かいわれさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

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評判が評判なので、ガッツリとネタバレ解説を叩き込んだ上で鑑賞しました。結果十分楽しめました。100%の理解は無理でしたが、それもシリーズならでは?なのかなと。
きっちり起承転結の「転」となり終盤への熱
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銀座カンカン娘(1949年製作の映画)

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こんな陽気な世界観で、出てくる人みんな魅力的で朗らかで。戦後間もなく作られた作品とは思えない。銀座カンカン娘は勿論ですが、冒頭の「いまどき10銭ぽっちで買えるものなに?」って歌も頭から離れない。70年>>続きを読む

死の棘(1990年製作の映画)

3.8

なかなか狂乱的。夫の度重なる不貞行為に信頼関係が揺らぎまくりな夫婦関係。平静を装いながらも時に乱れる一徳さんと、ギリギリの精神状態を演じる松坂慶子さんとの絶妙な相性。そんな夫婦関係でも繋がり合える。昼>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.2

途中寝ちゃったけど、後半怒涛の展開が待っているとは思わずドラマチックな締めにウルッときてしまった。
いい最終回だと感傷に浸っていたら今度は起承転結の「転」に繋がる演出が。どうなるのか期待はあるが、なか
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少年(1969年製作の映画)

4.1

こんなロードムービー観たことない。
特に後半以降の演出には目を見張るものがあり、少年の家族に のめり込んでいく。モノクロ描写やスロー、サイレント演出を織り交ぜながら退屈させない趣向が光る。北海道でのカ
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泥の河(1981年製作の映画)

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観てよかった。人として大切な何かを思い出させてくれる。子供の純粋な友達関係、それとは地続きにはいかない大人の視点。色眼鏡で見ちゃうんだけど大人ってそういう生き物。大人になった今だからこそ判る物語の切な>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

シリーズ初鑑賞。劇場だと音への拘りを体感できる。指令室での会話、静かなBGMや無音演出。
宇多田ヒカルの主題歌もよく、作詞曲は元より編曲まで熟しているから頭も上がらない。終始圧倒された作品でした。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

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自分が過ごしていたあの瞬間。同じ時間を、別の違う場所で佐々木達も過ごしていた。人生を全うする者、これまでの自分と決別して前に進もうとする者。一方何者にもなっていない自分。いろいろ考えさせられる作品でし>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

3.8

寅さんとリリーさん。結婚観と自由奔放な性格。
珍しく寅さんの核に迫った作品だなーと。

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.9

スタッフの方々が現地の人と密にコミュニケーションを取ってくれたから公開できたんだろうな。なまはげ見ると、本作品の事が頭を過ぎりそう。
秋田の静かな街並みに馴染む、役者さんの自然体な演技。大人が見ても伝
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男はつらいよ 寅次郎子守唄(1974年製作の映画)

3.6

佐賀県は唐津よりスタート。
寅さんに子供が!?あの自由奔放な寅さんがどう子供と向き合うのか。

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.3

説明不足な上に話が急展開。
ここぞって時の作画はハッとするものがあるけど、基本的にはflashアニメなノリ。千と千尋の神隠しを観たくなった

TENET テネット(2020年製作の映画)

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ネタバレ見てから行ったので、ある程度は入ってきやすかったかな。経験したことのない映像に没入したい方はネタバレ解説見たほうがいいかも。IMAXでみたかったな

七つの会議(2018年製作の映画)

3.9

半沢を全て観る体力が無いので、半沢感があると噂の本作で体感。スーッと流れるような展開と野村萬斎さんの演技に引き込まれてしまった。面白かった

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.7

イマイチ世界観に入り込めなかった。
監督の日本愛を随所に感じて、洋画だけど珍しく吹替版との相性の良さを感じた。ストップモーション、それだけでも見応えあり。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.8

こういう生き方を選択した女性が居た。そこで一緒に生きて行く事を選んだ女性が居た。それはいつしか絆となり世界に羽ばたく。
LGBTというワードだけが独り歩きしてるような世界にこの作品はどのように受け止め
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静かな雨(2020年製作の映画)

3.8

天然のたい焼きだった。
少しずつ部屋の様子が変わっていく。最初は男部屋って感じだったのに。目まぐるしく心の描写が変わるわけでもない、ほんと静かな映画。

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.9

真新しさは無かったけど、訴えかけて来る雰囲気がこの作品全体に漂っていたわけで。とりわけ仲野太賀さんの表情がこう、、印象深く残っている。

アルティメット(2004年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃカッコイイ
短い尺にシンプルなカッコよさが凝縮されていた。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

3.7

冒頭のちょっとホラーな雰囲気が好き。
それだけでも元は取れるかも。西部劇の中でも生活を熟していく野原一家の適応力の高さに驚き。

真白の恋(2015年製作の映画)

4.2

真白が受ける母親からのビンタを愛情と取れるか否か。
親の心子知らず、とはあるけど、本作での一番の理解者は真白の姉と、意外と周囲の住民の方々だったのかな。その人達に通じるのは「真白の外での顔」を知ってる
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たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

3.8

シリーズ初見。家も教室の席も隣り合わせ、っていうのが一段と面白くさせてる。こういう終わり方もありなんだーって。だけどシリーズ見てた人はどう思うんだろうか。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(2000年製作の映画)

3.8

アクション仮面 大フィーチャー・ひまわり大活躍・かすかべ防衛隊初の主役と、何かと初めて尽くしの作品だった。
どんなにおバカな一面があっても、ひまわりにとってはたった一人のお兄ちゃん。それを匂わすシーン
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クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(1999年製作の映画)

3.8

親同士の喧嘩って子供ながらに不穏な空気感じて寂しくなるんだけどなー。やれやれって呆れかえるだけの、しんちゃんとひまわりのメンタルよ。まぁ一切のスタンスを崩さないヒロシもヒロシだし、キャバクラを見つけて>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998年製作の映画)

3.9

クレしんでしか表現出来ないような感動ポイントがいくつもあった。若干中弛みしてしまうけれども、後半のブリブリざえもんによる巻き返しが効いてる。良作でした。

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

4.0

題材はクレヨンをモチーフに、子供の落書き文化が薄まった現代が舞台。短編の原作をよく一本の映画にしたなーと感服。

登場の度に強烈なインパクトを残していくブリブリざえもんが今回久しぶり振りにスクリーンへ
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.7

いろいろ手を差し伸べてくれる人は居たし、ピートとの生活をある程度は保証してくれる環境もあっただろうに。
チャーリの何処かにピートを野生に還す気持ちがあったのかな。過剰な演出もなくほんとに静かな作品だっ
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

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私にはまだ早かったようで、単調なものにしか見えなかった。岩下志麻さん、今でも通ずる美しさ。

ブタがいた教室(2008年製作の映画)

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大人になった今でも、小学生相手に命の授業を展開する事は自分では無理だ。だからこそディベートのシーンは胸にくるものがあった。「可愛そうだ、だから殺せない」という感覚の内にこういった機会を持つことは時期尚>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

3.7

ひまわり初登場回
そんな訳で、ひまわりばっかりな両親にわがまま言っちゃう可愛らしいしんちゃんが見られます。個人的には結構好きな部類かも。あと初めて知ったんだけど、京アニとクレしん長い関係で動画制作に携
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クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(1994年製作の映画)

3.0

劇場2作目。少しずつ映画的世界観のスケールが拡大している感ある。クレしん版アラビアンナイトかな。
それよりもLGBT案件というか、ゲイのキャラクターを出しとけばギャグ要素が高まる、そう言わんばかりの演
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.5

一体何を見させられたんだ。
ヒューマンドラマ?コメディドラマ?
個人的には笑える映画に落ち着いたんだけど。。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

5.0

「クズの仲間といるけど、きみはまだクズじゃない」
多幸感のある青春映画。おかあさん、もう少しだけ見守ってあげて。