変な奴しかいない、知らない街での不条理。主人公が全てのコマンドを間違えまくっていて笑える。
ジャンプカットがめちゃくちゃスマート。エッフェル塔の灯りが消えるのを見れない3人。世界はいつ君たちのものになるのか。
メインストリートでは生きられない人々への眼差し。アウトサイダー達との出会い。
不意にカッコいいショットが出てくる。三段落ちのテンポがめちゃくちゃ悪くて笑った。
震える指、涙が伝う顔のクローズアップ。「隠れてキスするために恋人たちは駅に来るのよ」
鼻持ちならないスノッブ達とそれを取り巻く女達の軽薄さとか全てを忘れてロマンチックに流れるラストの美しさ。エルファニングを魅力無く撮っていてびっくり。
別れの気配を滲ませながらそれでも瞬間をパックする映画の素晴らしさ。モリッシーやっぱ最高だなー。