chinsukoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.2

アントワーン・フークア監督とデンゼル・ワシントンのタッグの第1作目で、デンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を獲得した作品。

“良い人”を演じて来たデンゼルが悪人を演じるという事で話題になった本
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.4

序盤なのでまあまあの印象

見る予定は無かったですが、たまたま見た映画系youtubeで褒めてたので、原作漫画未読、アニメ未視聴の状態で鑑賞しました。

二百三高地の戦いを生き抜いた主人公の杉元と、ア
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.0

死霊館ユニバース9作目

正直、前作は見たのですが内容はほぼ忘れた状態で鑑賞です。主演のタイッサ・ファーミガが出ていたのは覚えてますが、他は覚えてない。用務員のオジサンは前作にも出ていて、悪魔のシスタ
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

超コミュ障、陽子の珍道中

東京に住むテレワークで働く陽子に父が死んだという知らせが来る。兄の車で青森へ向かうも、途中のサービスエリアで置いてけぼりを食らう。持ち金2千円ちょっと。携帯も壊れて持ってな
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

2.6

今や珍しい王道ゾンビ映画

老人ホームの爺さん婆さん、その孫の仲間たちがゾンビが闊歩する世界でサバイバルをする、だけというストーリー。
老人が逞しく銃器で倒していくのは見ていて気持ちが良いし、描写も適
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神回(2023年製作の映画)

2.6

数多のタイムループものの中でタブーに踏み込んだ難作

タイムループものは、大半面白いものが多いと思っていますが、何故面白いかを考えさせられる作品でした。

面白い理由は、タイムループによって右往左往す
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.6

大規模テロをほぼ同じ場所で描き切るサスペンスの秀作

テロを題材にした作品は政府が交渉は絶対せず、主人公が解決へ導くのが常套手段で、本作も同じ道を辿るが、主人公がヒーローではなく信頼に値しない人物とし
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公のジャニスは女児を出産した。同じ日に同室のアナも女児を出産する。
ジャニスは未婚でシングルマザーだが、父親のアルトゥーロは子供を見るなり、本当に自分たちの子供か疑問を持つ。気にせず子供を愛するジ
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レンフィールド(2023年製作の映画)

3.6

ニコケイのドラキュラ、ハマりすぎ!

数100年の間ドラキュラ伯爵に仕えて来たレンフィールドは、現代でもせっせと生贄を伯爵に届ける毎日を繰り返していた。ある日、職場のハラスメントで悩むサークルに参加し
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ウーマン・キング 無敵の女戦士たち(2022年製作の映画)

3.2

勇ましく激しい予告、淡泊な本編

全員女性戦士部隊アゴジェを描いた、究極のフェミニズム作品と思いきや、意外とそうでもない、少し肩透かし感ありの作品でした。

変に期待しすぎたのがいけなかったのでしょう
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.0

オチの無いオチを想像させる、楽しい映画

本作をホラーとして扱ってよいものか。ホラーっぽいけどそうじゃない、というのが所感。

主人公が祖父母が暮らす田舎に行って、明らかにオカシイ物を体験して恐れおの
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Gメン(2023年製作の映画)

3.8

忖度抜きで中々面白かった

主演の岸優太さんは初めて見ましたが、初々しくもアクションはしっかりしていて好感が持てて良かったです。
G組のおバカ連中もケンカ強いんだか弱いんだかで、脇役ながらまあ良かった
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.2

1回しか見て無いのですが、何となく父親が〇〇なのではと気づきはしたものの、2回見るという方向には行きませんでした。

後日レビューを色々見て、なるほどと感心した次第です。

しかしながら、真髄を味わう
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

2023年の初夏、随分評判だった本作、ソフト・リリースされたので遅ればせながら見てみました。

とにかく緊迫感が物凄い。子供同士のサイキック合戦は、思わず力が入るほど見入ってしまいまいました。

幼い
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地獄愛(2014年製作の映画)

2.6

ベルギーの闇3部作の一作。『変態村』から10年後に製作された本作、半ば義務的に鑑賞したが、あまり気持ちの良いものではなかった。

結婚詐欺師にくっついて行く女が、男が詐欺目的で近づく女を衝動的に殺して
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.8

原題の方が相応しい

33歳の父親と4歳の息子。命幾ばくも無い父親は息子のために里親探しを続けるという物語だが、唯のお涙頂戴の作品ではない所が良いです。

本筋は里親探しで色んな家族と面会し、父親は人
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レッドシューズ(2022年製作の映画)

3.4

女性ボクシング映画、感動出来るはずが・・・

主人公の真名美は父親がボクサーで、世界戦を前に交通事故で両親とも他界。真名美はボクサーとして、父親の夢を叶えるため、そして娘の為にリングに上がる。

ここ
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.6

おデブちゃんサラの青春サイコスリラー

主人公サラがいじめに遭う事は見る前から予想はしていたが、途中からシリアルキラーが登場してからの意外な展開以降は予測不能であった。

サラは巨漢であるが性格は極め
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

東京都のトイレ清掃員、初老の男の「今を生きる」

主人公、平山の日常を坦々と描く。この「坦々」は時として平坦で退屈だったりしがちですが、本作の「坦々」は心地よく、ずっと見ていられるものでした。

平山
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.2

色んな意味で前作超えは出来ていない

アクアマンことアーサーはメラとの間に子供が出来て、育児とアトランティスの王の仕事で大忙し。そんな時、前回で脇役だったブラックマンタがブラック・トライデントなる古代
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イビルアイ(2022年製作の映画)

3.6

終盤で腑に落ちる感じがとても良い

都会から祖母の田舎へ向かう一家、祖母に預けられる姉妹、姉のナラは連日悪夢を見る様になり、家政婦から聞いた魔女伝説を聞いて、祖母が魔女ではないかと疑う。

どこかで聞
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.2

スリリングな題材に対して敵・味方が入り乱れる部分がネックに

ジェラルド・バトラー扮するCIA工作員トムは任務に成功するも身元が発覚しイランから決死の大脱出を試みるというストーリー。

題材は凄く面白
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.8

ヤンの記憶(メモリー)を辿る心の旅

ジェイク一家と暮らすアンドロイドのヤンが突如動かなくなり、体内の記録メモリーに残った映像を見たジェイクがヤンの足跡を辿る。

ジェイクはヤンの記憶から自らの家族へ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.2

一昨年の年末に公開され、評判が良かった作品で普段あまりアニメは見ないのですが、アマプラ・セールにて鑑賞しました。

まずストーリーが良くて、主要登場人物7人が中学生という設定を受け止められるか心配でし
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スポンティニアス(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

視聴者のニーズに逆らいながら青春物として成立している

本作の触れ込みは「ハイスクールのクラスメイトが突然爆発する事件が発生し、明日は我が身の主人公とボーイフレンドが生きる事の意味を考える」とあって、
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.4

歴史あるDCコミックでは有名でも、映画化となると新参者。その造形や能力は如何に。

MCUも含めると見た目はアイアンマンとトニー・スターク作のスパイダーマン・スーツのミックスという感じ。
家族を巻き込
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変態村(2004年製作の映画)

2.5

本当は怖い童話みたいな

ベルギーの闇3部作の一遍で、監督の処女作のようだがあと2作見るのに躊躇してしまうほどに不快な作品。

童話の様に「ある日村を訪れた若者が、村人に酷い目にあいましたとさ」でスト
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.2

前作から足掛け10年ぶりの4作目で、たぶん新章

前作に出ていたメンバーをゴソッと削ぎ落し、オールスター感やお祭り感は控えめで、ストーリーもちょっと薄い感あり。

キャストについては、CIAの要人をフ
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.8

モキュメンタリーの第1人者、白石晃士監督によるシリーズ完結作

公開当時は地元では当然上映無しで、ソフトリリースで即視聴しました。

期待通りに面白かったです。

いつものメンバー工藤Pと市川D、カメ
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.8

1972年に起きた飛行機墜落事故でアンデス山脈の氷河に墜落した生存者の実話を映画化

1976年のドキュメンタリー『アンデスの聖餐』以降、1993年の『生きてこそ』に次いで製作された本作。

酷寒のア
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

年始に見るには相応しくない、気色悪く後味の悪さが引き立つ作品

監督の前作『プロミシング・ヤング・ウーマン』にもあったヒトコワと後味の悪さは本作でも健在である。

何がどう気色が悪いのかは、主演のバリ
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.6

『RRR』のラージャマウリ監督、 アクションコメディ

理不尽に殺められた若者が、事もあろうに“ハエ:マッキー”に転生し、自分を殺した男に復讐するという話。

たまたま見たyoutubeである方が強力
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.2

ショットに芸術性をはらんだ寓話的なロバの旅

テレンス・マリックを思わせるあまり得意でない雰囲気を持つ作品。

家畜として生まれ、人間の為に死にゆく運命を知りつつ、逆に人間の愚かさをロバの目を通して映
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

たまに見たくなる古い映画シリーズ。

スピルバーグの『ジョーズ』に続いて製作された本作、同年に『スター・ウォーズ』の第1作が公開され、陰に隠れてしまったような形になったが、自分の心には印象深く刻まれた
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

明けましておめでとうございます。

本年1発目、本当はホラーが見たかったのですが連れの意向で本作を見ることになりました。

鬼太郎のアニメは50年前のシリーズで見たきりですが、鬼太郎や目玉おやじの生誕
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.8

原田眞人監督による『ヘルドッグス』に続く犯罪・人間ドラマ

前半はネリとジョーの姉弟の不遇な人生を如何にして生きているか、何を糧にしているかを描き、後半はジョーの暴走で奇しくも大金を手にしてしまうまで
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