卯山さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

卯山

卯山

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舟を編む(2013年製作の映画)

3.8

宮崎あおいがとてもよかった。

アニメも見たが、題材的に万人ウケするという印象。新鮮さは感じらる。
教科書になる映画。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.9

主人公が好きではない。
でも面白い。美術をやる人は必見かも。

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.2

リリーさんが好きで鑑賞。
また自分も絵を描くことをするので、なおさら良かった。

鬱に対する理解。
あの時代ならではなんだろう。
弱いから病気になるわけではない。

奥さんの背中を優しくさすって、冷静
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

嫌いじゃないけど長く感じた。
(流し見してて、見れてないシーンもある。)
世界観や繊細な描写は岩井監督節が炸裂。リリィシュシュより好きかも…ほんのり、じんわり、優しい。童話のようなお話。辛いんだけどエ
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カラスの親指(2012年製作の映画)

4.7

ものの見事に騙されてしまった。
でも、素敵な嘘。ラストは必見です。

こんな嘘なら騙されてもいい。
心があったかくなりました。
よかったなあ、よかったなあ…

カラスの親指。

また見たいと思える唯一
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.8

「そこ」は、場所なのか底なのか。
どうとでも解釈できる。

印象的な最後の朝日。
非常に美しく、儚げに輝いていた。

綾野さん、池脇さん、菅田くん。
ただひたすらに素晴らしかった。
哀しい現実の中を必
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.6

見始めはなんとなく。
でも、一気に引き込まれた。

自分が変わるきっかけは、
どこに落ちているかわからない。
(寧ろどこにでもある)

人は変われることを再認識した作品。

この作品は、決して緩くない
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.5

Amazonプライム体験で鑑賞。

ありがちな恋愛映画とまた違う、
ルーとウィルの関係は素敵だった。

思いの外いろいろと考えさせられる
感慨深い作品だった。

唯一、作中で鮮やかに見えた
奇天烈なル
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

5.0

一言で簡単に言うと、
この映画は本当に「見て良かった」。

微笑ましく笑えるところも多々あったので面白かった、とも言えるかもしれない。
だが実質、中身のある「いい作品」だった。
ひさびさにちゃんとした
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

5.0

見終わった後、「本当にみてよかったなあ(とても良いものを見た)」と思える映画は久しぶりだった。

世の中の人に伝えたい。
ベン曰く、「ハンカチは必需品だぞ…それを知らないなんて罪だ」だということを。
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亜人(2017年製作の映画)

4.5

アニメと原作が好きで、楽しみにしていた作品。
高評価レビューと俳優陣の気合いがわかっていたため、期待値は高かった。iMax視聴。

案の定、期待をはるかに超えてくれた。

特にアクションシーンが良く、
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

4.5

エグいのに終わり方が美しいため、後味の悪くないすっきりとした不思議な作品。
見始めた時、ただのショッキング映画だったらどうしよう…と同行者に気遣ったほどだった。(かなり痛々しいシーンが多い)

ただ、
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怒り(2016年製作の映画)

3.4

出演者全員、演技がすごい。最後まで本当に犯人がわからなかった。
重みのある作品で、見終わったあとに残る…が、後味はあまり良くない。ひたすら辛い。


あと、誰一人信じる気持ちを突き通していなくて悲しい
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

5.0


ずっとずっと、ずーっと観たかった作品。
ここ最近観た中で一番良かった。

絵も演出も…勿論、内容も見応えがある。
花火とジェットコースターのシーンは特にリアルに描かれていた。

原作通りか、それ以上
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

悲しくてやりきれない、そんなタイトルの主題歌を見て、悲観的な映画かと思ったら全く違った。

印象的なシーンがたくさんある。特に序盤ですずさんが描いた絵の一部が動き出すシーン。作品の中に一気に惹きこまれ
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.2

最後まで目が離せず、集中して魅入ってしまった。
テンポも良くまんまと騙されてしまった…が、それがまた快感。
非常に楽しめる映画だった。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.1

非常に美しい世界観がとても好き。なんとも言えない物哀しさ。不思議だけど、どこか現実味を帯びている。夢は無いかもしれない。

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.0

とにかく長い。が、園子温の映画で2番目に好きな作品。
この作品の満島ひかりと安藤サクラはよく光っていて素晴らしかった。登場人物すべてが勢いのある演技をしている。
全力でぶつかり合う作品のため、見終わっ
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凶悪(2013年製作の映画)

3.9

これを観てからリリー・フランキーとピエール瀧のイメージが180度変わった…。それぐらいに圧倒される。最大限に描かれた人間の狂気、恐ろしさ。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.8

狂気、冷たさ、グロデスク。
思わず目を背けたくなるような…嫌な部分を詰め合わせたかのような戦慄の衝撃作。
でんでん氏に圧巻。

クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.4

17歳のカルテと同時期に鑑賞。

そこまで重くはない。そのため心理的な病に関する作品であっても、鑑賞後そこまで暗い気持ちにはならない。(扱うテーマは深いのだが…)
蒼井優に魅了された。

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.4

クワイエットルームにようこそ、と同時期に鑑賞。

こちらの方が好みなのは、心理的な病をよりリアルに描き、生々しい生を感じるためかもしれない。
今作では現実の過酷な辛さがよく分かる。そのため病に対する理
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

某日、初IMAX鑑賞。

第一形態のゴジラのインパクト…未だに忘れられない。幼少期から見てきたゴジラがもしも東京に…を鷹野監督の思想と現代技術で再現。ただ、以前に東京使徒襲来の映像作品を見たため大分エ
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.9

作中漂うじめじめとした不気味さが堪らない。石坂浩二の金田一、やはり型にハマっている。情緒深いシーンも多く、見惚れるような画の数々も楽しめる。

屋根裏の散歩者(1992年製作の映画)

3.1

作中に漂うアングラ感は良い意味で、ひどく不気味。乱歩作品の雰囲気はだいぶ出ていたように思うが、生々しい描写が多く目立つ。変態的。

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

4.5

人生の転換期で辛かった時、前を向く力をもらいたくて鑑賞したのを覚えている。

良い意味で考えさせられる映画。
自分が苦しんでいることが分からない時、何が辛いのか分からない時、心の鞘がポキリと折れそうな
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

5.0

※(追記あり)(ネタバレ有…⁇)

公開前から前売りを買うくらい楽しみにしていた。しかし、地方のため2D上映のみ。空いてる時間を狙い、ゆったり鑑賞。

長年のGANTZファンだが、2Dでも評判通りの迫
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.2

綾瀬はるかのドラマ版に胸打たれ、改めて鑑賞し直した映画作品。

逃れられない残酷な運命の中で、自身に与えられた人生をどう生きるか。命について、深く考えさせられるメッセージ性の強い作品。命は平等にあって
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.7

原作と染谷翔太の演技が好きで、鑑賞。非常にテンポよく、あっという間に見終わってしまうため寂しい。続きが見たくなるし、彼らの活躍を見ていたいという気持ちになる。それぐらいに楽しめる映画。

制作陣のこだ
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渇き。(2013年製作の映画)

2.9

中島監督の『告白』に魅了され、鑑賞。
話題性に富み期待値は高かったが、あまり自分の好む映画では無かった。画は面白いが、今作における内容の奥深さが実感できず…。役所広司がひたすら凄まじかった。

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

5.0

この映画で満島ひかりが大好きになった。

まさに彼女の代表作であり、彼女の魅力が光る作品。明日も前を向いて元気に生きていける…そんな力をくれる良作。

劇中歌を聴くと、きっと楽しい気分になる。気づくと
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2010年製作の映画)

4.3

染谷翔太が相変わらず好きで鑑賞。悲しくて残酷なストーリーの中に見える、違和感。重い内容のはずなのにどこか軽快さを感じるため、見終わった後味は悪くない。他にはない味わいがある作品。

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.8

柔らかくて、アンニュイな空気感が堪らない。二人の間に流れる、二人だけの特別何かをよく感じた。魅力ある人物を見事に演じたキャストの演技力も抜群。また、みるめという名前の響きが好きだ。