安定のA24製作。ただ本作は、撮影手法や音楽が気になりすぎて、もう少し落ち着いてじっくりみたいシーンもちらほら。
良い悪いではなく、観賞スタイルで好みが別れそうな作品でした。
家族がどう再生できるの>>続きを読む
長澤まさみの死んだ目、奥平大兼の乾いた目。
共感は序盤から一切なく、"共依存"とはいったい何なのか?ということのみを考えて観ると、誰しも少しは接点があるかもしれない。
息子役の奥平大兼の、そこにいる>>続きを読む
ゾンビだけあって、いつものジャームッシュ節は薄めの内容。
ただ、ゾンビとしてしか例えられない人の利己主義や世界の物欲主義を描こうとした?...のだとすると、ジャームッシュの新しいアプローチかもしれない>>続きを読む
キム・ギドク監督作品の中では、かなりセリフ量がある。ただ観賞後、脳内で思い返して反芻すると、セリフ無しでもずっしりストーリーが伝わる、いわゆる言葉不要なノンバーバルな作品。
母国語を知らなくても、翻訳>>続きを読む
全編ワンカットに見える撮影と視覚効果を持って、戦争に休息なんかどこにも存在しないことを知らしめてくれる。
終始息苦しい緊張感と、観賞後の体力の消耗は、今までにない戦争映画としての体験価値だと思う
森七菜を観るだけでも価値ある。
岩井俊二の映画は全部観てるけど、今回は特に写真や写真家にインスピレーション受けたのかなぁと思うシーンが多かった。
俯瞰の空撮のトーンの違いがちょっと違和感として気になっ>>続きを読む
労働者に向き合う客観的なカメラワークが一層気持ちを重くする。役者も極力現地の人を起用してるとのこと。
携帯電話が息子の全てではない。大人も子ども同様、連絡に縛られ、家族みんなで自分を縛るブラックボッ>>続きを読む
TOHOシネマズ日比谷で先行上映観賞。ネタバレの類いや予備知識なく観るのがオススメです。
どこにでもある格差問題を、エンターテインメントとして終始全く飽きない構成で楽しめた。
テンポ、カメラワークだけ>>続きを読む
映画館でみんなが遠慮なく笑うってのが、この映画の良さなのだと!さすが寅さん
「人生は近くで観ると悲劇だが、遠くから観れば喜劇だ」というチャップリンの言葉が象徴する作品。
どの視点で観るかで変わってくるが、ホアキン・フェニックスの迫力がそうはさせず、常に近くに引き寄せてそのまま>>続きを読む
観た後に考えると、160分じゃ足りない時代背景とスケールな気がした。
当時の時代背景、そこに生きる個人、ハリウッドに代表される映画文化、シャロンテート事件が終盤にクロスオーバーするまでやっぱり時間がか>>続きを読む
ロレンソ・フェロが無邪気で綺麗すぎて物語が入って来ないけど、ダンスシーンは最高。
よく言われるストーリー上の伏線の回収やら、背景がわからないとかは、基本観る人が想像で補えば良いと思ってるタイプです。
ただ、この映画に関しては、どんな視点で観れば良いか自分の中でつかめないまま終わりま>>続きを読む
ジェームズキャメロンとロバートロドリゲスの刺し合いにならず、いいとこ取りになってる。原作愛もあり、IMAXで観るのがベスト。
"We"という暗黙の共同思想にある危うさと、中小企業が抱える組織形態の運営の難しさが重なる。
ファッション系のドキュメンタリーでは長い上映時間だと思うが、ブランドを現すホワイトがぴったりな構成。
もっと曲づくりの背景を知りたかったけど、生き様へフォーカスした熱量強すぎて、タイトル曲で涙がでる構成になってる。と、思う間もない上映時間の密度の濃さ。
趣里の演技が必見。関根光才監督のMV的な演出が綺麗すぎて、救いがあるような演出が邪魔してる感じがした
定期的に観たくなる9人の女性の短編。全てワンカットで撮ってるからこその緊張感と気だるさ。瞬間を切り取ってるから背景を勝手に考えてしまう。9人の女優の熱演に、不思議と最後に泣けてくる。ロカルノ国際映画祭>>続きを読む