モンタレー
1967年。サマー・オブ・ラブ。
ウッドストックの2年前。
短かった夏の、始まりの季節。
ウッドストックの狂熱、みたいなものはまだ無く、穏やかな、花の溢れる優しい感じが全体のムード。
曲>>続きを読む
カトリックの寄宿学校に通う二人の少女が、ボードレールやロートレアモンに傾倒し、悪の味に溺れてゆく、といった説明書きに、ロリータ的な話を想像していたら、これが思ったよりも悪い。 始めはまだ悪戯の範囲だっ>>続きを読む
仕事終わりに、文字通りダッシュして観てきました。
子供のない夫婦が切り株を育てたら、食欲がとんでもなくて、終いには夫婦まで食べてしまった、というチェコの民話を題材に、ストップモーションアニメと実写で作>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ハッピー・エンド。
道はどこまでも続いていく。
男は狂っていた。
過去の悲しみから、幻聴がノイズが彼を追い立て、彼は嵐の中の凧のように独り、怯えて狂っていた。
壊れた家庭。
母親との、張り詰めた食事>>続きを読む
Stop Making Senseは始まりの映画だった。
American Utopiaは終わりの映画だ。
これは形容では無く、映画のどの部分が、全体のトーンを印象づけるか、という話である。
私にとっ>>続きを読む
緩やかに、緩やかに流れる時間と滅び。
但し、ここではあたらしい生命への、絶望的希求としての。
高潔さ、は肉体性を棄捨し、浮揚するまなざしは人類という精神のゆらぎ、またたきの流れを俯瞰する。
その遠さ。>>続きを読む