fmgyumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

3.5

マイケル・ムーア監督の出世作にして代表作。突撃ドキュメンタリーもののクラシックかもしれない。

事件の背景だけでなく、アメリカ社会に南北戦争以前から連綿と連なる白人vs黒人の対立構造、そしてそこに根深
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.7

こんなお宝映像が50年間も日の目を見ずにいたということがまず驚き。直接的ではないにせよ、黒人差別の根深さを感じさせる。むしろそれこそこのドキュメンタリーの裏テーマなのかもしれない。

監督誰だろうと思
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.0

文句なしにつまらない大ヒット続編映画の象徴。マトリックスファンを納得させるためだけに作った感。ものすごいお金かけてVFXも駆使して、ここまでハラハラしない映画も珍しい。

リローデッドで終わらせとけば
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.6

オリジナルのマトリックスと同じ監督、同じキャストなのにここまでパワーダウンするのはなぜなのか、なかなか興味深い次作。

思うにオリジナルが良すぎるのと、映画の大ヒットによって監督はじめ制作側が「好きな
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

2.9

ヤクザ映画としてはまあまあだけど、どうもコメディじみているというかB級感が強くて真剣に観れなかった。

菅原文太以外の演技が正直不自然でリアルさがない、大勢出てくるとわちゃわちゃして新喜劇みたい。アク
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HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

3.4

アダム・サンドラー意外はほとんど現役や元NBA選手なので、流石にバスケシーンはすごくダイナミックというかリアル。

ストーリーとしては割と普通で、驚くような展開はない。
ボー選手も実在しているが、まだ
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

-

戦時下での子育てドキュメンタリーとでも言うべきか、ドキュメンタリー映画というよりも現地での撮影記録なので、まさに現実そのもの。
シリア内戦やアレッポがどうなっているのか、こうした映像を観なければ決して
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

2.8

マーベル好きな学生が考えたみたいな極薄いシナリオと設定。お金かかってるのは分かるけどこれはダメ。リアリティがなさ過ぎる。

MCUだって話は無茶苦茶だけど、なぜ不死身なのかは一応説明してくれるのに、こ
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マッドバウンド 哀しき友情(2017年製作の映画)

3.7

「それでも夜は明ける」と近いテイストの南部もの。実力派俳優たちの演技と重厚な画作りで良い映画だが、決して楽しい映画ではない。特にラストの15分からの展開は胸糞にもほどがある、、黒人差別を描く映画の割に>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.6

ものすごいアクションシーンの連続。特に中盤の脱出シーケンスはどうやって撮影してるん??と思って調べてみたら、ハリウッドの有名なスタントマンの人が初監督したらしい。俺じゃなきゃ絶対こんなシーン撮れないで>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.6

キツい、、ドキュメンタリーではないけど、アメリカの人種差別の根深さについて考えさせられる短編。
なるべくテンポよく、タイムリープものにしてスタイリッシュに見せてるけど、まあなかなかの胸糞感。日本人がこ
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ステイ・フレンズ(2011年製作の映画)

3.2

同じ人でも観るときの年齢や恋愛状況によってかなり評価が分かれそう。

個人的にはFWBをスタイリッシュに描こうとしすぎてて、男女の本質的な部分に触れるのを疎かにしてる感じがした。かと言ってラブコメとし
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.0

家族に姉妹がいないせいなのか、全然良さが理解できなかった、、
美男美女が綺麗な風景の中で仲良くやってるなあ、くらいの感想。ティモシーも姉妹たちに負けないくらい美しいし。

で、結局どういう話なの??

ラブ・ハード(2021年製作の映画)

3.5

低評価な今作だが個人的には結構楽しめた。

マッチングアプリ上での冷徹なルッキズムとか、アジア系アメリカ人への偏見なんかもあるあるでちゃんと描かれてて○
ラブコメらしいバカバカしさや、テンポの良さも良
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リターン・トゥ・スペース(2022年製作の映画)

3.0

ロマンのある話だなとは思うけど、結局のところイーロン・マスクが何のためにこの事業に取り組んでいるのか、何が目的なのかいまいち分からなくて、それがかえって不気味だった。もちろん映画の中でも、その他のイン>>続きを読む

賢いお金の使い方(2022年製作の映画)

2.9

ネトフリの投資蓄財ドキュメンタリーだから期待したけど、もの凄く初心者向けの内容でがっかり。お金持ちでも貧乏でも、みんな正しいお金の使い方を知らずに苦しんでるのだなあ。

ジャングル・ブック(1967年製作の映画)

3.0

最後の終わり方にええっ!てなる。ある意味大どんでん返し。笑
ポリコレ的にも色々問題あるし、今のディズニー的には黒歴史なんだろうなあという気がする。そこを上手くマイルドに仕上げたのが実写版なのだろう。

ファンタジア2000(1999年製作の映画)

3.0

オリジナルのファンタジア(というかミッキーの魔法使いの弟子)が大好きなだけに、こちらはいただけないなあ。
ディズニーキャラが出てこないアニメなんて、音楽に適当に絵をつけたのと変わらない。ドナルドとデイ
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ファンタジア(1940年製作の映画)

3.7

魔法使いの弟子は無声アニメの最高峰だと思う。これほど絵と音楽がシンクロしている作品があるだろうか。説明やセリフがないのにハラハラドキドキするって凄い。

ザ・マペッツ(2011年製作の映画)

3.4

マペッツのキャラクターを1つも知らず、各々の背景やエピソードも何も知らない状態で観たが、それでも結構面白かった。

アメリカの王道コメディやエンターテイメントが凝縮されている感じ。アメリカンジョークと
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セクレタリアト/奇跡のサラブレッド(2010年製作の映画)

3.3

実話なので正直お話はちょっと物足りない。セクレタリアトの何が奇跡なのか?三冠馬は他にもいるけど、圧倒的な速さと人気があったのかね?

競走馬をCGじゃなくちゃんと実写で撮ってるのは良かった。ジョン・マ
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カーズ(2006年製作の映画)

3.7

まず15年前でこのクオリティてのが凄い。車の擬人化なんて玩具や動物よりはるかに難しいというか、可愛さとか表情の表現が極めて難しいはずなのに、ストーリーと脚本の良さでグイグイと見せる面白さがある。

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ピノキオ(2022年製作の映画)

3.3

めちゃくちゃ叩かれているほど酷くはなかった。確かにフェアリーが出てきた時は思わず「ワカンダフォーエバー!」言いそうになったけど。

ピノキオの邪悪な無邪気さは相当薄められて、プレジャーランドは普通に大
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おしゃれキャット(1970年製作の映画)

3.2

お洒落キャット=マリーちゃんだと思ってたけど、実際初見で観ると誰が主人公?と思う。マリーちゃんと兄弟の3匹は本当に愛らしいキャラクターだが、お母さん猫や他の猫は正直可愛くないし、他の動物たち(犬、アヒ>>続きを読む

バンビ(1942年製作の映画)

3.3

バンビが雄鹿だったのが衝撃。
出てくるキャラクターがことごとく皆かわいい。2Dの古いアニメでもここまで愛らしさを感じられる画力というかデザインは凄い。

お話は正直あんまり覚えてない笑。

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.6

とにかく音楽がいい。それに尽きる。

アリエルって性格にはやや問題あるというか、正統派なプリンセスとはちょっと違う尖った部分がある。そこに若い女の子は惹かれるのではないかと思う。ある程度年齢がいって
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白雪姫(1937年製作の映画)

3.3

ゆうて80年以上前なので、どうしても作画やアニメーションの動きに古さを感じてしまうのは致し方ない。白雪姫はプリンセスというよりほぼ幼女なので、いきなりナンパしてくる王子は割とヤバいやつだと思う。笑

シンデレラ(1950年製作の映画)

3.5

シンデレラのキャラデザインがあんまり好きじゃない。お話は大好きなんだけど、今からこれ見るなら実写版の方が絶対良いと思う。

ピーター・パン(1953年製作の映画)

3.7

子供心にフック船長に遅いかかるワニが本気で恐かった思い出。
痛快な話なんだけど、永遠の少年ってちょっとかわいそうだよね。と思ったらチップとデールのレスキューレンジャーで壮大にいじられてて笑った。

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.4

オリジナルが好きすぎて、敢えて観ないように避けてきたこちらのリブートを意を決して鑑賞。

オリジナルの世界観をしっかり継承しつつ、現代的な要素も入れ込んでもちろん映像と音楽は圧倒的にパワーアップしてる
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ハミルトン(2020年製作の映画)

3.6

音楽、ダンス、舞台演技の最高峰。映画ではなく舞台ミュージカルですが。

ストーリー自体は正直いまいちというか、アメリカ人じゃないとなかなか深い部分での理解は難しい。ただでさえ上演時間が長いこともあって
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.7

全くノーマークで鑑賞したがとてもよき!
15年前にも関わらずモダンディズニーらしいちょっとシニカルな王道ファンタジーになっており、流石だと思った。

リスが大活躍だけど、明らかにこの映画のVFXを元に
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ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

4.4

約8時間弱に渡る映像記録を集中力切らすことなく鑑賞。どっと疲れたが、控えめに言ってもこれ以上の「ドキュメンタリー」はないだろう。ビートルズのファンでないとキツい時間かもしれないが、それでも音楽と人間の>>続きを読む