Gorosukeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

復讐者たち(2020年製作の映画)

3.5

これはぜひ追体験してみたかった実話。そんなもん、俺だって迷わず復讐するさ。ただ弱ったことに、人間はひとに復讐できるようにはできていない。そこが歯痒く、それが救い。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.0

『ミナ』みたいな映画を期待したから、ちょっと残念だった。25年前の方が17歳ってしっかり大人でずっと奔放さがあった、そんな感じ。
近頃は無知や無力さが際立つ。それでいて退屈、かけ引きしない感じ、そんな
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

東京での生活を懐かしく思いながら観ていた。東京は人が多いから、人と人の距離が近いから、思いがけない出会いやめぐり合いが起こりやすいのは確かなんだよな。今はコロナ禍でそれが裏目に出ているけれど、それでも>>続きを読む

北の国から'87初恋(1987年製作の映画)

4.5

もうすっかり親目線。蛍がいじらしくて、ね。
だけどやっぱり、れいちゃんの白い手袋と白い息には、ときめくなぁ。

  田中邦衛追悼特番 にて

野球少女(2019年製作の映画)

4.0

わたしの未来は誰にもわからない、…わたしでさえも。

天才野球少女は、世間の注目も意に介せずただひたむきにプロ野球への道に専念する。
まわりは女性だの筋肉量だのいろいろと「言い訳」を押し付けてくるけれ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

他人事ではないなと思いながら観ていた。誰の心にだって暴力性はあるし正義感もある、よく見られたいと思うし譲れないこともある。たくさんある。だから僕は他人事ではないと思う。
だけど僕は、上手く生きていると
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陶王子 2万年の旅(2021年製作の映画)

3.0

久しぶりに、ガイアシンフォニーを観た感じだった。これまで培ってきた陶器の知識のおさらいって感じ。陶器の精霊、陶王子、のんの声はなんにでも馴染むな。
磁器のお人形触れてみたいな。今年は有田陶器市、行ける
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.0

これまでは『事実』と『真実』に大きな差はないと思っていた。でも近頃は、どうやら別物と考えるのが、良いらしい。SNSしかり、マスコミしかり。事実は案外思い込みで出来ている。真実は所詮他人には分からない。>>続きを読む

劇場版めんたいぴりり(2018年製作の映画)

3.5

この街の歴史の1ページ。昔話のようであり現代劇のようであり。英子ちゃんの引越し先は地上の楽園(北朝鮮)だったのかな。昔から、近くて遠い九州と半島、つなぐ玄界灘。
近頃、涙もろうなって、もうすかーん。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

この話は、認めることの重みと認められることの強みを再確認させる。
2021.09.25 土プレ にて

少年にとって煉獄さんの喪失感は如何ばかりか。迷わず正しく生きることの躾には、この上無しだろう。
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トータル・リコール 4Kデジタルリマスター(1990年製作の映画)

3.0

初めて通しで観た、と思う。別世界の仕掛けが独創的で面白くて、有名なシーンもたくさんあって、話も適度に複雑で、のめり込んで観た。一方で、無差別に殺すのって、なんか違う気がするな。90年代なら、いけいけ>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

5.0

叶わぬ想い、心の叫びが痛いほど聞こえる。
有りとか無しとか、正解とか不正解とか、理想とか現実とか、そんなはっきりしたことじゃなくて、その間にある無数の無作為の事実が鎖のように繋がっている、人生のかたち
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

3.0

誰が演じても面白いよ、これは。
ドラマでも前半を切り取っていたけれど、この話の肝は後半から雲外蒼天に至るまでにあると思うから、そこを観せてほしかった。
茶碗蒸しのお味のほうは、僕の想像の方が数倍熱々で
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鬼滅の刃 兄妹の絆(2019年製作の映画)

4.0

『柱合会議・蝶屋敷編』
誰しも皆それぞれのバックボーンがあって、ほんとうに面白い。
2021.09.23 鬼滅の刃 第五夜 にて

『那田蜘蛛山編』
鬼滅には煮えた心を冷ます効果があるらしい、また忌
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

5.0

ヴァイオレットは一途さと、分け隔てがないことの大切さと、多くは要らないこと、を気付かせてくれる。 そうありたい。
 20221125 金ロー にて


前作、ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠
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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

4.5

はじめて欅坂46のステージを間近て観た。ものすごいものを観た。他には悪いが、他とは格が違うと思った。
行けるところまで行こうとする彼女たちの姿勢が、とにかく素晴らしいし、美しいし、いじらしい。まったく
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

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コイツは人間なんて小さな物は喰わないだろうなって思ってしまって、不完全燃焼だった。
ビーチの全員食っちまえ、ジャンプしてヘリも食っちゃえ!って願った。残虐なシーンが一切無い優良サメ映画だった。

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.0

評判通りの良作。どんどん引き込まれるストーリーも、登場人物たちも、素敵。いつも想像より少しだけ好転するのが、観ていて嬉しい。こんな温泉旅館で心身ともにくつろぐ時間が、僕にも必要だな〜。

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.5

改めて見ると、なんだか歯切れが悪くて面白くない。
ひとつは、タイムトリップに慣れてくると、次に考えるのは金儲けという、ある意味リアルなんだろうけど、正直見たくなかった展開。
多分、当時高校生の僕も同
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

これはもう、完璧なんじゃないでしょうか。ただ、時空を移動するだけのなんてことないストーリーなのに、こんなに心が躍るかなってくらい純粋に一喜一憂して、毎回はまってしまう。この映画の未来は全部知ってるんだ>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.5

あー、おもしろかった。たまにはこんな映画も、サッパリして、いいね。

悪党はゴリラの餌よぉ! だって。

七人の侍(1954年製作の映画)

4.5

ひさしぶりに観たけど、若者の色恋は余計だったかなって思っちゃった。ボクも歳とったかなー?

1954年作、もう誰もいないのに、生き生きしていて、改めて、映像って素晴らしいなって、思ったりなんかして…。
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.5

いつまで小学生のままなのかな…?蘭姉ちゃん、切ないな…。いい子なだけに、切ないな。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

この頃映画は、戦争の描き方がソフトになってきたように思う。戦時中の日常生活を描く作品は、僕もどれも好きだ。子供目線の戦争は、どこかコミカルで、おとぎ話みたいだけど、きっと子供の心のキャパがそうなってい>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

3.0

すっごく猫っぽくて、胸のもふもふ感とか後頭部の毛並みとか、後ろ足のしなやかな運びとか、よく動く目とか耳とか、ニヤニヤして観てた。でも目的のジェミマが出てこなくて、そんなのありって思った。遠くて細かい表>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.5

とってもいいストーリーだった。原作を読んでみたい。

一方で、このしっくりこない感覚は何だ、いつかどこかで感じたこのもやもや感…。綺麗だけどブツ切れの映像、アップテンポだけど聞き取れないセリフ。
そう
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

2.0

好きな人は好きなんだろうけど、僕にはなにひとつ響かなかった。ただただ、がっかり。最初に観たミュージカル映画がこれだったら、きっとタモリみたいなことになっていたと思う、な。

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.5

オープニングで、針葉樹の森を超えて草原が広がった時にもうすでに観て良かったって思った。

そこもかしこもチャーミング、チャーミング。終始心がプルプル揺れているのを感じながら観ていた。
一方で世の中には
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.0

大富豪の家に跡取りを産むために第三夫人として嫁いできた少女の話。初めは純真無垢な少女だったけれど、嫁になって男を知り 妻になって女を知り 妊婦になって自分を知り 母になって家を知る、それは自然の摂理。>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.5

春から、どうしてこの映画が午前十時の映画祭にラインナップされているんだろうかと、ずっと不思議に思っていた…。

テルマがどん臭くって、何かするたびトラブル起こして、ついつい、オバさんが外に出るからこう
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.0

Less is more. 美しい。
原画展があったら絶対行く!買う!

苦難も恐怖もすべて好奇心で打ち消す若さの勝利!そんなすがすがしいストーリー。魅力的なのは冒険家のDNA。