このレビューはネタバレを含みます
散文的現実をひたすらに投げつけられるのがつらくて、動き回ったりみんなのネットリテラシー終わり過ぎさとか歌っている最中の菅田将暉の顔をアップにする演出(「当時はともかくこれ今の菅田将暉だったらマジになっ>>続きを読む
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序盤、殺し屋とパートナーが二人で座るところでいきなり始まって、さらに発展しているけどほぼ無人な駅を歩くところ、めっちゃ車が通る道(画面半分が部屋でもう半分が都市…)、といった感じのたたみかけが最高すぎ>>続きを読む
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ユリイカと対をなす作品ではある。キャスティング的に。
ラストシーンで読みをだいぶ不穏な方向に規定するのなんなんだ。もう少し両義性(露呈してつかの間の平和が終わるかもしれないし、発覚しなくても湖の奥底>>続きを読む
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『CURE』のネタバレもあります。
これまで見てきた映像作品の中でも一番怖かったし、なんなら人生で経験してきた中でも怖い経験のトップクラスに……という感じだ。明るい部屋+経過時間が分かっている、とい>>続きを読む
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『クリーピー』『ニンゲン合格』にも言及します。
最高すぎる。Gyaoでたびたび広告に中断されてパソコンの小さい少し汚れた画面で……という割と最悪めな鑑賞コンディションではあったのだけど、それでもすご>>続きを読む
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死体を見せることで街の人々を運動へと掻き立てるのは、社会主義思想の伝播と社会運動の促進という用途を企図しているであろうこの映画自体のありようと強く連動するものに思えた。蛆虫や苦痛の顔のクローズアップの>>続きを読む
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今回の特集で初めてちゃんと作品を見ているわりに監督について結構興味を覚えていて、「なんで同時代の香港(あるいは『ブレノスアイレス』は台湾)のありように対する高い感受性(密室性を強調する一方で、町の風景>>続きを読む
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考えつつ繰り返し見たくなる。ポスターに会田誠の戦争画リターンズが使われているという事実は、この映画をある種の日本論として解釈するためには十分なことのように思われたりするけど、じゃあどうやって……となる>>続きを読む
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別れるまでは部屋での痴話喧嘩ばっかり映し、そして外も職場とかそういう決まった場所ばっかり映されていて……みたいな印象があり、しかも恋人同士以外の登場人物にほとんど出番がなかったりして(チャンもわりと後>>続きを読む
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前半の完全な計画&それが実現するのかどうなのか……というハラハラは最高すぎたのだけど(空間や情報量を分けるものとしての扉)(自分でもびっくりするくらい安直なことを言えば、計画が立てられながらもうまくい>>続きを読む
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前半はサイレント映画という形式に困惑しつつ意識も朦朧としながらだったけど(完全に僕の落ち度)、中盤から後半では復活しつつ。
本当に動きだけで見せないといけないからすごいし(早く見えるのは機材が原因?>>続きを読む
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「マジでこの要素をこう拾っちゃうんだ!?と熱狂するオタク」「なるほど、ここでこの要素をこう拾ってくるのね……と冷静に分析するオタク」「いやオタクに媚びてんじゃねえよ!!!とキレる面倒くさいオタク」に分>>続きを読む
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引きでなるたけ広い範囲が画面に映るようにして、そこにおいて様々なモチーフが作家の制御を越えて同時に映る。画面における対象のアナーキズム、みたいな陳腐でクサいフレーズを想起してしまうほどに(黒沢清の映画>>続きを読む
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オールタイムベストに入るどころか、自分の指針に影響を与えてしまいそうなレベルで素晴らしい映画だった。そもそも村上春樹から影響受けててタランティーノが絶賛している時点で僕に刺さらないはずがないのに、なん>>続きを読む
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着メロ的にも蒲田のご当地映画だと思っていたので、蒲田ちゃうんかい、となるしかなかった。
コメディはコメディでも筋的には完全にブラックコメディなのにこの紹介のされかたされているのすごいな、となるんだけ>>続きを読む
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ミートローフのために赤い赤い挽肉のかたまりをこねる(例のごとく長回しの)シーン、すごい。あとは全体通して、三次元的な絵画みたいな、画面の奥へと続いていく遠近感のある道のシーンが頻出していて、そこもすご>>続きを読む
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残酷はわりとリテラルなんだな。真琴が泳ぐシーン(泳げないとはいえそんな浮き方しなくない?いくらなんでも陸に上がれなさすぎでは?となった)と、その直後の真琴がお姫様抱っこされているシーン(本当に死体やモ>>続きを読む
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ちょっと面白すぎる映画だった。前半、中盤が特にで(主役が辱められる展開になってからは少しダレた印象もある(そんなポルノ映画ある?))、大笑いしながらシーンがたくさんあったし、映像がほんとうに最高だった>>続きを読む
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たくさんの人などが集まって、時に騒々しいさまを、時に整然とした様子を見せている群衆のモチーフがだいぶ顕著な映画に思えた。序盤から教室や校庭でのガキたちがいたずらするは殴るは騒乱って感じだし、並んで歩く>>続きを読む
自らの身体をつねに外的世界との接触を記録し続ける媒体と捉えて、その結果として産出された大量の(ジャンク的な?)ものをある程度整理したうえで(もちろんそれでもだいぶあれなんだけど)提示している印象を受け>>続きを読む