前作に続き、映画なんだからサービスサービス!というインド映画のてんこ盛りに我を忘れて没頭できる160分。声を出して笑った箇所も数知れず。
日本の映画入場料金は高いと言われるけど、これに1800円でい>>続きを読む
評判通り期待通り、面白く観た。
話の規模の割にはちょっと長いかな、と思わないでもないけど、噂に違わず松岡茉優が気まずく愛おしく、若い女性がどんどん見分けがつかなくなってきたおじさん脳に関わらず一気に>>続きを読む
故郷が東京の人間からすると、「またこの手の東京砂漠ものか」と導入はゲンナリしたが、主演二人と監督のセンス、世代の感覚などが加味され後半は魅入らされた。
同じく震災後の不安定な時代・心を描いた『彼女の>>続きを読む
スマホで撮る、という制約が小林監督の世界観にズバッとハマって痛快。悪ノリも過ぎるが抗えない(笑)。
ウメモトジンギ君がどんどん「役者」になっていて頼もしいよ。
インド映画の基礎体力を改めて思い知る。
そして本作に限ったことではないが、「映画」は本来大げさな見世物である、という事を凝り固まった屁理屈脳に教えてくれる。
ムショものは基本ハズレがないけど、やはり本作も面白かった。
二つの時間軸に分け、どうやって身を守りのし上がるかと、出所後の訳ありのヤマを同時に描き、最後は上手く着地してくれた。
派手さはないけど骨>>続きを読む
いやー、最高の年末ムービーでした!笑顔で映画館を出れます!無音エンドロールも笑いを堪えるのに必死!
よく分からないうちに「ほらほら、終わりだよ終わり!」と雪崩れ込むラストは本当に痛快!
どう見ても>>続きを読む
素晴らしかった。
神話への愛と、前進の意志、そして一緒に年を重ねてきたキャラクターに対する感慨もあり、泣いた。
話はずれるが、ボブ・ディランがかつてフォークギターをエレキに持ち変えた時、大変なブー>>続きを読む
男性時代・女性時代、両方ともロドさまが演じてて、どんな名優だよと。
オッパイ丸出しでバットで殴るとかカッコ良すぎです。
ウォルター・ヒル先生、70代でもまだまだいける!
120年前、リュミエール兄弟と世界中に派遣された7人のカメラマンが残した1400本以上の作品群から108本を。全て50秒。ただ撮影しただけではなく、多くがちゃんと演出されていたことに驚いた。
今もあ>>続きを読む
かつては悪魔憑き、最近までも精神病として片付けられていた難病にかかったジャーナリストの手記の映画化。
蝕まれていくクロエちゃんの熱演が辛さを倍増させるが、着地は爽やか。観る前は身構えたけど、脇役がき>>続きを読む
モーリス・ベジャールバレエ団が伝説の「第九」を東京バレエ団と共に初日を迎えるまでを追う。
バレエには疎いからこそ興味深く観れた。妊娠やケガなどで退く人々がリアル。そして高みを目指す人々は何にせよ美し>>続きを読む
想像通りの面白さ。
こういう映画がないとダメですね。王道があって他のキワモノ作品が輝くので、みんな観ましょうね。
あのレオタード宇宙人が何を言おうと切羽詰まろうと何の説得力もないので全く盛り上がりませんでした。ラストはグッときたものの。
ちょっとビックリするくらい面白かった!多分自分のリズムにピタリとハマったんだろう。こういう映画がたまにある。
ソダーバーグ独特の乾いた画の中、頼りなさそうで頼れる悪党たちが最高。
観客を信頼して語>>続きを読む
当然のように見応えあり。緩急織り交ぜ140分全くダレない。
ダレないが、本作の肝の40分に渡る陰湿な取り調べはさすがに苦痛だった。絶対この現場には行きたくないし、素直にそう思わせる監督は大したもんだ>>続きを読む
評判通りの面白さ。
人形アニメーションの素晴らしさはもちろんだけど、ディズニーやピクサーが踏み込めないハードな領域を描いていておじさん大興奮。
ルーニー・マーラの叔母さん怖い。猿のセロン姐さんもい>>続きを読む
メジャーでもちゃんと小林勇貴印の映画になっていて嬉しいし、彼の味を尊重した製作陣も素敵だ。
彼のユーモアは窮屈なこの時代にこそ必要なので、この後もどんどん暴れていただきたい!
試写で拝見。
清潔な画面の中で蓄積される不穏。からの壮絶な不愉快。
前作『ロブスター』の笑いはなく、緊張感は倍増。予習復習もかなり必要。それでもすこぶる面白い。脚本、演技も素晴らしい。
才気溢れ>>続きを読む
評判通り面白かった。かつてのテレビ版にも引けをとらない。
図書館のくだりを筆頭に、子供時代に感じる都市伝説的な怖さがうまく表現できてて、そっちの意味でも郷愁を感じましたよ。
ただ長い割には子供たち>>続きを読む
これ、面白いですよ。
サスペンスものとしてみると肩透かしなんだけど、ヤマ師のオッサン波乱万丈一代記として見るととてもいい。
マコさんが渾身の演技。渾身すぎてトム・クルーズにダブル瞬間もあった。
蒼井優が過去最大にエロく何度もベッドシーンが出てきます。これはこれで頑張ってて大変エロいのだけど、頑なに乳首を死守されると現実に引き戻されるあるあるが発動するのです。
演者がみんな素晴らしい。全員を>>続きを読む
ネガティヴな話題が先行しているのを知りつつ。
ベスト10に入るような作品ではないけどある種のディストピアものとして楽しんだ。
Google、Apple、Facebook辺りから『トゥルーマン・ショ>>続きを読む
『ダラス・バイヤーズ・クラブ』では控えめだったジャン=マルク・ヴァレの偏執的な編集と死生観、そして障害児への眼差しが、まるで『カフェ・ド・フロール』の姉妹編でもあるかのように、というかさらなる自信をつ>>続きを読む
いわゆる「ホラー」を期待すると肩透かしかもしれないが、まぎれもないホラー映画。心理ホラーと言っていいかもしれない。見応えがあった。
ただこの作品の世界観は、同調圧力的な「魔女狩り」を告発するというス>>続きを読む
画的にはかなり地味になってしまったが、北野武のストーリーテラーとしての才が遺憾無く発揮されている。
こうなると本来のバイオレンスの目玉である殴り込みシーンが浮いてくるという。
痴呆症を患うかつての連続殺人犯が、新たに現れた連続殺人犯と対決するというとんでもない映画。コメディではなくシリアス。激ヤセしたカメレオン俳優ソル・ギョング先輩がすんでの所で忘れまくってヤキモキ!そして>>続きを読む
とにかく脚本がいい。最後の最後でそっちに着地する洒脱。
情報仕入れる程つまらなくなるので注意。
『台詞どころか人間なしの廃墟観測映画。瞬殺で寝るかと思ったら違った。
画面の隅々まで情報はある。「写真で十分」という意見があったがとんでもない。
風・雨・羽音・葉音…、様々な音が時間の流れを強調し>>続きを読む
異国の地で人を殺めてしまった善人の逃避行。
無実ではないので悪夢のような絶望と緊張感がまとわりつくが、映画として上手く着地させている。
地味だが見応えのあるサスペンス映画だった。見終わると邦題の上>>続きを読む
出演・監督・脚本のSNL出身のトリオ、ザ・ロンリー・アイランドも知らないし、パロディネタが全部分かった訳でもないが、すっごい面白かった。
音楽好き、特にヒップホップやR&B好きなら異常なまでの豪華カ>>続きを読む
1919年という時代設定、モノクロとカラーの交錯、ヒロインと共に変化していくフィリップ・ロンビの音楽がミステリアスな雰囲気と切なさを盛り上げる。
あまり知識を入れないで観た方がいいタイプの映画。一つ>>続きを読む