お伝さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

お伝

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ごろつき(1968年製作の映画)

3.3

エピソードも描写もしょっぱいのに、渡辺文雄に対する怒りだけはちゃんと盛り上がるので妙に感動した。

全身小説家(1994年製作の映画)

4.0

腹を大きく開口する肝臓摘出手術をハッキリと映したりして、闘病を追いかけていく後半もすごいけど、井上光晴の魅力を語る女性たちの表情をとらえた前半が好き!あのウットリした目!顔にハッキリと抱いてほしいと書>>続きを読む

忘れられた皇軍(1963年製作の映画)

4.0

「眼なし、手足なし、職なし、補償なし」。元日本軍在日朝鮮人傷痍軍人が、日本からも韓国からも満足な補償を受けられず、戦後18年経っても生き苦しむ姿を映した、短篇ドキュメンタリー。オリンピック前年に沸き、>>続きを読む

いかさま博奕(1968年製作の映画)

4.2

橘ますみや中村玉緒の話も絡めつつ、ちゃんと博奕がメインになってるし緊張感あって良かった。なんと言っても若山富三郎が不気味で良い。あの虚ろな目!若山富三郎ってすごい。
遠藤辰雄がかわいい&かわいそうな役
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

3.5

漫画みたいな内容だけど、なにかと画面が良いし、この歌も好き。そして平凡な女子なら世良公則のこと好きになる。わたしなら早い段階で落ちてダメになってるけど、そうならない薬師丸ひろ子の女優道みたいな話。

昭和極道史(1972年製作の映画)

2.5

悪くもエロくもない金子信雄。いろいろしっくりこないけど、後ろのほうでチョロチョロしてるたこ八郎は良かった。「薄汚え渡世に未練は無え」という台詞は残る。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

仲間割れして破滅するだけのシンプルな内容で強盗シーンさえも無いのが潔いし、単純に時間の交差と人物描写を楽しめる。「ミーン・ストリート」を観たあとだったのでハーヴェイ・カイテルの仲間思いなところにジンと>>続きを読む

“経営学入門”より ネオン太平記(1968年製作の映画)

4.8

水商売に熱い男の話で、アルサロ経営の小沢昭一がハマっている!大衆娯楽の話ならやっぱこの人。従業員やライバル店のことでワチャワチャしてて最後までおもしろいけど、ちょい役のオカマの渥美清がガタイが良くてチ>>続きを読む

博徒対テキ屋(1964年製作の映画)

3.0

近衛十四郎、片岡千恵蔵、松方弘樹、鶴田浩二で、おお!と思ったけど展開に少し退屈してしまった。もっと博徒とテキ屋の色分けしてほしかった。藤山寛美のちょっとしたオフザケシーンをジッと待ってから台詞を言う鶴>>続きを読む

TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

2.8

梅川昭美像としての宇崎竜童は不気味ですごく良かったけど、全体的にいまいち見せ場が無かった。口だけアップで矢吹二朗と肉を食べるシーンは良かった。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

2.0

グロ過ぎて1回ギブアップしましたが、この異常犯罪者(鈴木亮平)が死ぬところを確認しないと眼球が痛くて眠れそうになかったので、薄目&早送りでラストまで観てきました。
グロ描写が強すぎて内容や人物描写が薄
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悦楽(1965年製作の映画)

3.3

童貞男が失恋して性のモヤモヤが爆発、女を買いまくる話なんだけど、冒頭5分の「小2女子が暴行を受けて親が殺人を依頼する」ってところがまず刺さる。
だいたいオロオロしている中村賀津雄の表情が良い。

ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

3.5

自身の葛藤を抱えながらもクレイジーなデニーロをかばい続けるカイテル。なんてことない展開だけど動くカメラワークのリアリティ、オープニングのホームビデオから切ない最後まで良い雰囲気。

対決(1967年製作の映画)

3.0

組のために網走でお務めしてきたのに出てきてみれば、、、ってゆー解りやすい話。とにかく高橋英樹がずっとかわいそうで主人公だと思ってだけど、満洲常(小林旭)シリーズ第1作目。まあまあ勢いあるけど音楽が全然>>続きを読む

日本の首領 野望篇(1977年製作の映画)

3.3

医者の高橋悦史が「人身御供ですね」って言う。この人がいちばん怖い。

やくざ戦争 日本の首領(ドン)(1977年製作の映画)

3.5

人気俳優総出演!てやつ苦手だけど、なんか楽しみ方が解ってきました。深く考えないことです。
佐分利信が養女2人を心から大事にしてるサイドストーリーと、金子信雄が女に釣られてから首吊りリンチを受けるまでの
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音楽(2019年製作の映画)

4.5

思ってたより100倍良かった。内容はもちろん、こんなペラっとした絵なのに動きが良いし、アングルや間のセンス。

絞死刑(1968年製作の映画)

3.5

問題提起としてすごく意義あると思うし、終わってみれば大島渚らしいと言えばそうだなと思うんだけど、こんなに思ってたのと違うことある?ほぼコントだった。

ブラック・シーザー(1973年製作の映画)

3.8

露骨な差別とバイオレンス。テンポが良いとは言えないけど、そこにまたなんとも言えない味わいがある。屈辱的な差別に暴力で報復するのは仕方ないと思ってしまうほど、人種差別って醜い。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.0

若いときはジム・ジャームッシュ作品のこじゃれたかっこいい雰囲気が好きだったけど、大人になって良さが分からなくなってしまった。イギー・ポップとトム・ウェイツの並びなんてかっこよすぎるのに。

日本の仁義(1977年製作の映画)

3.0

フランキー堺が意外なキャスティングだけど
味があって良かった。あちこち見どころはあるけど全体的に散らかっている。

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.5

思ってたより鬱屈した内容でまあまあ気が滅入る。

男の顔は履歴書(1966年製作の映画)

3.9

安藤昇が医者の役。やや説明くさいけど東映とはまた違った雰囲気で面白いし、オープニングの音楽と、安藤昇の左頬キズからの定点長回し(と言っても1分半くらい)がかっこいい!

戦後の混乱時に三国人と日本人の
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破壊の日(2020年製作の映画)

3.5

短編3作品の中で一番好きかな。
指パッチンで国立競技場を爆破。無関心な世間と即身仏になれないマヒトゥ・ザ・ピーポーの痛々しい対比。
まさに今のこの世の怒りや生きづらさを映画で表現する熱意に満ちあふれて
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.0

内容もテンポも良く完璧。よく出来すぎていて逆にちょっと。
好みの問題だけど、ハラハラドキドキする映画って要らないなと思う。

リボルバー(1988年製作の映画)

3.0

内容もキャストも良いのに、、。それぞれの心情をギュッと拾ってメリハリ良く展開してたらすごいおもしろかったはず。

皮ジャン反抗族(1978年製作の映画)

3.0

全然ワルじゃない、ただただダサかっこいい舘ひろしが酷い目に合うかわいそうな話。面白くないけど、ダサかっこ良さに釘付けになったので嫌いじゃない。

(本)噂のストリッパー(1982年製作の映画)

3.0

宮脇康之(見たことある顔と思ったら名子役だったケンちゃん)の大胆なイメチェンにびっくりした。
浦安劇場(実在したストリップ小屋)のショーを含めてエロスシーン多めだが全体的に軽めのトーン。夢と現実の狭間
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濡れた荒野を走れ(1973年製作の映画)

5.0

熱いわー好き!冒頭から偽善、国家権力、聖なるものをぶっ壊すところから始まり、白昼夢一座あたりからの、正気と狂気が交差する混沌とした展開。「殺しの烙印」を思わせる大胆な黒帯ボカシ。吹き出す血しぶき。ロマ>>続きを読む

カジノ(1995年製作の映画)

3.8

バァーッと華やかに繁栄してガラガラと崩れていく。

特攻レディース 夜露死苦!(1994年製作の映画)

2.0

レディースの実録ものを観たあとだったので気合が足りないと思ったし眠くなった。切れ味、テンポもいまいちな女同士の青春映画って感じ。
伝説のレディースに渡辺典子、バイク屋のおじさんに蛭子能収(つなぎピチピ
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新しい神様(1999年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリー雨宮処凛物語。ぶっ飛んだ人というだけではなかった。誰よりも悩んでるし誰よりも物ごとを真剣に考えてる。

天使のはらわた 名美(1979年製作の映画)

3.0

この脈略の無い展開、「女教師」もそうだったような。しかし山口美也子と港雄一だけは凄みがあった。山口美也子のところだけもう一回見たい。

MISTY(1991年製作の映画)

2.5

死んだり怨んだり刺したり爆発したりしてるけど盛り上がらなかった。けどマッタリした雰囲気にハマったらグイグイきたかもしれない。今井健二も山田辰夫も、ろ過したみたいに普通の人で最初は気付かなかった。永島敏>>続きを読む

湯殿山麓呪い村(1984年製作の映画)

2.5

180年前の呪いと現代それぞれの思惑が交差し物語はラストへ向かって最高潮に!、、ではなかった。このキャストなら観るしかないけど。吉沢健も出てるし観るしかないけど。