ふぃーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ふぃー

ふぃー

映画(119)
ドラマ(0)
アニメ(0)

正欲(2023年製作の映画)

2.8

問題提起自体は素晴らしいと思うが、これなら原作小説を読んだ方が断然良いのではと思わされてしまった(小説は未読)。

違和感は4つ。
①主題や説明的な台詞の連続が「いちばん好きな花」に通ずるものがあるが
>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

4.2

終わらない戦後を終わらせようと苦しんでいる人々を描いた作品。

塚本監督作品を鑑賞するのは初。
前半はずっと店内でのシーンが続き圧巻だった。全体的に音がソリッドで生々しく、映画館で観る価値がある。
>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.7

シリーズ1とのつながりがうまい具合でとても良い。痛快な冒険活劇。

(2023年製作の映画)

4.3

ぶっ飛んでいるように見えてギリギリいろんな調和がとれている。コメディ要素が各所に散りばめられていながらも妙にリアリティがあったりする場面があるのが不思議。
本能寺の変に至るまでの過程は独特の解釈で面白
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

一言で言うと「もう一声欲しかった」映画。
時代設定や人物設定(特に敷島と橘の邂逅の際のプロット)などは良かっただけに、中盤以降の結末が容易に想像できるストーリーはもったいないし、ラスト都合よく典子が生
>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.2

大画面で鑑賞したい映画。
前半の映像は圧巻。狂った兵士・将校たちの様子はベトナム戦争の悲惨さを否応なくこちらに伝えてくる。
後半の話は冷静に考えるとフィクションでしかないが、鑑賞中にはそうとは思わせな
>>続きを読む

燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

3.6

いまだにカーストの影響が色濃く残存していて、かつ政治と宗教が密接に連関しているインドの社会構造がよく描写されたドキュメンタリー。ある程度の知識、教養がないと権力に騙されてしまうということが若い女性記者>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.2

刺さる人には刺さるんだろうけど、、、という映画だったように思う。超長編の割に起伏が少なく淡々と進むので、映画というよりかは連続ドラマでやればいいのではないかと思ってしまった。扱っている題材自体は面白い>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

1.0

映像は良かったが特筆すべき点はない
視点が曖昧で東南アジアなのに日本要素が出ていたりとだいぶ微妙、ストーリーに入り込めない

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.8

文句なしの素晴らしい映画。君の瞳に乾杯を4回も言うんかーい

ベン・ハー(1959年製作の映画)

3.2

長い。が、レースのシーンに20分かけるなど、今ではあり得ないくらいの尺を使って贅沢に仕上げているのは物珍しくて良いと思う

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

1.9

なんか東映っぽい
キムタクの演技が微妙
新しい信長像を提示しているがあっと驚くほどのものではなく全体的にあと一歩

極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.2

ラストが思っていたより物足りなかったがそこそこ面白い映画だった。ただもう少し深みを持たせるようなつくりにはできたのではないかと思う。ラストまで飽きさせないテンポの良さと砂漠でのロケのスケール感で及第点>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.5

宮崎駿の集大成だの何だの御託を並べられても、まずシンプルにストーリーが面白くないことに尽きる。唯一褒めるとすれば、作画はジブリ独特の雰囲気感を保てていた。
これを絶賛する人の何割かは絶賛する自分に酔っ
>>続きを読む

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.0

綾瀬はるか全BET映画。るろ剣を知っているからかやや物足りなさは感じる

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

歩いても歩いてもと手法が似ている部分が多くあり二番煎じっぽさが香る作品だが、それを抜きにして考えると良い作品。樹木希林の凄みが際立っている。

「幸せって、何かを諦めないと手に入らないのよ。」これがし
>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

5.0

何も起こらない1泊2日をよくこの2時間の映画にできたなと感服した。それぞれ問題を抱える家族を丹念に描写した素晴らしい作品である。
「人生はちょっと間に合わない」がテーマであるが、意外と主人公は「間に合
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.9

言葉の持つ無意識的な牙を丹念に描写していることが作品を通底する特徴である。「あらすじを説明して」と聞かれてもなかなかうまく説明することができないし、説明することが野暮だとも感じる。映画だからこそ魅力が>>続きを読む