日常会話レベルでスベり続ける福徳の、悪の手下すら似合わないへろへろな腰がすごくいい。集団リンチよりも恐ろしい消費者金融のシーン。
ゴミを見るような目つきに晒されて、若手芸人は成長していく。
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大傑作。恋心は運動となって表出し、運動の共有は親密さを増す。心情の可視化の基本が徹底された恋愛映画。
モンがチャンの顔のお面をつけてユェチェンとダンスするシーンは、いたずらで糊づけされたラブレターをモ>>続きを読む
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傑作。
鏡越しにアリの肉体を映す演出がニクい。「男性性」「人種」を否応なしに意識させられる。(ほんでめちゃでけえ。)
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演技(=フリ、嘘)でしか家族、友人、恋人と関係を築けない男女は、昼間に向き合って話すと衝突してばかりで、表情が読み取れない暗闇でしか本音を語れない。
階ボタンを押さずにドアが閉まったエレベーターの宙吊>>続きを読む
どうしようもない人間のどうしようもない恋愛が3時間続いてどうしようもないなと思ってたのに、終盤で心打たれる。
座席のいろんなとこからお腹がぐーぐー鳴り始めて楽しい劇場体験だった。
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人生ベスト。「英語はどこで?」「ベッドで」
冒頭の爆撃最中の結婚式で予告している通り、本作に退屈な画面が一秒たりともない。
久々の映画で人生ベストが出てしまうと語る言葉を探すのに苦労するね。おもろ過ぎ>>続きを読む
うとうとしてしまって、意識あるうちに観たシーンのほとんどでオルガが自慰しててなんじゃこりゃだった。
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大傑作。指名手配犯との逃避行でも始まるかと思いきや通天閣の見える原っぱでくるくる回って終わるとは!
川島や溝口作品では描かれない部分を長尺と接写でえげつないほど見せてくる。干した真っ白いシーツが風で靡>>続きを読む
捜査パートでは、物的証拠、動機の明瞭さに検事側から弛緩した空気が漂うものの、裁判パートでは一転して証人の偽証によって難航する。画面の中央手前に立つ証人に宇都井健が動揺しながら尋問するショットがよく表し>>続きを読む
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現実/虚構が相互に侵入する瞬間のワクワク感。車と馬の疾走感、汚れた足の裏、ドッグフードと不味そうな飯、最高。
男同士の友情物語としても落ち目からの復活劇としてもグッと来る。子役の女の子とのやり取りが泣>>続きを読む
「あなたの人生の欠如を私で埋めようとしないで」すごい台詞。
デヴィッドとジニーが出ているシーンが全部いい。ジニーの役が良過ぎる。クッションを肩に乗せて抱き合うところとか、姪っ子に優しく諭すところとか、>>続きを読む
ラストはシャンタル・アケルマン『家からの手紙』だ!ここではないどこかへ。生と死、ベクトルは違えど。
映像にエフェクトをごちゃごちゃかけただけなのはどーなの。ゆっくり回転したカメラがビル郡を捉えるショットは笑った。そういうのってまだ有効なのか。
未来ある若い学生に囲まれ学校に留まり続ける先生という職業、母親によって家に引き戻される身体。電話、楽譜、手紙、ドア、束縛の変奏。身体が開かれるのは傷口とチャック…。ドアの開閉が束縛に使われても解放には>>続きを読む