ごりぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

チェンジング・レーン(2002年製作の映画)

3.8

20年前のサスペンス映画。
サミュエル・L・ジャクソンとベン・アフレックが、交通事故を境にお互いに執拗な嫌がらせをして、双方がボロボロになっていく。「怒り」が要因となって、エスカレートする様は、「スリ
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

3.0

【一見さんお断り映画】
漫画や小説の実写化にありがち。
新作映画(続編)が公開されるというので、予習のために観たのだが、結局は「予習のために原作読みなさい」という映画だった。うん。原作者には、とても親
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

高校演劇の戯曲を映画化するというのは、なかなかに難しいだろうと思ってしまう。まず、上演時間に場面転換の時間を引くと、60分ないんじゃないだろうか。
この作品はワンシチュエーション(厳密には廊下でのシー
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.9

ついに観た!!泣いた!!
前作の指パッチンで、ショックが大きくて、なかなか完結する気持ちになれなかったのだが。スパイダーマンのFFHやNWHに繋がるストーリーなので、やはり回避できなかった。
ラストに
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.4

エンドゲームを観る前に、公開順でいくと「観ておいた方が良い」予感がしたので鑑賞。結果は“スパイダーセンス”かと思うくらい正解だった。
ただ先にFFHを観ていたために、ネタバレしてしまった。MCUの時系
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.1

未だ観ていない“エンドゲーム”のための2回目の視聴。この作品でのツボは、やっぱりサノスの親子関係。娘を持つ父親としては、グッときてしまう。
むしろ、スター・ロードにイラッとしてしまうのは、多分に自分に
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.5

ハリウッドリメイクされた作品なので、秀逸なのだろうと期待しながら観た。
ワンシチュエーション映画というジャンルに入るだけあって、低予算ながら主役の演技力が発揮される。※ハリウッド版は、ジェイク・ギレン
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空白(2021年製作の映画)

4.3

観ながら「スリー・ビルボード」を思い出していた。主人公は子供を喪った哀しみや憤りを、怒りに変える。しかしながら、舞台が変わることで、違う展開になっていく。「空っぽの世の中に、救いはあるか」という問いに>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

5.0

単なる老人介護の映画だと思いながら視聴を始めたのだが、始まった途端に“とんでもない映画”を見せられてる感覚になる。何が真実で、どういう時系列であるのか、全く理解できないまま、痴呆症の混乱した思考に飲み>>続きを読む

真・鮫島事件(2020年製作の映画)

2.0

コロナ、リモート、都市伝説という材料を混ぜたホラー。リモートは「アンフレンデット」で既出だし、元ネタの都市伝説は、それほど信憑性のないものなので、リアル感がその時点で欠けてしまってる。呪われて死ぬとい>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.4

絵柄を見て、あまり期待して無かった映画だったんだけれど、他の人のレビューが良かったので鑑賞してみました。
バンドや音楽の経験がある人なら、ガチハマる映画だと思う。
個人的には「ボヘミアン・ラプソディ」
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マザー/アンドロイド(2021年製作の映画)

3.2

アンドロイドが人類を殺し始めたディストピアで、出産する話。アンドロイドから逃げて暮らしてるため、後半までアンドロイドの姿なし。上手い脚本だと思う。
韓国(おそらく北朝鮮)が何故かアンドロイドの脅威から
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.5

正直なところ、一部の人達が絶賛しているほどの映画だろうか?と聞かれると断言できない。予習復習があれば、色々なポイントで感動できるのだけれど、コレを初見で観て「スパイダーマン 最高!」とはならないように>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.5

配色が独特で、少し目が慣れるまでにチカチカした。俳句という渋いジャンルと、若者の恋を織り交ぜたアニメ。
市川染五郎と聞いて、七代目を思い浮かべて、「えぇ⁉︎」ってなったけど、そうか、代替りしたのか。
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.6

 正月なので家族で観れる映画。
昔のトム&ジェリーのギャグはそのままに、実写とアニメの合成。
 アニメで家具や家がメチャクチャになるのは見慣れていたけれど、それを実写で表現するのは、CGだとしても面白
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.7

レオナルド・ディカプリオ主演のパニック映画。ブラックなネタ満載の洋画「シン・コメット」。地球規模の危機に、政治や経済の利権がからんで、遅々として対策が進まない。
 笑えるフィクションではあるのだが、同
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.6

ホラー映画だと思って観たのですが、どちらかというとBL系のお話だったようで、まぁ、そこを上手く匂わせながら、BL目線じゃなくても観ることができる作品にはなっているように思います。
北川景子さんの出演が
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.3

エターナルズを観て、マ・ドンソク無双を観たくなって鑑賞。やっぱり強い。張り手一つにしても違う。
出だしヤクザかと思ったら、刑事だった。
韓国と中国出身のヤクザの抗争を、韓国の警察が一斉謙虚する話。
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.6

リーフレットには、「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライトって書かれているし、60's溢れるサントラは確かに「ベイビー・ドライバー」感は漂っているのだけれど、中盤から「ショーン・オブ・ザ・デッド」や>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

公開終了間際にモーニングで鑑賞。
終盤、あれ?監督、庵野さんだっけ?ってなった。
古代文明を護り支え、神話になった存在なら、日本人のキャラがいても良いような気もするけれど、ベースは何故かギリシャ神話。
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

4.0

今ひとつ、テンポが遅い感じと音楽がない静けさに飽きてくる感じはある。マルコビッチが、いい塩梅で“クソ親父”な名バイプレイヤーぶりを発揮している。主演のサランドラ・ブロック、「情緒不安定女」役を演じても>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

予告では結構期待出来そうだったのだけれど、なんとなく先が読める展開であったり、予告でネタバレしていたり。伏線回収ということもなく。
おそらく、主人公がそれほどピンチに追い込まれることなく展開するストー
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BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

4.0

原作を読むことなく、Netflixで暇つぶしで視聴。未来の設定と敵メカの異様さが際立つ。文明が崩壊して、その原因も対策も伝説化している人類。このアニメを観ていると、現代の人類がン百年前を語る時にも同様>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.9

ウイル・スミス&トミー・リー・ジョーンズのシリーズから一新しようとした作品。
トミー・リー・ジョーンズ演じたJのもつ、ブラックな雰囲気が失われて、普通に地球を守るヒーローのようになってしまった感じ。M
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.2

久しぶりに3度目の鑑賞。
色々な伏線回収あり、個性的で魅力的なキャラクター。
クリスマスに観たいアニメ。

居眠り磐音(2019年製作の映画)

4.2

原作を読まずに、映画から。
時代劇として、剣劇としてはもっと見せ場があっても良かったように観える。昔は、リアルじゃなくて血がドバーッと出てたから。ただ、現代だとそれやるとレーディング云々で、五月蝿い壁
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

4.7

 まず、思うことは「アン・ハサウェイ、よくこの仕事を受けたなぁ。」ってこと。そして、結構ガチな特殊効果でモンスターを演じてる。昔ならシガニー・ウィーバーあたりが演じそうな魔女。
 子供向けではあるのだ
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.5

正直なところ、ただただマリファナでラリつたりして、ご機嫌なロックを聴きながら観るロードムービー。だが、それがイイ!!閉塞感に潰されそうな精神を開放するのには、ベストな作品!!

コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.1

もう3回くらい観てる。アメコミヒーローとしては、ダークなジャンルになるコンスタンティン。悪魔と天使の派閥争いのような世界。天使ガブリエル役のティルダがイラッとするくらい天使で、人間的感情からぶっ飛んだ>>続きを読む

ミュート(2018年製作の映画)

3.2

主人公が声を出せない理由が、母親の宗教のために咽喉の手術を拒否されたからというオープニング。なにもオープニングにするほどでもないカットのように、30年後の本編は進んでいく。失踪する恋人を探して、声を出>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.5

「閃光のハサウェイ」を観てから、改めて鑑賞してみた。ハサウェイにも語られるエピソード。
 それにしても、人類云々と大義名分はあるものの、結局は私怨や嫉妬などの“個人的感情”に動かされるキャラクター達。
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.0

久しぶりに観たガンダム。ファースト世代としては「主人公は彼の息子か」という感じでオジサン目線になってしまう。
ストーリーはアニメらしくなく、しっかりとした戦争映画寄り。
ガンダムの戦闘シーンも夜戦だっ
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.7

原作未読のまま鑑賞。
SF作品として、空中戦などの映像はやはりマーベルなどに敵わない感はあるものの、日本的な雰囲気を損なわずに作られたことで、海外で受賞した作品。
ラストの土壇場で「もしかして犬登場⁉
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3D彼女 リアルガール(2018年製作の映画)

3.6

「ミッドサマー」を観た後に。えぇ、口直しといいますか、精神安定剤的に。
 中条あやかさんも可愛い役でしたが、途中から登場する上白石萌音さんが、また良いキャラでした。この娘の登場によりヘキサグラムが完成
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.4

 ベースとして描かれるのは、「家族」である。精神疾患をもつ妹のために、自分自身、抗不安剤が離せない人生を過ごしてきた主人公。そこには、安心できる「家族」の喪失が常にあった。
 そして、友人との旅行でス
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.8

【人はみんな、人生のチャレンジャー】
コピーの“青春”の文字に、タイトルのブルーは、若さの青とミスリードされてしまうと、青春映画として観るとドラマチックな内容ではないため、全く期待外れな感じになる。
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