お伝さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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パッチギ!(2004年製作の映画)

4.7

暴力、在日、差別、生と死、恋愛、いろんな要素を詰め込んでるけど、愛のあるブレない視点でうまく感動的にまとめあげていて号泣してしまった。もっと早く観れば良かった。主役から脇役までキャラが立っていて細部ま>>続きを読む

風、スローダウン(1991年製作の映画)

3.8

期待値が低かったせいもあるけど予想以上に良かった。島田紳助の才能を再確認した。ベタでカッコつけで真っ直ぐな青春映画で、いつもならシラケてしまうけど、真っ直ぐ過ぎて後ろめたくなってしまった。キューッと切>>続きを読む

BOXER JOE(1995年製作の映画)

3.5

阪本順治作品はあまり波長が合わないけど、これは半分ドキュメンタリーなので辰吉ファミリーのお人柄で成り立っていて、特にお父さん!お父さんの語りの所だけでも観る価値ありです。

異邦人の河(1975年製作の映画)

5.0

在日コリアンの苦悩を描いていて観ていて終始苦しいけど、若いかわいいジョニー大倉がたっぷり味わえてキュンとする。実際にジョニーが在日であることをカムアウトして出演した、アイデンティティを求める青春映画。

団鬼六監修 SM大全集(2006年製作の映画)

3.5

少女映写技師が回すという設定の団鬼六作品の名場面集。特殊性癖じゃなくてもSMに興味無くても通常モードで楽しめます(逆に本気の人には物足りないかも?知らんけど)。これだけ観ても谷ナオミさんがすごいのがな>>続きを読む

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

5.0

久しぶりに観たけど、これこんなに良かったか。なんとも説明のしようがないけど、波長が合わなければ「突っ込みどころが多いよくわからない映画」で終わるところを、この不思議な世界観にすっかり魅了されてしまった>>続きを読む

新・唐獅子株式会社(1999年製作の映画)

2.5

山本竜二さん見たさに。つみきみほもかわいかった。それぞれのキャラがたってるから面白くなりそうな気配がしたけど最後まで気配だけで終わった。理由付けが弱いからか全く気持ちが乗らなかった。

WARU ワル(2006年製作の映画)

3.5

ジョニーと川地民夫、出てきた?確認出来ませんでした。萩原流行が良かったです。

ミラノカリブロ9(1972年製作の映画)

4.0

キレのある展開!クールなギャング映画!というわけではないし、気になる所もあるけど、それも含めていろいろ惜しいところが愛おしい。バイオレンスが少なめなので物足りない人もいるかも。
おじさん達の会話が多め
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暴動島根刑務所(1975年製作の映画)

4.5

「腹減ってメシ食わせっちゅーただけじゃ!」に要約される、島根刑務所のあまりの陰湿な厳しさに囚人たちがムショ内でひっちゃかめっちゃかの暴動を起こす物語。
撲殺される金子信雄、釘を飲んだり犬の交尾で発情す
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野蛮人のように(1985年製作の映画)

3.7

波長が合うか合わないかは別として、ロマンティックが止まらない時代のやくざファンタジーとしてブレが無いし完璧です。薬師丸ひろ子がかわいい。

飼育(1961年製作の映画)

4.0

罠にかかった「くろんぼ」を村で「飼う」ことになるというショッキングな始まり方。
閉鎖的、排他的な狭い狭い村社会の中で起こるトラブルを全て「くろんぼ」のせいにすれば丸く収まる。なんの信頼関係も無く貧困の
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女体渦巻地帯-SPIRAL ZONE-(1992年製作の映画)

5.0

新東宝の石井輝男作品と間違えてDVDを買ったけど間違えて良かった!中野監督の映画通ぶりと遊び心がギュッと詰まっていて最高です!嵐寛寿郎の鞍馬天狗は知ってたけど、この作品を観たからこそ中野監督や山本竜二>>続きを読む

ヒロシマナガサキ 最後の二重被爆者(2019年製作の映画)

4.0

二重被爆者の山口彊(つとむ)さんを追ったシリーズ3作品目。「継承」がテーマにあり、親子4代ひ孫までの家族の皆さんが講演会などをしている様子が多め。   
長崎から出張で広島に出向いた三菱造船所の方々が
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豚と軍艦(1961年製作の映画)

4.0

なんとまあエネルギッシュな!熱気がすごい!これをどう表現したもんかと思いましたが予告篇で「豚とやくざの狂そう曲」と上手いこと言ってました。
長門裕之のスカジャンチンピラが豚と散弾銃をぶちまけるところで
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

5.0

沖山秀子が本人そのままの役だけど作品全体が荒味なので浮いてないから良い。何回でも観たい。

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