サラミ山カルパスさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

サラミ山カルパス

サラミ山カルパス

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

IMAXレーザー。

あっっっっっっっっっっっっっっっっっっ…






〜176分経過〜






…っっっっっっっっっっっっっっっっっっという間でした!ちゃんと176分でした!ちゃんと疲れまし
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ビバリウム(2019年製作の映画)

2.5

退屈すぎて眠すぎて0.8mmくらいの目で観てた(ラスト20分で力尽きて寝た)。試合時間が90分超のサッカーの「実質的なプレー時間(試合が止まってる時間を除いた時間)」は平均50〜60分ですが、97分の>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.5

アセアセしてる変態野郎のジャンパーに犬がマーキングするのマジでクソワロタwwwwww奇跡としか言いようがないあの瞬間が面白すぎて、こんな人間(主に男)の醜さがギチギチに詰まったどうしようもない内容なの>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

映画音楽が少ししかフィーチャーされない本作を観た後に『すばらしき映画音楽たち』を観て補完するのが良さそう。サイレントからトーキーへ、アナログからデジタルへと時代を遡って映画音響の歴史が学べるので映画好>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.5

ずっと観たいと思いつつ放置してたけど『今、私たちの学校は…』でオンジョを演じたパク・ジフが主演と知って即鑑賞。より素朴な可愛さだった。

この「家族にも友人にも真の意味で心を許せる人が誰もいない」閉塞
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空白(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

普段、家で映画を観る時はエンドロールが始まったら即レビューを書き始めることが多いんだけど本作では無理だった。無心でエンドロールを眺めることしかできなかった。

この映画には本当に色々な人間が出てくる。
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

観客は私1人の貸切状態だったので特別に公開前にホームシアターで本作を鑑賞するクリストファー・ノーランみたいな気持ちで観ました。ノーラン爆泣きしました。

健聴者であるルビーと聾唖者である家族で見ている
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「村上春樹マジで嫌い」

という言葉を最近日常生活の中で聞いた。
「そりゃ嫌われるわ」と本作を観て強く思った。

始まってすぐに『バーニング』を感じて「そういえばあれも村上春樹原作か」ってなったんだけ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.5

「家庭内暴力」という共通項を持ったそれぞれ人種の異なる3人のスケートボード仲間の人生をありのままに映したドキュメンタリー。時が経つにつれて家庭内暴力との関係性が変わっていき、ある者は当事者になり、ある>>続きを読む

ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.0

舐めてました。結構怖い。ちょいちょい入る笑いも良い緩和になってる。最後は安っぽい展開だが及第点には達しているのでは。

エンドロールが斬新で面白い。

罪の声(2020年製作の映画)

3.0

メニメニ大袈裟な演技とメニメニドラマチックな回想とでベリベリ邦画だった。マスコミや犯罪者に対して正論ぶっ放して論破するの野木亜紀子って感じだなあ(原作に忠実なだけかもしれないけど)。ただひたすらに取材>>続きを読む

ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-(2016年製作の映画)

3.0

「シリア空爆で◯人の民間人が死亡」という文字の向こうには喪失の悲しみに打ちひしがれる家族がいて、瓦礫に埋もれた子どもがいて、その子どもを命懸けで助ける勇敢な民間人がたくさんいる。このことを決して忘れな>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

3.5

ファストフード業界に限らず、消費者に商品を買わせるために企業があれこれ工夫するのは当たり前といえば当たり前(健康志向を謳った詐欺紛いの文句であっても)。ただ、生産者が搾取される制度の上にその業界が成り>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.5

正直、実験そのものは「そりゃそうなるだろ」の範疇を出ない(そりゃそうなるだろを実際にそうなったと証明しただけでも価値があるとも言える)けど、合間に挟まれるアメリカのファストフード産業と政治、広告、教育>>続きを読む

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

3.0

「のんびりしたヨーロッパ映画でも観ながら寝落ちするか〜」と夜中に観始めたら想像以上にのんびりしていて無事寝落ちした。のんびりしすぎと言えるレベルなので「監督の自伝的作品だろうなあ」と思ったらやっぱりそ>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.5

ハッピージャムジャム最高踊ろうよエンドで悪い奴は皆こんな感じで勝手に殺し合っといてほしいと思いました。

魔鈍足が食事中におっさんをしばくシーンが好き。

時たま無性に韓国映画が観たくなる現象に誰か名
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

どうせ観るならクリスマス前後に観ようと思ってクリスマスシーズンが終わって観る気が失せてをここ数年ずっと繰り返していたけどようやく観られた。ごちゃごちゃしそうでごちゃごちゃしないし、色々な立場の色々な形>>続きを読む

コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

3.0

本当にあった信じられない世界の犯罪集!みたいな本屋の都市伝説コーナーによくある趣味の悪い本を中学生だか高校生だかの時に立ち読みして知ったこの事件。当時の「んなアホなww」という感想は本作を観ても変わら>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.0

人の死の上に成り立つホラーコメディとしては潔いブラックさで面白かったです。コナーがめちゃくちゃ楽しそうに歌って踊ってる妄想シーンとか倫理観ぶっ壊れで最高でした。『ウォールフラワー』が大好きなチョボスキ>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

大野みたいな理屈っぽいコミュ症のキャラクターはどうしても既視感があって『最高の離婚』の光生やTBBTのシェルドンほど強烈ではないにしろ「面倒くささ」と「ウザさ」と「愛らしさ」が共存していて、やはりどう>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

Dolby Cinemaで鑑賞。

な、何のカタルシスもねえ…

「母が飲み込まれたロンドンで母のためにもファッションデザイナーになる」というエロイーズの思いが発端でそれが叶う(だろう)結末なのにメイ
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.5

”Sunday”はトニー賞を受賞すべき。

アンドリュー・ガーフィールドはアカデミー賞を受賞すべき。

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.5

『ディア・エヴァン・ハンセン』にハマらないのが怖くて急遽ロザムンド・パイク姐御に日曜日を託すことにした。

この設定を思いついたと同時に「マーラのキャスティングはロザムンド・パイクにしよう」と思っただ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤から中盤にかけてはスコア2点レベルの退屈さで「過大評価やろ…」と思ってたけど、ガブリエルの正体が明かされる&バイオレスアクションのギアが一段上がる留置場のシーンからは5点満点どころか6点レベルの面>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

3.0

あんな地獄のような展開になるとは思ってもいなかった。

サモア人の男の妻を寝取ってはいけない。

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.5

寄り道もせずにただひたすら真っ直ぐで見通しの良い大通りを走り続けていくような物語なので非常に分かりやすい。時折差し込まれるくだらないやり取りや見栄の張り合いがもう少し欲しかった。

指切断ギャー!バン
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

聖職者なんて性的虐待してる奴ばっかなんだからダニエルの方がよっぽどマシだわ。時が止まっていた村人たちを導いた一方で、自分は血だらけで完全に自分を見失っているラストは何とも言えない気持ちになる。

司祭
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.5

日本一格好良い男の森山未來が主演ということで期待して観た。原作は一時期バズっていた小説。時の移ろいに人との出会いと別れ、雑にまとめると極めて「普通」の映画なのに何か観入ってしまった。邦画あるあるの街中>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルが演劇だけあって、フラット内というワンシチュエーションでほとんど話が進んでいく。いや、話が「進んでいく」と言って良いのか分からないほど時系列がグチャグチャで行ったり来たりで誰が誰なのかも滅茶>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

自分がローティーンの頃は1990年代半ばじゃなかったし、もちろんロサンゼルスじゃなかったし、兄もいなけりゃ複雑な家庭環境でもなかったし、スケボーもタバコもアルコールもドラッグもセックスもしてなかったけ>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

暗闇に浮かぶホモ・サピエンス、その正体はジェイク・ギレンホール!

途中、懇切丁寧に現場の映像が差し込まれ「ああ!そういうのいらねえいらねえ!!」となったものの、話そのものはかなりオリジナルに忠実で「
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

M A S T E R P I E C E

ドゥニ・ヴィルヌーヴやってくれたな!!!やっぱあんた凄いわ。私が皇帝ヴィルヌーヴのサーダカーであることを差し引いても、本作は間違いなく傑作だと断言できる。
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キャンディマン(2021年製作の映画)

2.5

オープニングクレジットは不気味だし構図は美しいし殺され方も面白くて良いんだけど、キャンディマンを召喚していないのに殺される白人もいれば殺されない黒人もいて白人だけを殺すのかと思えば殺された黒人もいたし>>続きを読む

パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

3.0

想像以上に怖かった。怖かったけど、10/8の深夜にあんなことが起きたのを偶然その夜を迎えるタイミングで観たことの方が怖い。

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

2.5

あれ?死霊館シリーズってこんなに人為的かつ物理的だったっけ?初っ端からフルスロットルで何となく察したけど、恐怖(というか脅かし)も最後まで0か100かで萎える。前作や前々作は20だったり40だったり、>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

忘れてはならない。一番最初に訳も分からず最高機密文書を大使館に届けた名もなきアメリカ人の青年を。

実話ベース。

世間が『ノー・タイム・トゥ・ダイ』に熱狂している中、ひっそりと上映している本作のよう
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