わたしの未来は誰にもわからない、…わたしでさえも。
天才野球少女は、世間の注目も意に介せずただひたむきにプロ野球への道に専念する。
まわりは女性だの筋肉量だのいろいろと「言い訳」を押し付けてくるけれど、彼女には響かない。きっと疑いようのない光が彼女には見えている。それこそが才能。
老若男女問わず、夢追い人の永遠のジレンマがそこにはある。それでも人生直球勝負!
これから何度でも観たい、心の中心のずれを補正してくれる、そんな映画だ。
野球狂の詩(実写版)ではどうにもならなかった女投げ投球フォームのガッカリは一切ない。そこが本当に素晴らしい。ジェンダーレスそのものだった。