ゆうぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ゆうぞう

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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

思わず口からついて出た言葉
「しょーもな!!」

ミステリー小説や映画に興味を持った中学時代、ミステリー作家を真似て自分なりに殺人トリックを色々と考えたりしたけど、今思えば自分に都合の良い発想ばかりで
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ジュラシック・サバイブ(2018年製作の映画)

2.1

よくぞ懐かし西部劇の追跡物から「ロード・オブ・ザ・リング」「スターウォーズ」「怒りのリローデッド」
もちろんタイトル通りに「ジュラシックパーク」の要素を色々盛り込んでくれましたな

中学の頃の土曜日の
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疑惑(1982年製作の映画)

4.3

見応えのある作品だったな
保険金目当ての殺人容疑者となった女・球磨子(桃井かおり)と国選弁護人・佐原(岩下志麻)を中心の法廷劇

裁判の模様を丁寧に描いており最後まで飽きさせないが、岩下志麻、桃井かお
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

3.0

映画YouTuber RaMuちゃん目当てだったけど
風邪薬を飲んで半ば意識朦朧とした状態で観たのが良かったのか
従来のホラー映画の感触ではなくフワフワぶっ飛んだ感じで楽しめた

しかし、一番怖かった
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コンペティション(2021年製作の映画)

3.8

あるシーンでのバンデラスを見つめるペネロペ・クルスの目のアップ
これは、かなり怖い。

ブラックな笑いながらもこれは苦さ強めの黒ずんだ笑い

役者は観客に嘘をつき信じこませないといけない、しかし一番嘘
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.5

銭湯を舞台にした作品だから、のんびりとした心温まるヒューマニズム映画と思いきや
深夜の銭湯はなんと!殺しの現場だった

役者同士のやりとりがすごく自然、そして殺しや死体処理が当たり前のように日常の生活
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5

わざとらしい土下座のシーン以外は
映画制作のこだわり、そして閃きが描かれていて良かったな。

ハリウッドに恐ろしいほどに似ているニャリウッドという世界で
一本の映画ができるまでの長い時間を
よくぞ90
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.8

キー・ホイ・クァン アカデミー賞助演男優賞受賞があまりにも嬉しくて
懐かし「グーニーズ」再び

グーニーズメンバーが現れるや
「おーい、元気だったか」と声をかけたいくらいに懐かしい。やっぱりこのメンバ
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.0

「ハッピー・デス・デイ」続編
今回も楽しかった。映画本来の面白さ満載の映画。

前編からのキャスト全て続投だけど
自分としては今回は科学研究ラボチームに気持ちが持ってかれたよ、いいねこのチーム

次回
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.2

「スクリーム」や「ラストサマー」系のホラー展開ってもう出尽くしたんじゃないの?と思ってたら
ワハハと笑えるタイムループ物

ジェシカ・ローテ演じるテレサがとんでもないヤリマンビッチの性悪女で
従来のホ
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ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

2.0

最初から最後までゆるみっぱなし。
ホラーマニアもそんなにホラーマニアか?と思えるほどマニアック度低いし、シリアルキラー達は情けないし

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

とにかく展開が早く観たあとの疲労感と言ったら。
しかし疲労感と言ってもここで言う疲労感は、ラグビーの試合で全力を出しきり戦った後の心地好いあの疲労感。

そして不思議だよね
日にちが経てば経つほどあの
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エッフェル塔~創造者の愛~(2021年製作の映画)

3.7

冒頭に
史実に基づき自由に創られた物語
と字幕が流れる

これはムッシューエッフェルの
切ない恋物語

もちろんエッフェル塔の建設過程も興味深いがムッシューエッフェルの悲しい恋にキュンと

恋愛映画で
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.0

死刑囚のジョンが泣きながらつぶやく「みんな私を憎んでいる」
看守のブルータルはこう言葉をかける「俺達の事を思え」

人生のグリーンマイルは憎む人より、わかってくれる人達の事を胸に抱き歩んでいった方がい
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.8

本は自分の世界を広げ行く道を照らしてくれる。それはさながら航海士に語りかけ航路を導いてくれる星のように

イタリアの丘陵地帯を見下ろす丘の上にある本屋さんを舞台に、店主のリベロじいさんと移民の少年、気
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.5

映画の面白さの原点ここにあり。

車の故障で閉ざされた村に迷いこんだ若者達は………
クローズドサークルの中で起こる奇々怪々な出来事

実に面白かった。劇場を出る時は、俗に言う体の血液が沸々と煮えたぎる
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.2

少年の頃みたいに劇場を出てからも
ずっと心に残っていて
夜明けに目覚め、またこの映画の事を考えてる

映画という媒体を通してのフェイブルマン家の物語

映画に対する愛や情熱
映画を通しての無限なる可能
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配達されない三通の手紙(1979年製作の映画)

3.2

エラリー・クイーン「災厄の町」映画化。
萩市の町を舞台に名監督・野村芳太郎、脚本・新藤兼人が送るミステリー

謎解きよりも栗原小巻、片岡仁左衛門(当時は片岡孝雄)、小川眞由美、佐分利信、乙羽信子、渡瀬
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高速ばぁば(2012年製作の映画)

1.0

物陰に隠れ「ワッ!」と驚かそうとする友達を先に見つけた時、どうやって反応したらいいものか悩むよね

「あー、ビックリした」と驚いてあげるか、「それがどうした」と冷たくあしらうか、「もうバレバレだよ」と
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.6

土を耕し土を育て実りとしての恩恵を土から受ける。
寡黙な農夫と障害のある妻との日常を淡々と描いた作品だけど監督の押しつけがましい主観はないので
苦しみや悲しみそしてささやかな喜びは人それぞれに感じると
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

2.8

ディズニー映画みたいなファンタジーを期待すると肩すかしかも。

つまりはアリシア(ティルダ・スウィントン)の脳内が作り出した夜伽話なのか。

物悲しく美しい旋律のテーマ曲が1人寂しくロマンス小説を読ん
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オールド(2021年製作の映画)

3.2

シャマラン映画の楽しみは裏に隠されたメッセージを読み解く事。しかし今回はメッセージを解読しなくともB級ホラー的感覚で、楽しめた

そして観終わって自分の頭の中に流れた曲は
中島みゆき「傾斜」

♪トシ
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鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.6

「鴨川ホルモー」
なんやけったいな映画やなと最初に観た時思ったけど
2度目そして今回3度目と観るうちに
「このわけのわからんもんは自分たちも通った道やん」と思えると、
バンカラな青春グラフィティ映画に
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ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.8

ミステリタッチの面白いドキュメンタリーだったな。劇場を出てムヒッと笑ってしまった
ダヴィンチの作品かと言われているサルバトールムンディ
13万で買い上げた絵が510億円で落札
美術家は本物か偽物かで論
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ポプラン(2022年製作の映画)

3.0

ポプランの会は
ムスビルに劣らぬ
いかがわしさ

しかしポプランの会で売られてる物の方が
実用性あって、まあそれなりだが

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.8

「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」My Salinger Year なかなかの傑作
観終わった後のスカッとした気持ち。

しかしヒドい邦題だよね。原題は「サリンジャーとの月日」
しかも出版界「プラダを
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.2

「トイ・ストーリー」のアンディお気に入りのおもちゃバズライトイヤー。
そのモデルとなった映画「バズライトイヤー」は大人向けのSF大作

ファンタジー物好きな人には不評かもしれないけど
バズライトイヤー
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ワウンズ: 呪われたメッセージ(2019年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

「スマホを落としただけなのに」ならぬ
「スマホを拾っただけなのに」から
サイコパスな人物につけ狙われる話かと思いきや……………

なんだね!この絶えずイライラしている主人公と1人たりとも友達になりたく
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.6

「ヒルコ/妖怪ハンター」
観終わってロビーに出るとみんないい映画を楽しんだって顔をしてるんだよね
91年初公開時に観て以来この映画のファンの自分みたいな人達
沢田研二さんのファンのご婦人たち、
この映
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いつも2人で(1967年製作の映画)

4.0

高校の頃にTVで観たけど不思議と心に残ってる作品
10代の頃の自分が男女の出逢いまではわかるとして夫婦の危機にまで感情移入してたとは自分ながらなんだか笑える

スタアとしてのヘプバーンやヘンリー・マン
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フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)

3.0

「パージの日」という殺人が罪にならない日を描いた映画だけど白人至上主義の団体は更にヒートアップで街は地獄絵図。
さながら荒れ果てた街はゾンビ無しのラクーンシティ、攻防戦は「マッドマックス怒りのデスロー
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哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)

3.8

「哀しみのトリスターナ」
静かなタッチで物語は進むが、描き方次第では「真珠夫人」みたいな東海テレビ昼ドラのドロドロタッチでもイケるかも。
養女が成人になるにつれて好色な目で見つめる老齢の男、夫と画家の
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.9

何をやるにも見切り発車の青春

カッコつけたつもりがダサダサな青春

ストレートに好きだと言える子供よりも愛の言葉を口にできない青春

だけど観終わった後に
気持ちが軽やかになれるのはなぜ?
カッコ悪
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長崎の郵便配達(2021年製作の映画)

4.0

作家ピーター・タウンゼンドさんと16歳で被爆者となった谷口稜曄さんとの交流を通し
二度と起こしてはならない戦争の残酷さを訴えるドキュメンタリー「長崎の郵便配達」

娘イザベルさんの朗読から父ピーターさ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.2

ホテルの宿泊客のそれぞれのエピソードは既視感あるし、からくりはクリスティーの「ABC殺人事件」やヒッチコック「見知らぬ乗客」を思わせオリジナリティは今ひとつだけど
娯楽映画として楽しむには最適。
監督
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ある男(2022年製作の映画)

4.2

愛したはずの夫は
まったくの別人だった

平野啓一郎さんの原作を読み
気持ちが高ぶり観に行った
「ある男」

映画だから細かい部分は省略されてるものの原作の持つ雰囲気を壊さずに
力強い名作にしてくれし
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