ふれちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

4.3

南北情勢に関する話が主ではあるが、アクション/バディ映画としてもよくできており政治的な部分とエンタメ的な部分のバランスがちょうどよく、楽しむことができた
韓国側の一方的なプロパガンダ映画になっていない
>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

20分で綺麗にまとめられているので是非沢山の人にみてほしい
人種差別は世代から世代へと受け継がれて増殖する悪しき文化なのだということを再認識した

アイ・ケイム・バイ(2022年製作の映画)

1.6

物語の序盤は暗い雰囲気だったのに、エンディングはすごく急ぎ足で作品全体のサスペンス要素を台無しにしてしまっている

元判事役の演技は終始不気味な雰囲気を醸し出しており、そこだけは良かった

脚本家は現
>>続きを読む

ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち(2021年製作の映画)

1.2

ドラマの前日譚ということを知らずに観た
盛り上がる要素もなくダラダラ話が続いて3回観るのを中断するくらい面白くなかった

ドラマを視聴済みの人は楽しめるのかな?
「グッドフェローズ」みたいな作品を期待
>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.7

ノーランのバットマンとかなり異なるバットマンだったがとてもおもしろかった!

本作の特徴はアクションやカーチェイスシーンが少なめで、推理要素がほとんどである点だと思う
明らかに大作映画のテンポではない
>>続きを読む

ブバ(2022年製作の映画)

3.5

トラジコメディ的な作品
ストーリーは良い意味で馬鹿げていて、テンポや編集もなかなか良かった

初めは他の作品にない魅力的なキャラクターたちのお陰で面白かったが、第3幕あたりから急に勢いがなくなり、雑な
>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.1

本作は主人公であるクリスチャンが、周囲の人々や住んでいる世界についての見方や理解を形成していく体験の数々が描かれている

人間の不誠実さや欺瞞について描かれており、自分たちが住む社会の魅力的かつ陽気で
>>続きを読む

聖なる証(2022年製作の映画)

3.8

多分ジャンルはサイコスリラー
宗教的な盲信について描かれている

本作はジャガイモ飢餓後の1862年を舞台としているが、歴史的事件について知らない人が観てもその質感を映像から感じられる作品になっており
>>続きを読む

宇宙人ポール(2011年製作の映画)

4.5

疲れたなってときにみるコメディ映画
最高に下品なのだけど、ストーリーはしっかりしているし好感のあるおふざけ要素と適度な風刺でうまくバランスがとられている

厳格なキリスト教徒でなく、SFコメディやバデ
>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.6

舞台となっている時代は男性優位の時代であるけれど、本作では男性がほとんど登場しない
しかし、決められた結婚や父の名前で絵を展示するなど、各シーンで女性が抑圧されている時代であることをほのめかしている表
>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.0

観るジャンクフード

怒ったスタローンがドンパチするだけだからランボーシリーズみたことなくてもみれるよやったね

あのこと(2021年製作の映画)

4.5

望まない妊娠によって、進学や将来の計画が狂ってしまうという1週間ごとの体験と、それが引き起こす感情的な混乱と葛藤について焦点をあてている作品

本作は終始その場に居合わせているかのような緊張感があり、
>>続きを読む

そりと友情(2016年製作の映画)

3.8

幼少期の子供の保護と多様性の尊重について語っている作品
雪山の広大できれいな風景と最小限のセリフによって、ストレートでわかりやすく、メッセージ性のある作品になっていると感じた

母親役は寡黙で疲れ切っ
>>続きを読む

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.3

アメリカ版任侠映画

この映画は行動規範がテーマになっていて、主人公のゴースト・ドッグはサムライとしての生き様を尊重しているが、殺し屋としてマフィアの規律を守ることを余儀なくされ葛藤する様が描かれてい
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

大好きな映画で年1ペースで泣きながらみてる。もう予告編みただけで泣いちゃうくらい好き

内容はゴリゴリのSFで話をすべて理解しようとすると相対性理論など宇宙に関する基礎知識を求められるのだけれど、家族
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

大好きな映画で定期的に観たくなる!

ノリノリのBGMがカーチェイスと銃撃戦を盛り上げてくれてミュージカル映画を観ているような気分になる

キャラクターも皆個性があり演技も生き生きとしており、会話シー
>>続きを読む

私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

3.7

これを視聴した後に自分のまわりではこういった話を聞かないなと思ったけれど、もし被害にあったとしても声をあげることが出来ないまま過ごしているのだろうと考えて心が苦しくなった

現実はこの映画のようにハッ
>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.8

ラーメン屋での場面が大好き

青春の痛々しいところを濃縮したものを浮遊感のある音楽と綺麗なビジュアルで中和するとこで、切なく陰鬱な作品になっている

文学的/哲学的な作品なので好き嫌いの個人差あるけど
>>続きを読む

震える舌(1980年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

世界で一番好きで二度と観たくない映画

「この子の歯、まだ乳歯だよね?また生えてくるから良いよね?」と麻酔無しで前歯を抜歯する医師
看病の疲れから医者に攻撃的になり「産まなければ良かった」と呟く奥さん
>>続きを読む

ザ・ストレンジャー:見知らぬ男(2022年製作の映画)

4.6

派手なシーンはなく淡々と話が進むのだけれど、音楽/脚本/演技が素晴らしく暴力を暗示させ常にハラハラした状態みることができたのが素晴らしかった

おとり捜査官役のジョエルの演技も良いが容疑者役のショーン
>>続きを読む

|<