの有名女優(ヴィルジニー・エフィラ)と付き合えることになった小学校教諭と、彼に想いを寄せて積極的なアプロ>>続きを読む
映画批評月間 フランス映画の現在 vol.3@広島市映像文化ライブラリー
主人公の作家(ニールス・シュナイダー)が執筆のため田舎の従兄(ヴァンサン・マケーニュ)の家を訪れるも、急な仕事で二~三日戻れ>>続きを読む
一見すると女優の卵同士の嫉妬と惨劇をサスペンス・ホラー調に仕立てた普通の映画に見えるけど、これはそうじゃなくて、歪んだ男性社会(ハリウッド)に属する一人の無名女優が、生きるために自分の本来の女性性を偽>>続きを読む
『十戒』歌ってた頃の中森明菜、ロングウルフの髪型が日本一似合ってたアイドル絶頂期の作品。だけど今回病人の役なので、当時のオーラがあんまし伝わらなくて残念。
心臓に疾患を抱えた明菜ちゃんは一度死ぬんだ>>続きを読む
挫折を味わった者同士の出会いにはロマンスがつきものだけど、そっちに転びそうで転ばない展開がなんか新鮮だった。互いにダメさを隠さない中年男女の吹っ切れた「連帯」は、むしろロマンス抜きな方が官能的な位で、>>続きを読む
マシュウおじさん「そうさのう…」40年ぶりに聞いたわ。完全に記憶の彼方に埋もれてた。当時は心根の優しい物静かなお爺さんとしか思ってなかったけど、今見るとだいぶ心に傷を負った失語症気味な人物であることが>>続きを読む
好きだったな~この曲。母校のパイセン吉川"モニカ"晃司がザ・ベストテンで初めて1位を獲った曲。あの弁当箱みたいなギターとキラッキラなサウンドアレンジに、当時とっても近未来感を感じてた。たぶん同時期に流>>続きを読む
8bit機にどんだけ夢詰め込むねん!な作品が多かった当時のマイコン映画の中で、これはかなり秀逸なデキと思った記憶があって30数年ぶりに鑑賞。(初回は劇場ではなく87年春のテレビ放送で観ました。ちょうど>>続きを読む
1920年代のパリを舞台にした芸術家たちの群像ドラマ。
最初ワンスアポンな作品かと思ってシニカルな会話や街の空気をたのしみながら観てたんだけど、成金のジョン・ローンが分かりやすく壊れ始めた辺りからシ>>続きを読む
『フラッシュダンス』『トップガン』の製作者コンビが80年代に唯一ハズした作品。
#ドン・シンプソン&ジェリー・ブラッカイマー製作映画
1983『フラッシュダンス』
1984『誘惑』
1984『ビバリ>>続きを読む
ミシェル・ピコリ追悼特集@広島市映像文化ライブラリー
大 傑 作 ! \(^O^)/
ミシェル・ピコリ追悼特集@広島市映像文化ライブラリー
現行犯逮捕にこだわる刑事マックスが銀行家になりすまして娼婦リリーに近づき、その彼氏とチンピラ仲間が「自発的に銀行強盗を企てる」よう巧妙な罠を仕掛>>続きを読む
ミシェル・ピコリ追悼特集@広島市映像文化ライブラリー
『いぬ』Le Doulos (1962)
『軽蔑』Le Mépris (1963)
『すぎ去りし日の…』Les choses de la vie>>続きを読む
身体性を搾取され、時代の流れに翻弄されながらも最終的には自分の感性に従った行動をとるプロボクサー兼パン職人の男と場の空気に左右されない女。(身体に根ざした自信)
スポーツが商業化していくその裏で、人>>続きを読む
男女や親子の関係性がとてもしなやかに描かれてた所がまず良かった(互いを所有し合わない良い距離感)。説明的でないストーリーの語り口も、重くなり過ぎず軽くなり過ぎず、アラサー世代の男女の夏を、アンニュイな>>続きを読む
MyFFF2021 長編作品 <星取り>
-コンペティション部門
『君は愛にふさわしい』★★
『フェリチタ!』★
『バーニング・ゴースト』★★★★
『ワーキング・ガールズ』★★
『カミーユ』★★★>>続きを読む
私の母国語には自由という言葉はありません。
今まで一度も限界はなかった。
とらわれてみないと自由は分かりません――。
映画『サーミの血』を観た時と同じく、周辺人のまなざしで西欧近代主義的価値観を少し>>続きを読む
両親を失い、大人になりきる前に責任を背負う立場になった19歳の長男坊の話――展開で魅せる作品ではなく、いわゆる淡々系?主人公が抱く喪失や葛藤をくみ取りながら、自立に向かって歩みだす姿を見守っていく感じ>>続きを読む
大好物な中年カップルもの!なんだけど、主人公たちのアイデンティティがちっとも揺らがない。故にマージナルな視点が乏しくて、迷える中年男性の僕にはあまり響くものがなかった。
表面的なドタバタや辛辣さより>>続きを読む
中央アフリカ共和国の紛争を取材する若き女性戦場カメラマン、カミーユ・ルパージュの生きざまを描いた実話ベースの物語。
冒頭のそれと分かるシーンがずっと頭に残って、最後まで「嘘だろ?嘘だろ?」と思いなが>>続きを読む
人の尊厳を踏みにじる言動が出口のない負の連鎖を巻き起こし、家庭や地域社会を蝕んでいく――その最前線に立たされている三人のセックスワーカーたちの物語。第93回アカデミー賞国際長編映画賞部門のベルギー代表>>続きを読む
以前は"普通"だった。何も問題なく暮らしていた。"他の人と同様"に……。ここから出て"普通"に戻りたい。
ジュストが過去の自分を語れないのは"私"が無かった(まだ何者でもなかった)からだと思う。霊界>>続きを読む
イタリア映画祭2020@オンライン配信
倦怠期を迎えたゲイカップルが、友人(シングルマザー)の二人の子供をあずかることに――。ユーモアとペーソスを織り交ぜた、オズペテク監督らしい人間ドラマ。人生讃歌>>続きを読む
浅田美代子がこんなにやれる女優さんだなんて知らなかった。フィクションとドキュメンタリーの媒介役を、前作『Vision』の夏木マリ、或いは『あん』の樹木希林らと同じレベルの技量でこなしてる。
エンドロ>>続きを読む