『#わたしの幸せな結婚』(2023/日)
劇場にて。原作小説・コミック既読。スロー展開な原作をテンポアップした脚本、モノローグのない部分にこそ真意が浮かぶ演出。独特な世界設定に負けない美術とロケ地。予>>続きを読む
『#シン・仮面ライダー』(2023/日)
劇場にて。これぞ昭和の仮面ライダーシリーズの令和アップデートであり、やはり庵野秀明監督の作品であり、まさしく石ノ森章太郎原作の作品であり。その3つの魅力が混ざ>>続きを読む
『#少女は卒業しない』(2023/日)
劇場にて。原作未読。とある高校の卒業式前日と当日の二日間を、4人の主人公を通して描く120分。後の世に「2020年代を代表する青春映画」と評価されるだろうと、鑑>>続きを読む
『#狼ラストスタントマン』(2022/日)
劇場にて。日本を代表するスタントマン髙橋昌志氏、リアルレジェンドの存在感とアクションに尽きる。『#狂武蔵』で思った事だけど、「これをやりたい、撮りたい」とい>>続きを読む
『#散歩時間 その日を待ちながら』(2022/日)
劇場にて。社会に暮らす誰もがコロナ禍の「当事者」であり、誰にとっても「他人事」ではない。そんな現在を生きる人々、それぞれへの思いやりの視線といたわり>>続きを読む
『#奈落のマイホーム』(2022/韓)
劇場にて。出オチな作品でも、良い脚本があれば面白い映画になるという稀有な力作。2022年の年間ベスト10に挙げる方がいるのも納得でした。シリアスなディザスターサ>>続きを読む
『#MEN 同じ顔の男たち』(2022/英)
劇場にて。前半から薄気味悪く、後半は露骨に気持ち悪い。加えて出てくる男連中の言動も様々に気持ち悪い。この物語は有害な男らしさ(トキシック・マスキュリニティ>>続きを読む
『#ザ・メニュー』(2022/米)
劇場にて。レストランで「メニュー」とは「品書き」のこと。でも「メニュー」という言葉は、練習の~とかに続く場合には「実行することの全て」の意味になる。ではなにを全て実>>続きを読む
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『#ザリガニの鳴くところ』(2022/米)
劇場にて。原作未読。面白かった。ある女性の半生記としても興味深いのに、加えて彼女が被告人として裁かれる法廷(リーガル)サスペンスの帰趨に、その半生が深く関わ>>続きを読む
『#窓辺にて』(2022/日)
劇場にて。何かを失いながら別の何かを得るのが人生ならば、その人生は他者の賛否ではなく自らの取捨で作るものではないのか。誰にも当てはまる普遍的なテーマを、今泉力哉監督なら>>続きを読む
『#やがて海へと届く』(2022/日)
劇場にて。原作未読。主人公がずっと抱えている空虚、悲しみ、後悔、疑問の答えを探し、そして様々なことに気づく「喪失と再生の物語」。主人公が徐々に悟っていくクライマ>>続きを読む
『#貞子DX』(2022/日)
劇場にて。貞子という手垢のついた存在には最低限しか触れず、小説「リング」にまで原点回帰したタイムリミットサスペンスが出色の出来。職人監督・木村ひさし氏と特撮畑の脚本家・>>続きを読む
『#サイコ・ゴアマン』(2021/加)
劇場にて。80年代の映画を愛する映像集団「アストロン6」が作った、日本の80年代特撮オマージュ作品。好きな人達が作って「こういうの好きな人みんな集まれぇ~!」と>>続きを読む
『#ハケンアニメ!』(2022/日)
劇場にて。原作未読。熱く楽しい 業界ドラマ。なにより劇中の制作陣と実際の制作陣のいづれも熱量と仕事ぶりが半端ない。劇中のアニメ作品を視聴したいくらい。ただ同時に「>>続きを読む
『#AWAKE』(2020/日)
劇場にて。みんな大好き「負け犬のワンスアゲインもの」でありつつ、「友達でも同志でもない、ライバルという関係だけで結ばれた運命の二人」という熱い物語でもあったのがうれし>>続きを読む
『#シャドウ・イン・クラウド』(2022/新米)
劇場にて。1940年代の怪奇SF小説的な物語を、1980年代のアクション映画的に作り、それを2020年代の女優が主演する、なかなかのハイブリッド映画。>>続きを読む
『#ほとぼりメルトサウンズ』(2022/日)
劇場にて。登場人物たちのヘンテコ共同生活と目的は「見たまんま」なのに、見えないことから伝わってくるその奥行きたるや。どんな脚本にどういう演出をするとこうい>>続きを読む
『#グッバイ・クルエル・ワールド』(2022/日)
劇場にて。狂気と破滅のド派手な物語なのに、淡々と進み終わった印象。なぜこんなにサスペンスとカタルシスが薄いのか。観終わったあと、ずっと考えていました>>続きを読む
『#冬薔薇』(2022/日)
劇場にて。2022年ベスト脚本賞候補。阪本順治監督作品の中で一番好き。人生の目標も希望も見いだせず、遊び暮らしている青年・渡口淳(伊藤健太郎)。彼と周囲の人々を描き、そこ>>続きを読む
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『#この子は邪悪』(2022/日)
劇場にて。ジャンル分けすればサイコサスペンスだと思うけど、味わいは懐かしき少女ホラー漫画テイスト。開始15秒で「この映画やばし」と引き込む導入、全編通しての居心地の>>続きを読む
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『#アキラとあきら』(2022/日)
劇場にて。原作未読。「この映画は確実に面白い。以上だ。」という快作。新人銀行員として出会った運命の二人。経験を積み成長したのち、二人は絶望的な難題に取り組み、その>>続きを読む
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『#ジュラシック・ワールド新たなる支配者』(2022/米)
劇場にて。パニックアクション映画としては面白い。しかしシリーズ最終作としては残念至極。ただ一度は途絶えていたジュラシック・シリーズを、見事に>>続きを読む
『#女神の継承』(2022/泰韓)
劇場にて。モキュメンタリー・ホラーに新たな傑作が爆誕。ドキュメンタリー風だから生まれる本物感と説得力、創作だから作れる緊迫感と展開力。リアルとフェイクのブレンドで「>>続きを読む
『#ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(米/2022)
4Kリマスター版を劇場にて。50年以上も過去の作品なので古さは感じるものの、さすがゾンビ映画の原点。必要な要素はもう全て入っている。特に、絶体絶>>続きを読む
『#夜を走る』(2022/日)
劇場にて。ほんの一瞬で離れてしまった普通の世界。だから普通に戻ろうとするけど、普通の方法は使えない。だってもう普通じゃないのだから。そもそも自分の「普通」ってなんだっけ>>続きを読む
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『#Xエックス』(2022/米)
劇場にて。いよいよ事態が動き出した場面でも「A24制作なのに、この程度なのかな…」と思いながら観ていました。しかし最後はさすがA24。70年代ホラー作品オマージュと、>>続きを読む
『#わたし達はおとな』(2022/日)
劇場にて。本編中からエンドロールの最後まで、タイトルの意味を考えつつ噛みしめさせられる物語。現在と過去の交錯で浮かぶのは、真剣さと甘さ。もう子供ではないけれど、>>続きを読む
『#神は見返りを求める』(2022/日)
劇場にて。無名のユーチューバーとそんな彼女を応援する男、二人の活動の顛末を描く物語。その変化に心を揺さぶられ、日常と違う世界は実は紙一重に存在すると感じさせら>>続きを読む
『#トップガン・マーヴェリック 』(2022/日)
劇場にて。主人公マーヴェリックと主演トム・クルーズ、「魂は年をとらない」というような二人の生き様が重なって伝わる、36年前の作品の続編が、こんなに気>>続きを読む
『#きさらぎ駅』(2022/日)
劇場にて。元ネタ既読。2ちゃんねるに書きこまれ、リアルタイムで進行した有名な都市伝説を実写化。ネタバレしているうえに完結していない都市伝説を、最後まで飽きさせない物語>>続きを読む
『#麻希のいる世界』(2022/日)
劇場にて。切なさ全開の大傑作。自分の所為ではない苦しみを背負い、ク〇のような人生を生きている。だから刹那に生きている人と、だから目的を探して生きている人が出会う物>>続きを読む
『#雨とあなたの物語』(2021/韓)
劇場にて。あ~、やられた。映画は時間表現だから最後の印象はとても大事なんだけど、この映画、主人公のラストカットも物語のラストカットも最高なんですよ。冷たい雨ばか>>続きを読む
『#世の中にたえて桜のなかりせば』(2022/日)
劇場にて。家庭にも学校にも居場所のない主人公、咲(岩本蓮加)。アルバイトで勤めはじめた終活アドバイザーの仕事を通して様々な人生を見つめていく、気持ち>>続きを読む
『#嘘食い』(2022/日) #映画嘘喰い
劇場にて。原作未読。連続テレビドラマの総集編のような119分でしたが、予想以上にテンポよくまとまってました。判りやすい物語と対戦が良い。もちろんこの時間内>>続きを読む
『#牛首村』(2022/日)
劇場にて。村シリーズで一番しっかりと判りやすく怖い作品かな。作品の雰囲気は、少女向けホラー漫画の実写化ぽいというのが一番近い気がする。でもジャンプスケアな映像と音楽に頼ら>>続きを読む
『#映画355』(2022/英)
劇場にて。面白かった! 一言で云えばスパイアクションの快作。世界の形を変えてしまうほどの「マクガフィン」をめぐる国家や組織の争奪戦。その中心で偶然と成り行きで共に死線>>続きを読む