なまはげのお面をしていても
すべての感情や表情が伝わる
仲野太賀さんの凄さを
改めて感じる作品でした。
夜間の青っぽい画や太陽の日差し
美しすぎる。大好き。
これからも藤井道人監督作品は
今村さんの撮影が楽しみです。
毎日いろんな人と
すれ違っているけど
その中には、
もう一生会わない人もいれば
ずっと人生をともにする
人もいるかもしれない。
親の地位や周囲の環境により
格差が生じる社会は
公正な社会とは言えず
課題があるというもの。- 正義論 -
偶然、観賞後にこの言葉を見かけた。
しっくり来た。
仲野太賀さんのラストに向けて
じわじわと溢れてゆく感情の表現や
ずっと出なかった涙が出た時
背中をさすってくれる若葉竜也さん。
そして、大島優子さんの目。
本当に素晴らしい3人でした。
こういった問題を映画を通じて知る。
それも映画のひとつの役割だと思う。
この施設で働かれている方々には
本当に頭が下がります。
作中で流れる音楽も凄く好みでした。
親戚一同でお墓参りに行って、
お墓の前でお供え物を
食べまくるシーンは笑えた。
主演のオークワフィナの
ハスキーな声と演技が
すごく良かった。
食による人との繋がり
料理や衣装の色味もよく
木の温もりを感じる程でした。
あと、音楽も凄く心地よかった。
言葉にして表すのが難しいけど
女性、男性の多くの人に観ていただいてたくさんの感情を抱いてほしい
そんな作品でした。
眉村ちあき
⇒ 弾き語りトラックメーカーアイドル
初めて見る肩書きだけど
歌も上手くて、賢くて
もの凄いクリエイターだなと思った。
このまま両親のもとにいていいものなのか葛藤する芦田愛菜さんの表情や演技はさすがでした。
「もし、自分だったら」
堤真一さん演じる父親と同じで
「何がなんでも加害者であってほしくない。」と思う。
自宅を見つめる堤さんの背中は、その時の家族の心情が滲み出ていた。
観たことないぐらいの映像の鮮明さ
スロー映像の演出に音楽。
美しい雰囲気を味わう映画だった。
映像の荒らさや服にシューズ
そして音楽とスケートボード。
まるで90年代のアートを観ているようだった。
仲間に入れてもらえた時の笑顔が良い。
一果ちゃんを見る凪沙さんの目線が
愛情のある眼差しに変わる様子が
すごくじんわりきた。
ラストシーンはたまらんかった~
ドラン監督の選曲センスや
曲を流すタイミング、
映像美、カメラワーク
これらにはいつも感動させられる。
やっぱりアニメの方が好きだけど
実写化だからこそVFXや音響の迫力は
良かった
「 設定が命!」