yapさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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カーゴ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

短編映画を長編映画にした場合、どう料理するのか。
短編映画の魅力はオチの切れ味が秀逸だったこと。
ゆえに長編のオチも変えることができない。
とすると、もう長くすればするほど、蛇足にしかならないのだ。
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ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.0

過激なバイオレンスアクション映画。殺し屋組織が凄腕の殺し屋に支払う退職金が惜しくて殺そうとしたら返り討ちにあうというシンプルなストーリー。主人公が凄腕すぎるのか、ジョン・ウィックと差別化したいのか殺し>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

思わず目を見張るラスト。貧困にあえぐ少女の徒歩圏内に夢と幸せの国「ディズニーランド」があるという愕然たる事実。親友との別れにせめて「ディズニーランド」を見せたいという彼女の切なる思い。そして、そんな辛>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「同じ町に殺人者は2人もいらない」主人公の心の声が寒々とした雪景色の中に響く。エンタメ映画として壮絶な戦いを予感させるこれ以上ない胸アツのセリフだ。1人もいらなんだけど、というツッコミは野暮ってものだ>>続きを読む

殺人の告白(2012年製作の映画)

3.0

2020.05.19鑑賞。時効を迎えた連続殺人犯が暴露本を出版したら?という強烈なアイデアを映画化。日本でリメイクした元ネタの作品だ。強烈なアイデアだけに味付けはリアルなサスペンスというよりはエンタメ>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

5.0

2020.05.03鑑賞。どんでん返しのスリリングな法廷劇とユーモラスな笑いが共存した傑作。素晴らしいのは、登場人物全員クレバーであること。ミステリーや展開を成立させるためのご都合主義的なキャラがいな>>続きを読む

PARKS パークス(2016年製作の映画)

2.0

2020.04.28鑑賞。橋本愛と永野芽郁、異なるタイプの美人が出演。そして井之頭公園を普段見れないところから切り取り「映画」に固定するということで映画の意義はあったかもしれない。でもやっぱり退屈。私>>続きを読む

アクロス・ザ・ユニバース(2007年製作の映画)

2.0

2020.04.27鑑賞。「もし全編ビートルズ楽曲でミュージカルができたら?」そんな夢を叶えた映画。あれもこれもと名曲を惜しみなく使用しているのはよいのだが、ストーリーとしてはどうしても散漫だ。主人公>>続きを読む

モールス(2010年製作の映画)

3.0

2020.04.15鑑賞。エンドロールに入った直後の感想…クロエは少年の元を去っておきながら、また彼のピンチを救うために戻ってきてしまうのだから、結局少年はなんにも成長できてないじゃん。綺麗な朝焼けの>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.0

2020.04.14鑑賞。世界的な検索エンジンの会社で働くエンジニアが社内抽選で選ばれ、社会と隔絶した社長のラボでAIを実験することになったのだが、実はーー。という話。AIのデザインやロケーションや美>>続きを読む

サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

3.0

2020.04.14鑑賞。ハイジャック映画の古典的作品。複数の犯人が同じ格好をし、お互いを「色」で呼び合ったり、主犯格の最後の行動や、映画のラストで犯人だと確信するとあるネタなど、別の作品を通じてお馴>>続きを読む

ルシッドドリーム/明晰夢(2016年製作の映画)

3.0

2020.04.08鑑賞。息子を誘拐された敏腕記者が過去の出来事を追体験できる「明晰夢装置」を使い、事件解決に挑むという話。
「明晰夢」という夢の中でこれは夢だと気づき、以降賢者タイムならぬ王様タイム
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仮面病棟(2020年製作の映画)

1.0

2020.03.13鑑賞。突っ込みどころ満載、低予算な画作り、緊迫感に欠けるなど色々言いたくなるが、一番言いたいのは永野芽郁をもっと可愛く撮ってほしかった。

初恋(2020年製作の映画)

5.0

2020.03.06鑑賞。「余命僅かのボクサーがヤクザから少女を守る」なんてひと昔前の映画な感じがするし、予告編を観ると派手なアクション映画というよりは画面も暗いし、いかにも低予算の邦画だったのでパス>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

2020.02.26鑑賞。疑似とはいえ戦争映画をワンカットで撮るというチャレンジに天晴れ。ただ、戦場に放り込まれた感覚になるというよりは、このシーンどうやって撮っているんだろう?という驚きや疑問を抱い>>続きを読む

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.0

2020.02.14鑑賞。傑作らしいという噂に違わず傑作。マジンガーZの格納庫を見積もるというフザけた上司の無茶ぶりを通じて、可もなく不可もなく仕事をこなしていた人間が、一人前の熱量を持った社会人にな>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

1.0

悪魔的につまらない。カイジはカイジが身体張ってなんぼ、命をかけてなんぼなのだ。日本の未来や経済に警鐘を鳴らす姿勢・メッセージは評価するが、我々が観たいのはカイジが精神や生死を追い詰められるところなのだ>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

5.0

2020.01.07鑑賞。原作未読。ロングランしているのでハードルを上げて鑑賞したが、易々と越えてきたバケモノみたいな傑作映画。鑑賞当初、3組の高校生による群像劇なのかと思っていたが、物語の構造的にも>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

5.0

2019.12.3鑑賞。自分の中のお洒落で上品で格式高いフランス映画のイメージが完全に崩れた。原作にしっかりリスペクトをしつつも原作を超える下ネタを華麗にぶっこんできて、それが見事に実写の世界で無理な>>続きを読む

KIN/キン(2018年製作の映画)

1.0

2019.12.3鑑賞。「ラスト5分、全てがフリーズする」うんぬんのキャッチコピーに偽りなし。こちとら、頭がフリーズしました。ダフトパンクの二人がそもそも来るの遅すぎだし、シリーズ化に向けての大いなる>>続きを読む

グレタ GRETA(2018年製作の映画)

4.0

2019.12.04鑑賞。物語の入り方が好きだ。忙しく生きる都会で、通勤途中に拾った高級ハンドバッグをネコババするわけでもなく、IDを手掛かりにわざわざ足を運んで持ち主に届けに行くクロエ。しかし、それ>>続きを読む

決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

1.0

2019.11.25鑑賞。吉良を討つにもカネがかかる。忠臣蔵をカネの側面から描くという設定こそ斬新な映画だが、これってそもそも成立しているのだろうか?これだけカネがかかるからそのカネをどこかから捻出し>>続きを読む

エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

4.0

2019.11.22鑑賞。シークレットサービスから逃亡者となり、無実を証明するというシンプルかつ力強いストーリーライン、中盤で登場する思わぬ助っ人、そしてラスボスとの互いの矜持をかけた戦い。非常に潔い>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

2.0

2019.11.18鑑賞。もしスーパーマンが思春期にキャリーのように間違った方向に能力を使ったら?というホラー。正直、予告編以上の驚きや人間ドラマは無かった。思春期の子どもに対してどう大人が行動すべき>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

2019.11.15鑑賞。こんな一息もつかせない家族ドラマがあっただろうか。子どもたちを「自由」にさせるためにやった親の行動が皮肉にも子どもたちのその後の人生を不自由にさせる。でも、強く望めば、あとほ>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

2019.11.14鑑賞。ホラー映画の続編ほどハードルの高いものは無い。ホラー演出のバリエーションは豊富で、やる気充分なのだけど、上映時間が長いこと、そして主人公たちが大人になったため、観客が感じる生>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

5.0

2019.11.11鑑賞。久々だ、アクション映画を観ていてコワいと覚えるこの感覚は。ジョン・ウィック、ミッション・インポッシブル、ワイルド・スピード・・・。これらの作品と比べて既視感を覚えたり、正直迫>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.0

2019.11.13鑑賞。椎名桔平の魅力が炸裂した作品。「同期のサクラ」でも見せるあの、のらりくらりというべきか飄々としたセリフ回しで人の懐に入ったかと思いきや、「アウトレイジ」よろしく眼光鋭い視線と>>続きを読む

犯人に告ぐ(2007年製作の映画)

2.0

2019.10.10鑑賞。トヨエツの「犯人よ、今夜は震えて眠れ」のセリフは素晴らしくカッコイイのだが、ドラマ的にはイマイチ盛り上がらない。それは トヨエツにとってもメディアに顔を出すという危険な行為を>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.0

2019.10.23鑑賞。
自信をなくした大学の競泳選手が、ハリケーンが直撃し、放流されたワニとの死闘に絶縁状態の父とともに打ち克つことで自信を取り戻す話。
そんなお話になるんだろうな~と思いながら観
>>続きを読む

星守る犬(2011年製作の映画)

2.0

2019.10.10鑑賞。悲劇で泣かせる「感動ポルノ」。DVDのパッケージ画像のようなもっとあたたかい感動作品だと思っていた。不景気で会社をクビになり、女房にも愛想を尽かされ、その上、病に冒されている>>続きを読む

バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)

2.0

2019.10.02鑑賞。おカネをかけている割には拍子抜けしてしまうほど、うすぼんやりとした映画だ。「KANO」を見習ってほしい、マジで。
まず、主人公たちの野球に懸ける想いが希薄。辛い日常から脱する
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

無知で申し訳ないです。シャロン・テートを知らなかったので、この映画を存分に楽しむことができず、損しちゃいました。なんだったら、彼女が映画館で自分の出演映画を観るシーンとか、スクリーンに映し出される彼女>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

2.0

2019.09.28鑑賞。韓国の俳優の方々の存在感・演技に圧倒される。が、お話としては虐げられた人々の虐げられたドラマに終始してしまい、「あれ、終わったの!?」という感じで、クライマックスの盛り上がり>>続きを読む

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

2.0

2019.09.26鑑賞。予告編のようなセカイ系映画ではなく、まさかのドンデン返し映画。ぶっちゃけて言うと和製「インセプション」。ラストにようやく「あーなるほどね」と思うタイプの映画で、それまでは気持>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

5.0

2019.09.25鑑賞。最高過ぎた。カンニングがミッション・インポッシブル顔負けのサスペンス映画になるなんて誰が想像しただろうか。映画のラストも仏教国・タイらしさが出ていて好感が持てます。子どもに見>>続きを読む