噂は聞いていた犯罪群像劇『ローライフ』観ました。期待以上に面白かった。
キャラとグロと物語をキチンと描いて凡百の時系列系から頭2つも3つも抜きん出たのではないでしょうか。
音響・音楽もいいしカリコ>>続きを読む
カンニングがテーマなので軽い学園コメディかと思ってたら、いやいや一級のサスペンス映画でした。
クライマックスの超大掛かりなカンニングのスリルといったらもう!ああ面白かった!
一番伝えたいことは分かったし、感動するシーンもあったけど、個人的に作品の世界観やテンポ、そして主役のキャスティングにハマれなかった。
小学生の子供に感想を聞いたら「普通」という答が返ってきた。
この時代だからこそ効いてくる優しさに溢れた、まるで砂漠のオアシスのような映画。
たまに『パディントン2』や本作のような
映画を観ないと心がカラカラに乾いてしまうよ。
あとマーク・ハミルの説得力ね。
子供と吹替で観た。とても良かった。
ブラッド・バードがM:Iの監督を経たからこそのバイク、そしてヘリの2大アクションが素晴らしい。
そしてそのシーンのどちらもママの見せ場という痛快さ。
昔から「思春期」はホラーと相性がいいものだけど、新たな秀作が加わりましたね。
思春期の性への焦燥、家族・友人との向き合い方と、カニバリズムの恐怖が見事に融合していました。
ふふふ。「物体X」「要塞警察」「ハロウィン」「パラダイム」などの熱いカーペンター愛を始め、「ヘルレイザー」、もしかしたら「ザ・ゲート」あたりまで80年代ホラーへの真摯なオマージュだけで構成されている。>>続きを読む
とてもいい。
どうしようもない悲劇に寄り添うユーモア。
公平な世代感。
そして、アメリカという国への想い。
素晴らしい原作と演者を得て、奇をてらわず語り過ぎず、作家としての成熟をみせてくれる。
素>>続きを読む
ジョゼフ・ロージーの『エヴァの匂い』で有名な原作をブノワ・ジャコーが満を持して映画化。
明快なファムファタール譚として描かれるのではなく、偽りの人生を送る二人を鏡で対峙させたような、知的でトリッキー>>続きを読む
オリジナルが強烈だと分が悪いけど、サスペンスとして普通に面白い。
明らかにヒッチコックの『裏窓』へのオマージュが漂う脚本を書いたのは『REC』のジャウマ・バラゲロ(兼製作)。
『ディアー・ディアー』の長男役でも知られる桐生コウジ監督作。終わりゆく平成と共に自身の過去にケジメをつけた。
「おじさんの夢よもう一度」映画はよくあるが、本物のイカ天バンドが題材なので説得力がある。>>続きを読む
競輪の養成学校、そしてプロの世界で繰り広げられるハードな人生再起もので、かなり面白い。
主役の安部賢一がクズ人間の悲哀と踏ん張りを体現。福岡ローカルの全4話ドラマの再編集版らしいが軽さは微塵もない。>>続きを読む
重い内容かと思ったら、事の真相とマスコミ批判を軽やかなテンポと笑い、映画的ギミックで描く快作だった。
製作も兼ねるマーゴット・ロビーの熱演はもちろん、冷酷ママ役のアリソン・ジャネイも素晴らしい。競技>>続きを読む
没後30年経つ作家で活動家のジェームズ・ボールドウィンの未完の原稿を基に綴られる、差別の歴史、人のおごりと無知、そして一筋の光。
「正論」をふりかざし勝手な解釈をしがちな私たちの心にも刺さる。タイト>>続きを読む
言いたいことは伝わった。
では、「映画」としてみるとどうか?
極端な例で言えば、地元の先輩のライブシーン。照明は明る過ぎ、オーディエンスは不自然に固まって集まり、ぎこちなくリズムをとる。あんなライ>>続きを読む
おっさんから見れば、文系男子の女性美化映画、とも思わなくもないが、それでも見続けたくなる魅力があった。所々で素晴らしいセンスを味わった。
朝倉あきと国立(くにたち)の相性はとても良い。ともに飾らず、>>続きを読む
ようやく観れた。噂に違わず、重い、エグい、面白い!ひたすら辛い2時間半だが、構成の妙とキャストの熱演で目が離せない。
キチ牧師のガイ・ピアースとダコタ・ファニングはもちろん素晴らしいけど、少女時代を>>続きを読む
おじさんが観てていいものかと序盤は気まずかったが、話がトリッキーに進むにつれのめり込んだ。
明るかった未来の前に、過去が積み重なり出すあの頃を、原作でもある舞台劇のテイストを取り入れ、切なく優しく描>>続きを読む
遂にニコケイ、筋に絡まず(笑)!!
ニコケイ目当ての人はがっかりでしょうが、知らない男優さんだと思えば普通に楽しめるサスペンス映画ではないでしょうか!
サメ映画!
『ジョーズ』のロバート・ショウはこのインディアナポリスの生き残りだったっけ?今度確認してみよう。
いずれにせよ史実が基に。こんなことがあったんですね。見て損はないですよ。
なんか評判が悪いけど、凄い面白かったよ…。
確かに単純な犯罪ものを期待すると面食らうかもしれないけど、狂気が寄り添う死生・宗教観や諦念がクセになる。
P・シュレイダーこの時70歳。そう言えばフリー>>続きを読む
法で裁けないなら俺が裁く系映画。いいじゃないですか。面白い。このちまちま重箱の隅をつつく時代に気持ちがいい。
個人的にジャンル映画に仔細な辻褄は求めない。期待にどう答えてくれるかだ。
まるで明智小>>続きを読む
ニコケイは脇役だけど、情緒不安定でブチ切れる僕の大好きなニコケイ汁が濃縮されてます。グーパンで兄貴(実の兄貴クリストファー・コッポラ)を撲殺するとか流石です!
でもジョンキューは確かに謎の配役だった>>続きを読む
ウィリアム・デフォーのナレーションとリッチな音楽で描く、荘厳な山とそこに魅せられる人々。
ドローンやゴープロなどで繰り出される凄い映像は絶対スクリーン向き!崖っぷち自転車疾走とか、ムササビルックでの>>続きを読む
辛いが、力作だと思う。キャストは瀬々組とも言える豪華な顔ぶれ。『64』に引き続き、素晴らしい演技を見せる瑛太を観るだけでも時間とお金の元は取れると思う。
ただ、瀬々監督はあの素晴らしい『64』2部作>>続きを読む
現代ものを撮った時のリドリー・スコットが好きだ。その作家性が際立つから。
今回はサスペンスの醍醐味ではなく、一筋縄ではいかない人間ドラマとして、見事に描いていた。
近年の相棒、ダリウス・ウォルスキ>>続きを読む
ジェシカ・チャステインの新たな代表作だろう。
優れた脚本を最良の形で具現化した編集がまた素晴らしい。
間違っても「女神の見えざる手 2」とか作ってくれるなよ。
『新感染』以降の日本で、一番求められているであろう雰囲気のマ兄貴を存分に味わえる快作!
ムチムチパンパンの腕から放たれる張り手は刃よりも強い。ぶっきらぼうで強面だが人情派。でも殺しをためらわない敵は>>続きを読む
原作は知らなかったけど問題なく楽しめた。
後ろの男子も思わず「うわー」と言ってた景気のいいスラッシャー描写が満載でワクワクしたけど、かなり原作に忠実だったと知って感心した。
そういう配慮が作品をダ>>続きを読む
対決という意味ではあまりに明白な白黒だけど、そういう映画ではないだろう。
人としての信念、裁判に携わる人間としての矜持などに触れる映画として面白かった。
米国人から見た英国式裁判、という描き方が敷>>続きを読む
見逃さないで良かった。
95年、停戦後、バルカン半島危険地帯の援助活動家たちの「パーフェクトデイ」。
辛い現実をユーモアで切り抜けるあの感覚は見習いたいよ。
手が届かない理想に対してもがく彼らと>>続きを読む
やっと観た。もちろんアカデミー賞取ってるのも知って観た。だから期待値がどんどんあがっていたと思う。
で、そこまでハマらなかったというのが正直なところ。
それでもギレルモの愛は伝わる。サリー・ホーキ>>続きを読む
いや、まあ、色々言いたいことはあります。
でもね、こういう映画見て、遺跡の床から槍みたいのが飛び出したり、床そのものが抜けたり、向こうから針だらけの棒がグルグル回ってきたりするだけで許せてしまうんで>>続きを読む